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映画 ストリートファイター 暗殺拳 感想レビュー口コミ

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本日もポチポチとAmazonプライムビデオを物色していたところ、大変「お笑い」であろう映画を見つけて見世物気分で映画を見ましたのでレビューします。

その映画は「ストリートファイター 暗殺拳」

もう、この時点でお笑いコントとしてみるべき映画だろうとのんびり見初めました。始まって5分、これは期待を裏切らないだろうと見始めるのですが、「あれ・・?」と暗雲が立ち込めます。

 

何かというと、笑うどころか「面白い・・・やん・・」です。
どんどん物語りに引き込まれ、気づけば全部見終わっていました。

物語はリュウとケンの師匠である剛拳の話がメインでそこから派生する豪鬼なども登場し非常に濃厚なものとなっている。
ストリートファイターの作品で言えばゼロあたりでしょうか。映画ポスターもそのあたりをイメージしていますからそのくらいだと思います。

 

リュウやケンの絆の物語であり、豪鬼誕生の秘話が明かされます。ゲーム内ではガチムチおじいさんとして登場する剛拳もまだ若かりし頃のスレンダーな姿で登場し、リュウの装備品の逸話もわかり、かなり鳥肌が立ちます。

鑑賞後、調べると何と元はYoutubeで細々作っていたスト2(ストリートファイターという表記は長いので以後スト2と省略します)オタクの方が今までのスト2映画はけしからんと一念発起し製作した映画だそう。

 

「どうりで!」

この映画は確かにスト2を知らないと全くの茶番。しかし少年期にストリートファイター2からずっと歴代作品をやってきた人間からすれば、必ずこの映画に引き込まれるでしょう。

本当に予算的に言えば学園祭か!というレベルでしょうが、この映画には「愛」が込められています。
昨今日本では漫画の実写化が頻繁に見られますが、どれもこれも製作者が原本に興味が無い人ばかりで90%以上が駄作に終わります。

それに引き換え、この映画には学園祭レベルの予算でも見るものを引き込む愛が散りばめられています。

 

例えば格闘シーンでは全ての動きがゲームでのキャラクターが使う技を忠実に再現してあります。普通ならば必殺技だけ似せるのでしょうが、小さなパンチ一つとってもゲームのキャラクターと同じ出し方をします。これには驚きました。

物語自体も丁寧に作られており、スト2の主人公達の過去が描かれており興味を引きます。しかもそこに殺意リュウもちらつかせるサービスっつぷりでニヤケました。

低予算ゆえ当然ながら無名なキャスト数人で出来上がっていますが、そのメンバーが本当に厳選されていて、まさに実写化するならこの人たち以外は無かったという人選であっぱれでした。

 

はっきり言ってスト2オタクしか見ることを許さない映画ですが、スト2オタクに対しては確実に心を掴む映画ですので、是非興味を持った方は一度ご鑑賞ください。

早く次回作作ってくださーい!



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