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竜とそばかすの姫を観ての感想レビュー

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竜とそばかすの姫,感想,レビュー

ようやく気になっていた竜とそばかすの姫がamazonPrimeVideoに登場したので視聴しましたので感想を書こうと思います。話のあらすじは割愛します。

※記事最下部にラジオ感覚で私が解説している動画もありますので、読むのが苦な方はそちらをご覧ください。

時をかける少女、サマーウォーズ、おおかみこどもの雨と雪、バケモノの子と立て続けにヒット作を世に放ってきた細田監督の新作という事で非常に気になっていました。前回の未来のミライは一気に狙いすぎて正直大コケ状態でしたが、今回の竜とそばかすの姫はまさに細田ワールド全開で前回の失敗分を得意分野で取り戻すぞ!という気持ちが表れていました。

お得意のサイバーワールドと現実世界の行き来という表現で、ビジュアル面から見えればまさに今の日本で一番技術力を見せつける作品でした。

更に今回はベルによる歌唱シーンが非常に多くあり、ミュージカルと捉える方もいるんじゃないでしょうか。実際物語の一つの見方として日本版美女と野獣というわかりやすい一面も持ち合わせており、シンプルなラブストーリーとミュージカル、まさにディズニーの様な見方も出来ます。

ただし私は映画終盤あたりまで腑に落ちない分がありモヤモヤした感じで映画を見ていました。視聴後多くのレビューを見て不評としている方は全員同じ部分を指摘して面白くないという烙印を押していました。

それはベルが竜を好きになる理由がない。好意を持つに至るプロセスが少なすぎて感情移入できない。と言うものでした。
私も実際その部分が気になってずっとモヤモヤしていました。しかし最後の最後のワンシーンでそのモヤモヤがようやく晴れます。

竜のオリジンである恵を見つけ出し父親の暴行から身を挺して守ったすず。恵から信頼を得るばかりでなく好きだと告白されます。それは誰が見てもLikeではなくLoveの告白でした。実際Uの中でもベルは竜に対して好意を抱いています。だからこそ竜を探し竜の為に献身的な行為に及んだのだと思います。

しかし竜とそばかすの姫のラストシーンで現実世界でずっと好きだったしのぶくんから告白とも呼べる発言をされてすずは顔を真っ赤にします。ここで私は色々な事が繋がりました。

つまりすずはインターネットの世界での彼氏を竜としています。当然その本人も気になるので実際の恵にも会いに行っています。助けるというのがどこか口実であって実際の気持ちはきつい言い方ですが、それを口実に恵に会いたいだけ、守るという理由付けで本当はネットで好きになった人に会いたいだけなのです。この恋心に嘘はありません。

しかし現実世界での恋もあるのです。日常の世界にも自分がいて、現実は現実で時系列がありやはりそこでも恋心はあるのです。

これ、いまいちピンとこない人は多分真面目な方で、オンラインゲームなどにはまった事がない人だと思います。
私は昔FF11とFF15というオンラインゲームで現実の生活がおかしくなるほど廃人になり、のめりこんでゲームをしていました。ご飯とバイト以外はFFの世界にいました。気づけば寝ている。起きたらバイト、帰ったらゲームをつけながらご飯と言う酷い生活でした。

その中で多くのカップルを見てきました。ゲーム内で結婚式もあげます。そして実際の恋愛にも発展しています。しかし数人の方と実際にあって話したら実は女性の方が実は彼がいる、旦那さんがいるという方が多くいました。

普通の生活の方々には一件異常に見えるようですが、私は分かる気がします。
バーチャルの世界でありながら、そこには生活があります。人間同士の交流があるのです。多くの人が現実世界ではなれない自分を演じています。現実はさえない営業マンがゲームの中ではイケメンの勇者であったりしてその振る舞いをするのです。更にゲームがうまければ尚更女性プレイヤーから人気の的になります。
その中で恋の落ちて本人が気になり逢う約束をして恋に落ちる。それは現実世界ですがバーチャルから派生した関係であって現実だけど現実ではない。姿は人間だけど二人が繋がっているのはバーチャルの関係なのです。

これらを踏まえると、ベルの動向も理解できるようになります。
すずは現実世界では自分に自信がない女の子です。そんな子がUの世界では美しい容姿をして人気者です。ベルになる事ですずは歌えなかった歌が歌えました。つまり現実でおくてのすず。しかししのぶんくんとの昔の約束を今も自慢げに友達に話すなど実際は恋をしたくして仕方がなのがわかります。

そしてその奥底の感情はバーチャルで爆発するのは理にかなっています。なんでもない関係であれどUで異性と関わった初めての人物。純粋な子がはまりやすいしょいわるな存在、母性本能をくすぐる謎多き異性、恋をしたいベルが一瞬で心を持っていかれるのは必然だったと思います。しのぶんくんへの叶わぬ愛をそこで燃えさそうとする気持ちもわかります。
しかし実際のしのぶんくんも大好きであるというオチもまた理解できます。ネットと現実を都合の良いように使い分ける怖さの一面です。

この竜とそばかすの姫は多くの要素を持った作品です。
上記したように、分かりやすいラブストーリー、ミュージカル作品、青春群像劇、普通に見ているとこれらのどれかに当てはまると思います。
しかし私が感じた感想は、今起きているネットと現実世界の問題点とメリットを描いた作品、です。

ネットは現実世界での苦悩から逃れる場所、現実世界での弱い自分のうっぷんをネットで誰かを攻撃する事によって発散させる場所、嘘の情報に流れやすい場所、でも現実には出ない本当の情報も捕まえれる場所、すぐ誰かとである場所、などなど、ネットには多くのチャンスとトラップが散りばめられています。それらのすべてを網羅し、竜とそばかすの姫ではメリット部分から入り、じつはこそっとラストでは人の身勝手さを主人公に当てはめて警鐘を鳴らしているように見えました。

作中にジャスティンと言うネット自警団のリーダーがでてきます。彼はネットの秩序を守るため悪い人をアンベイル、つまりは正体をさらすという行為をします。彼には多くの支持者がいて何と企業の提供も数多く付いています。しかしその行為は既に自己中心的になっており自分都合で善悪を決めているだけになていました。その判断も間違っていました。しかし彼には多くの支持者と提供があります。これも現実世界のさらし系youtuberや掲示板での正義ぶった住人に置き換えているのです。
つまりベルも正統派のように見えて最後はただ恵に会いたい一心で皆を振り回します。まさにこれは登録者がふえて自分を忘れてい変な方向へ動き出すyoutuberのようでした。
かなりひねくれたように思われるかもしれませんが、この様に解釈していくとベルが一瞬で竜に心を許してしまう過程を理解できるとおもいます。だからこそ純粋なラブストーリーとみると腑に落ちないのです。

なので私からすると竜とそばかすの姫はちょっとニヤッとしてしまう皮肉めいた作品に見えたのです。

記事最下部にラジオ感覚で私が解説している動画もありますのでそちらも合わせて聞いてみてください。

これら記事は下記のお爺さんの公式Youtubeチャンネルで全て実際にプレイしている動画を挙げてますので、合わせて参考にして下さい。
まだチャンネル登録お済でない方は登録していただけますと嬉しいですし、高評価頂けますと次作品への元気になります。
ゲーム老人チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC12oO7Nhb7-guQ8NNbm2_GQ



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