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IgA腎症闘病記

【IgA腎症末期患者の闘病記:16】IgA腎症治療の為の扁桃腺摘出手術を行う【2日目(第4部)】血と痰の地獄の1クール

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地獄のような手術後を乗り越えようやく少し気分が落ち着き、個室の窓からボケーっと空を見ておりましたら、「あれ?」っと、窒息感というほどではありませんが喉の封鎖感に襲われます。

口の中に傷があるので唾が通常の何倍も濃いくあんかけの様な濃度で口の中にまとわり付きます。(唾は傷を癒す効果があるので、体は口腔内に傷があるとそれを治そうと唾を濃くする仕様なのです)更に濃い血とタンが絡み、口から出さないと苦しいという状況になります。

 

まずは用意しておいたバケツに唾を出します。

口に関係するものが全て痛く、普段のように口をとがらせて勢い良く出せませんので、口を開けて顔を下に向けて口の筋肉は何一つ使わずに重力任せで落とす感じです。しかし濃度が濃いために唾が全く切れませんのでティッシュで落ち切らない唾をふき取ります。

しかし肝心のタンと血が出てきません。
なぜかというと、濃度が猛烈に高い上に舌の奥側(付け根付近)あたりに沈着する為に喉に力を入れて搾り出さないといけません。

めちゃくちゃ痛いです。しかしこれをしないと血とタンが出ません。

つまりは今襲っている呼吸が苦しいという感覚から抜け出せません。

仕方がないので「痛い痛い」と思いながら搾り出します。
自分の手で持っているバケツに血にまみれた風邪の最後に出るよう濃いタンがこれでようやく出ます。

 

そして次が大変です。
一度外側に搾り出した喉の筋肉を少し喉に残った唾と一旦後ろに戻さないといけません。
これがまた痛い・・。

これで1クールです。
あまりの痛みにベッドの上で血とたんが入ったバケツを持ったままうつむきます。
これが初日は10分おきに来ます。

そう、地獄です。

 

「お前大げさだなー」そんな声も聞こえてきそうですが、先述したように私はそこそこスポ根の世界で育ってきました。格闘技に野球と、痛みは成長というバカな考えで今日まで来た人間で、そうそうの痛みなんて屁の河童という私が言うのですから、大げさではありません。

やがて手術後と言うこともあり疲れているし眠たくもなりますが、少し目を閉じても窒息感に襲われて咳き込んで起きます。そしてまた1クールです。

そう、地獄です(あえての2回目)

 

私はまだ救われていました。嫁さんがその日は付き添いで次の日まで一緒に個室にいてくれたので、タンや血を捨ててくれたり口をゆすぐ用の水をコップに入れてくれたりしました。当然ですがまだ点滴中です。一人であればこの鬱の作業の中に更に点滴を自分で押して水を入れに行ったりバケツの汚物を自分で捨てなければいけません。
この作業以外でも常に唾は大量に出るので吐き出さずとも飲まないといけませんが、これも同じ痛みが伴い、つまりずっと激痛に悩まされる初日となります。

本当に鬱になります。だから必ず初日だけと言わず当面は一緒に過ごしてくれる人と入院しましょう。そうでないと精神面的にもかなりきついです。
【IgA腎症末期患者の闘病記:17】IgA腎症治療の為の扁桃腺摘出手術を行う【3日目(第1部)】一歩進む



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