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ODV GBS-Cの実機感想レビュー アーケードの15khz映像を31khzに変換しPCモニターに出力するアップスキャンコンバーター

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私のYoutubeチャンネルでは今まで多くのアーケード基盤のテストをやってきましたが、前回のテストで初めて大きな問題にぶち当たりました。それは映像の出力問題です。
テストしたのはSuperワールドスタジアム2001というナムコのシステム12の基盤のゲームで、普通のJammaで行けるとした調べで分かっていたので余裕をもってテストをしたら映像が一瞬出るのですが

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その後ブラックアウト。

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システム12にはD-Sub15pin出力があるのでそれで試したところ画面がおかしい状態では出力できましたが、

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Eizoの液晶の右上に赤い文字が出ている状態でその後何も変わらずこのままでした。

Youtubeでこの様子をアップロードし有志の方からの情報を求めたところ、多くの方からコメントをいただき(本当にいつも皆さんありがとうございます!)、ようやく事の顛末がわかりました。

まず、アーケードの基盤からの出力は昨今の新しい基板ではない限り基本15khzで出力されている。私が使用しているEizoのモニターは31khzからしか受け付けていない。しかしMVS基板のゲームは15khz出力なのに映像がきっちりと出ている。調べると私が使っているアップスキャンコンバーターであるGBS-8220は15khzを31khzに変換するものなんです。私はGBS-8220をアップスキャンコンバートしてではなくただただJammaから出ている映像出力をD-Subに変換するものが欲しかっただけでアップスキャンとしては意図していなかったのですが、実はそのような変換が行われており偶然映像が出力されていたんです。

ではGBS-8220を使用して何故Superワールドスタジアム2001は映像が出力されないのか?調べると驚きで、なんとGBS-8220は安物で15khz→31khzに変換できるのはMVSだけという驚きの商品だったのです。基本アップスキャンコンバーターって高いのにGBS-8220だけ3000円近い格安なのはそれが原因だったのです。

ですので、MVS以外であるSuperワールドスタジアム2001をGBS-8220に通して出力しても変換されずに15khzそのままで出力されていたという事なんです。Eizoの画面左上に出ていた15hzという赤い文字は、入力されている周波数でEizoでは対応していませんよというアラーム表示だったという事なんです。

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じゃあ15khzの出力を写すにはどうするかですが
①アストロシティなどの正式なアーケード用モニター並びに筐体を買う(100000円位するのでさすが高い+まだアーケードモニターの出力を理解しきれていない)
②数少ない15khz対応のP`Cモニターを買う(29インチサイズがない無い)
③15khzを31khzに変換するので有名な電波新聞社 ビデオスキャンコンバーター・ユニット XPC-4 N DP3913546を買う(55000円でさすがに高すぎる)

という感じで正直積んだ感じだったのですが、皆さんからの情報を元に、そして自分で調べた情報を元に考えます。
GBS-8220が15khzをちゃんと31khzに出せないのであれば正常に変換出力できるものがあればいい。XPC-4は高すぎる、でも他に商品あるんじゃないの?と調べたら意外とあったんです。その中で気になったがODV GBS-Cです。

この商品はまさに上記で私が想像した商品で15khzを31khzに変換して出力するマシンなんです。基本はレトロゲーム(ファミコンとかスーパーファミコン)とかを返還して出力させるようですが使用意図としては変わらないのでこれに賭けることにしました!しかもお値段が9980円と言う事でかなり安く、これが正常に起動すれば多くの方が困っている大きな問題を手軽に解決できると言う事で人柱になってみましたので参考にしてください。

届いたODV GBS-Cがこちら

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このイラストどっかで見たなーと思ったら、ドリームキャストの吸出しの時にお世話になった会社さんですね。

では開封します。

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マニュアルをどけるとこんな感じ。

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大きなケーブルはアーケードなどの出力でたまに使用されるRGB21をODV GBS-Cの入力の一つであるSCARTに変換するケーブルです。

ODV GBS-Cは電力が必要なので12Vの電源アダプターも付属されています。

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そしてODV GBS-C本体はかなり丁寧にプチプチ+静電気防止シートの二重梱包されておりメーカーの几帳面さが伺えます。

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ではODV GBS-Cのお披露目です!

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ちょっと思った以上にポッピーな感じですね。まあかなりディープな商品なのでこれはこれでいいんじゃないでしょうか。

ちなみにこの後色々レビューしていきますがすべての事はわかっていませんし、あくまで自分が使った中での感想ですのでそこはご了承ください。

ODV GBS-Cの全体を見ていきましょう。
<上面>

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DCと書かれたシルバーのボタンが電源ボタンです。私は購入時に押された状態でした。このボタンは押すとへこんだ状態になるボタンでもう一度押すと浮き上がってOFFになりますので、押された状態の方は一度ボタンを押してOFFにしてからACアダプターを接続してくださいね。

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RGBの部分は左右にねじれるつまみになっており、その名の通りRGBの調整ができる。私は初めすべてが左にフルに回された状態で画面が非常に明るく白飛び状態でしたのでそんな方は全てのつまみを右に半分ずつ回して正常な明るさにして使用してください。
VRは左右の回転ができるつまみにもなっていますし、ボタンとしても使用できます。これは後述します。

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黒い部分は液晶になっておりいろいろな設定ができるようになっています。こちらも後述します。

<前面>

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左からD-Sub 15pinポートとSCARTポートがあります。一番右は入力ポートの設定のスイッチです。

上面に記載されている入力信号の場所にスイッチを設定してください。

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私は一番左のVGA(D-Sub)入力なのでスイッチは一番左に設定します。

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<左面>

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残念ながら私はこれは一切わかりませんが、ここは入力信号の方でどうやら Y Pb Prでコンポートネント端子と呼ばれるもので映像信号のようです。コンポーネント信号は音声を含まないのでLRが音声入力端子部分になっているようです。

<右面>

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ACアダプターポートとMicroSDポートがあります。MicroSDポートは多分ACアダプターの代用が出来るのかもしれません。

<背面>

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左からHDMIポート、3.5mmヘッドホンジャック、D-Sub 15ピンポートがあり、全て出力側となります。

<裏面>

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丁寧に排熱スリッドがかなりあけられています。こういったニッチな商品でありながらちゃんと放熱の事を考えているあたりはかなり好感が持てます。

実際にODV GBS-Cを起動させてみましょう。ACアダプターを挿し、電源ボタンを押すと液晶画面にこのようなOPが映り

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メインメニューが表示されます。

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ここではVRのつまみを回すとカーソルが移動し、決定はVRボタンを押すという流れで操作します。戻るボタンはないので各種のBACKの項目でVRを押して戻ってください。

Resolusionsはその名の通り出力する映像の解像度を変更することができます。

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Presetsは色々な設定を最大7個まで保存し、使用することができます。わざわざ毎回設定しなくていいので便利ですね。

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Miscはリセット系の項目です。

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Current Settingsは現状の接続状態を表示してくれます。ただしこの設定のまま接続テストをすると画面が表示されないので、まずは他の設定画面でゲーム画面を表示させてからCurrent Settingsで状態を確認してください。

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ちなみに説明書は全部英語でした。しかし写真と簡単な英語もあるので軽く目を通しておくといいかもしれません。

と、前置きは長かったですが、早速Superワールドスタジアム2001の15khzの映像が出力されるかテストします。
Superワールドスタジアム2001の基板にあるD-SubとODV GBS-CのD-Sub入力ポートを接続し音声はSuperワールドスタジアム2001の基板にあるRCAポートからスピーカーに出力。

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次にODV GBS-Cの出力側D-SubとモニターのD-Subを繋げます。

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各種設定はそのままで何もいじりません。ODV GBS-Cの電源は先に入れておきま、そしてSuperワールドスタジアム2001の電源をON.

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きたーーーーーーーーーーーーーー333333333333333333333333333333

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遂に来ました!!!!!何と15khzの出力しかないSuperワールドスタジアム2001の映像をODV GBS-Cが30khzに変換してくれて無事に30khz以上しか受け付けないEizoのモニターに映すことに成功しました!これは凄いです!!!

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前述したように初めはRGBが全てMAXになっていたのでつまみをそれぞれ半分ずつまで戻して色を正常に戻します。

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いやはや、このODV GBS-Cアップスキャンコンバーターは日本語での記事もyoutubeでの動画も無いので、多分多くの方が既に情報の出ている高額なXPC-4を購入してPCモニターやテレビにアーケードゲームの映像を出力していたと思いますが、今後はこのODV GBS-Cで映像を出力することでしょう。だってXPC-4だったら55000円するのにODV GBS-Cだったらたった9980円ですからね。本当にこれは大博打に勝ってみせましたし、今後のアーケード遊びへの大きな懸け橋になったのではないでしょうか!!
※このショップは在庫が少なくなると価格を10万円とかに変更するのですがまた在庫が復活すると元の価格に戻しますのでその時はゆっくりと期間を開けてまた見に行ってください。

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これら記事は下記のお爺さんの公式Youtubeチャンネルで全て実際にプレイしている動画を挙げてますので、合わせて参考にして下さい。
まだチャンネル登録お済でない方は登録していただけますと嬉しいですし、高評価頂けますと次作品への元気になります。
ゲーム老人チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC12oO7Nhb7-guQ8NNbm2_GQ

※ちなみに液晶画面を使って操作していた解像度の変更などは何とスマートフォンと連携させると簡単にスマホからも変更可能になりますが私は使用しませんのでご紹介はしませんが海外サイトなどでは使用方法を記載していたり動画がるのでそれらを参考にしてくださいね。



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