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半分、青い。の楡野 鈴愛というNHK朝ドラ史上かつてないわがまま娘

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皆さんはNHK連続テレビ小説「半分、青い。」見ていますか?
我が家では朝の録画を夕飯時に見るのが日課となっております。

漫画家を目指し田舎から上京したじゃじゃ馬娘の半生を描く壮大なドラマで今現在は折り返し地点といったところでしょうか。
30歳という女性として大きな節目を迎えるこの時期に、とうとう夢も破れてしまいました。
今後はどういった人生を歩んでいくのか楽しみなところです。

 

さて、少し厳しいタイトルを付けましたが、うん。。。。
昨日の放送分はさすがにちょっと「え・・・」と感じた方も多いのではないでしょうか。

漫画家を目指し黙々と努力をしてきたすずめちゃんですが、10年やってきても努力では埋めれないセンスという壁にぶつかりとうとう漫画家をあきらめることに。
少女漫画の大巨匠秋風先生はさんざんすずめちゃんをかばい続け彼女を成功させようと尽力してきましたが、そんな師匠の先生への最後の言葉があまりに強烈でした。
簡単に書くとこんな感じ。

「もう漫画を描くのはつらい。漫画は才能のある人がやればいい。私はそれがない。
だから才能のある人のそばにいると自分が卑屈に感じる。それは嫌だ。私だって輝きたい。だからもう漫画はやめる」

です。
さんざん自分の失敗を穴埋めしてもらう、コネを徹底的に使うで秋風先生に助けられて最後この言葉を師匠に投げつけました。

 

さらに凄いのが、既に自分で限界を感じ辞職する決心をしているのに、あえて秋風先生に「漫画はやめたほうが良い」と言わせて、それに「はい、わかりました」と、自分で夢を捨てるのではなく、「言われたから辞める」という方法を使っているのも凄いところです。
番組終盤秋風先生は壁紙の少女のイラストにサインペンで涙を描き自分の心模様を描くなか、スズメちゃんはという友達を「すっきりしたー!」って天を見上げ、好きな音楽で笑顔で踊りまくります。

とっても簡単にいうと、自己中心でわがままで恩知らずな馬鹿野郎。です。
です。。。。が。。。。

 

はたして、これはスズメちゃんだけでしょうか・・・・。
自分の胸に手を当ててみたら、「。。。。。」なーーんか自分の人生もこんなこと繰り返してないかな。。。。。
テレビの向こうの主人公を見ているから、自分は正義心でスズメちゃんを悪という感じで見るけど、はたして自分の人生、このすずめちゃんを制裁できるほど正しく生きてきたかな?
そんな思いもあります。

半分、青い。
とっても深いドラマです。朝ドラの域を超えています。
半分どころか90%以上ブルーです。

でも、それが人生なんですよね。ほとんど嫌なことばっか。。。。
でも、残りの10%に少し幸せがあったりして皆ギリギリ生き延びている。
それをリアルに描いているのがこのドラマです。

 

確かにイライラするドラマです。でも、とっても良くできています。
皆がイライラしてしまうほど主人公の永野芽郁さんの演技は迫真で、周りを固める名優も曲者ぞろいで映画並みの迫力があります。

さて、ここまで来たら脚本家の方がこの物語をどう占めるかが気になります。
またこれからも楽しみにしましょう。



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