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SCHAFT「ULTRA」が本当にウルトラ級の出来栄えでしたので感想レビュー

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昨夜購入したSCHAFTの「ULTRA」ですが、あの後、ノンストップで朝方まで5回連続で聞きまくりました。
時間を忘れる、捨て曲無しのベストアルバム!

前回の「SWITCH BLADE」はメインボーカルにレイモンドワッツを起用し、どこか洋盤なイメージがありましたが今回は日本人ボーカルを起用し、ジャパニーズインダストリアルを強調したいでたちになっております。

 

ほとんどがアッパーな感じで、ラウド系からミクスチャー系と、多種多様な角度からアタックがあってのりのりだけども、ちゃんと曲分けされています。
聞き込むことも出来ますし、しかし不思議なのは仕事作業などの時には、邪魔にならないバックグラウンドに変わるというとても不思議な現象がこのアルバムには起こります。

前回のアルバムと今回のアルバムは、まさに陰と陽。(だからジャケデザインは太陽?w)
二つを交互に聞くことで、SCHAFTというバンドが成立し本当の彼らの姿が見えてくるのではないでしょうか?
iPhoneであれば、プレイリストで、アルバムの楽曲を交互に並び替えてまとめて聞いてみると良いかもしれません。

 

当時は一発触発の危険な組み合わせで(BUCK-TICKの今井寿  SOFT BALLETの藤井麻輝、やばすぎますよね・・・)色々噂もたち、実際アルバム一枚だけで解消されたSCHAFTの楽曲が、新作で聴けるなんて、本当に嬉しさの極みです。

いやはやしかし、2016年一発目購入のCDが、今年のベストになってしまうのではないかと言うレベルの出来栄え。
「あれに比べたら・・・」何てならないようにもっと素晴らしいアーティスト・楽曲に出会いたいものです。

 

PS
夜中の3時にヨドバシに買いに行き、なんと早朝にヨドバシドットコムを見てびっくり!
全ての店舗で売り切れでした・・・。
これは運命としか、言い様が無いですよまったく。
でも、初回版のDVD一回も見ていないという・・・。

 

追記:

結構巷では、「これはSCHAFTじゃねえ!」なんて声も聞こえてきますね~。
そしてその代名詞に出る理由が、「レイモンドワッツでないと・・・」というお声ですが、個人的には感じるのは、レイモンドワッツはボーカル。
今回はボーカルはボーカルでなく、ボーカル=楽器の一つ、という捕らえ方が正解と感じます。

 

実際聞いていても、ラストの楽曲以外は、演奏を邪魔しないどころか演奏に溶け込む、プログラムの1つような歌詞のループも多いですしそういった意味では、SWITCH BLADEと比べるのではなく、使い分ける。というのが正しい捉え方と感じますね!
でも実際、今井さんはLucyを本当はデジタルロックバンドにしたかったそうでそのあたりの溜まりに溜まったその願望が、この新生SCHAFTに込められたんでしょうね。

この二人がまだ若くて出したアルバムならこれでちょっと物足りないですが散々Jポップから始まり、ハードロックに打ち込みと行くとこまで行った二人が一週回ってはじき出したこの洗練された世界は、ポッと出たポップではなくあまりに重厚な味わい深い世界観と感じます。



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