前回RG353Mを紹介したばかりですが早くも中華ゲーム機の老舗アンバーニックから新商品が登場しましたのでご紹介します。その名もRG505。ついに5へと移行しました。今回はアンバーニック初となるアンドロイド専用機となります。今回も製造販売元のアンバーニック社からの提供でお送りいたします。
届いた商品がこちら。今までと違い非常にポップなデザインとなっています。クリスマスが近いからでしょうかね。
開封します。
本体がうっすらと見えていますがはやる気持ちをさえて底蓋チェックです。
RG505に入っていた付属品がこちらです。
充電用USB-C to USB-Aケーブル
ウェットペーパー
保護フィルム
マニュアル
充電用ケーブルは箱の隅に小箱があり、そこに封入されています。
今回も分厚い保護シールが入っています。今回は当たりで正常に貼れました。結構外れ率も高いのでその時は別途用意しましょう。
マニュアルはいつもよりも簡素です。その理由はOSがアンドロイドだからです。ただしボタン関係はチェックしておきましょう。裏表で中英になっています。
ではアンバーニックの新商品RG505の御開帳です。
ぬほーーーーー!!!かっちょいいー!!!
実ははじめ無難なグレーを希望したのですが在庫が無いということで仕方なしでグリーンを選んだのですが、これ、なかなか良いですよ!
その大きな原因はこのサイドのホワイトラインです。これがあることでいつもの中華ゲーム機のカラーバリエーションでよくある安っぽさがなくなっています。久しぶりにアンバーニックのカラーでいい感じのデザインにしたなって感じがあります。
液晶周りをあえて黒にしなかったのもグッドポイントですね。これは液晶の絵がはっきりとしなくなるという声もあるかもしれませんが、今回のRG505は有機ELディスプレイなのでその心配もありません。十分にくっきりと見えます。
正面以外の全体を見ていきましょう
<上面>
LR12ボタンと3.5mmヘッドホンジャック、USB-Cポートがあります。
<右面>
上側が戻るボタン、下がホームボタンですが、からくりがあって、ホームに戻る前にアンバーニック社特有のランチャーが立ち上がるようになっています。これは後述します。
<左面>
音量ボタンがあります。へこみの中にあるので誤押しを防ぐようになっていますができればもう少し縦長にボタンを作るほうが押しやすかったと思います。
<下面>
スピーカー穴にMicroSDカードスロット、電源ボタンがあります。電源ボタンが下は珍しいですが右側に戻るボタンとホームボタンがあるので間違って押さないように下にしていると思います。この辺りはかなり気が使われていますね。
<裏面>
いつものすべり止めラバーがあります。個人的にはいつもこれには反対派の私ですがこのデザインで言えばこの白もまた差し色になっていて相性がいいですね。ファンはないので空調穴はありません。
ボタン関係も見ていきます。
<ABXYメインの4つボタン>
ここ最近どんどん緩くなっているアンバーニック社製のボタンの中でしっかりとした押し心地を持っているボタンです。プリっとする感覚があり押したとの戻りも非常に早く連射をしても反映されないことはありません。測ってはいませんがボタンの面積が少し大きいような気がします。ストロークもちょうどいい塩梅です。
<十字キー D-PAD>
こちらも最近のほかの機種よりも固めではあるもののやはり十字キーとしては柔らかく格闘技の技などは出しにくかったです。ただここ最近のアンバーニックの2機種ほどの絶望的なものよりかはまだ格闘ゲームで技を出すことができましたのでそこはご安心ください。個人的にはここまで柔らかい場合はもう少しストロークを高く保つ必要があると思います。
<アナログスティック>
前回のRG353Mから適用された新しいアナログスティックが今回も採用されています。はねっ返りや抵抗も申し分なく使いやすいです。実際格闘ゲームで使用しましたが超必殺技もガンガン出せる最高レベルのアナログスティックになっています。
<LR12ボタン>
LR1はどの方向から押しても反応する非常に出来がいいものです。
しかしLR2はでっぱりを持たせて押しやすくはしているもののRG505が大きいのでどうしても指がLR1に接触してしまい今のでっぱりほどではあまり意味を成していません。デザイン性は失われるかもですが誤押しを防ぐにはもう少しでっぱりを出さないといけません。
<サウンドテスト>
高音域と重低音に弱いですが中低音あたりはしっかりとなってくれるので軽くスカスカという音ではないです。個人的には良い音の部類に入ると感じました。
RG505のスペックを見ていきます。
OS:Android 12
CPU:Unisoc Tiger T618 2GHz 8コア Cortex-A75(2GHz)x 2 Cortex-A55(1.8GHz)x 6
GPU:Mali-G52 (850Mhz)
Memory:4GB LPDDR4X
Storage:128GB eMMC 5.1 HS400+MicroSD MAX 512GB
Display:4.95inch 有機EL(OLED) タッチスクリーン 960×544
Battery:5000mAh
Another:6軸ジャイロセンサー 振動機能
身体検査もやっていきます。
縦:8.6cm
横:18.7cm
厚:1.8cm
重:295g
それではついにアンバーニックRG505の電源を入れていきましょう。
まずは面白いロゴが出て
ドンキーコングスタイルのロゴが出て
初期設定があって
起動しました。アンドロイド12は動画を背景にできるようですごい動いている壁紙で圧倒されます。そして有機ELの美しさを猛烈に感じます。ちなみに動く壁紙は魅力的ですがそれだけで本体の性能を少し持っていかれるのでベストな状態で遊びたい方は静止画の壁紙に変えましょう。
私の提供用のRG505は初めはGoogleプレイストアが入っていませんが本体のバージョンアプデ導入することができます。担当者に聞いたところ販売分は基本的にはすべてグーグルプレイストアが入った状態だと聞いていますが、もしも入っていなかった方は以下の方法でバージョンアップしてください。
インターネットに接続しましょう。Wi-Fiでもいいですし、私のように有線LANでもオンラインにできます。無下にオンライン状態になってほしくない人は私の方法がおすすめ。接続確認できたものがこちらです。
●USBをLANに変換するケーブル●
BUFFALO 有線LANアダプター LUA3-U2-ATX 10/100M USB2.0 【Nintendo Switch動作確認済み機器】
BUFFALO 有線LANアダプター LUA3-U2-ATX 10/100M USB2.0 【Nintendo Switch動作確認済み機器】
●USBをUSB-Cに変換するコネクタ●
Rampow USB Type C to USB 3.0 変換アダプタ
Rampow USB Type C to USB 3.0 変換アダプタ【2個セット】
※事前にRG505を100%に充電しておいてください。(本来は30%以上で行けますができれば100%にしておいてください)
USB-Cポートに接続すると自動でインターネットに接続されますので、その状態で事前にプリインストールされている「FOTA Update」というアプリを起動します。
※人によっては↑のようにオンライン状態にした瞬間にアップデートがあるとポップアップが出てくるのでそのままOKでもいいです。
起動するとこのようにアップデートが必要か確認する画面が出るので真ん中の矢印をタップ。
アップデートが確認されるとこのような画面になるので真ん中の矢印をタップしましょう。
するとこのようにパーセンテージで今の状態がわかりますのでのんびりと待ちましょう。99%になってからかなりかかるので焦らないでください。
無事終了するとこのような画面が出ますので、OKをタップしてください。
再起動がかかります
起動後にもう一度ポップアップでアップデートに成功しましたよとでますのでOKを押してください。
ホーム画面にgoogleプレイストがあるので利用しましょう。
現状日本語がRG505では非対応ですのでアプリが要所要所で英語になっています。日本語は今後対応予定だそうです。ただし各種エミュには日本語データがあり設定すればすべて日本語にできるのでご安心ください。
RG505の性能を見るために3D Markでテストしましょう。
SLING SHOT
Overall score:2149
Graphics score:2013
Graphics test 1(FPS):12.60
Graphics test 2(FPS):6.70
Physics score:2813
Physics test part 1(FPS):51.20
Physics test part 2(FPS):29.20
Physics test part 3(FPS):15.70
Wild Life:
Overall score:739
Average frame rate(FPS):4.40
では多くの方が気になるゲームテストしていきます。
ファミコン
問題なくサクサク起動します。
ファミコン ディスクシステム
問題なくサクサク起動します。
ゲームボーイ
問題なくサクサク起動します。
ゲームボーイアドバンス
問題なくサクサク起動します。
スーパーファミコン
問題なくサクサク起動します。
PCエンジン
問題なくサクサク起動します。
PCエンジン スーパーCDrom²
問題なくサクサク起動します。
メガドライブ
問題なくサクサク起動します。
メガドライブ メガCD
問題なくサクサク起動します。
メガドライブ スーパー32X
問題なくサクサク起動します。
ゲームギア
問題なくサクサク起動します。
セガマスターシステム
問題なくサクサク起動します。
MSX
問題なくサクサク起動します。
ワンダースワン
問題なくサクサク起動します。
ニンテンドーDS
問題なくサクサク起動します。タッチパネルも聞きますので快適です。
ニンテンドー64
なぜかMepen64Plusの専用アプリにレトロアーチでテストしました。CPUとの相性問題かバージョンでの不具合だと思われます。
プレイステーション
プレステの最新エミュレーターであるDuckStationでResolution x4でTobal2が快適に動き、平均的なゲームのアインハンダーでx6でぎりぎりいい感じに遊べました。
ドリームキャスト
問題なくサクサク起動します。
3DO
問題なくサクサク起動します。ただしゲームより相性問題があります。
アーケード
問題なくサクサク起動します。
Atomiswave
問題なくサクサク起動します。メタルスラッグ6の戦車列車もかなり快適に動きます。
SEGA NAOMI
対応ゲームであればサクサク動きます。
PSP
レンダリング解像度x5 スプライン/ベジェ曲線:高 アップスケールレベルx3 異方性フィルタリングx16という超ハイ設定でリッジレーサーがかなり快適に遊べました。
しかし重いことで有名なワイプアウトはレンダリング解像度x4 スプライン/ベジェ曲線:高 アップスケールレベルx3 異方性フィルタリングx16の設定で快適に遊べます。
セガサターン
YabaSanshiro2Proアプリのバージョンアップがいい感じで相性さえ合えば軽快にゲームが遊べます。
ダイナマイト刑事もBGMが鳴るようになっていました。
Wii
遊べるレベルではありません
ゲームキューブ
遊べるレベルではありません
プレイステーション2
非常に軽い一部のゲームであれば遊べますが3D系は無理と思ってください。
上記したホームボタンですが実はこれ、普通のアンドロイドのホームボタンではなくて、一度押すとアンバーニック社の作ったランチャー、もう一度押すとアンドロイドのホームという流れになっています。
ランチャーを使うと第四世代のようなLinuxライクなプレイ環境を整えれるのでアンドロイドが苦手という人にはもってこいかもしれません。
ランチャーはランチャー自体がエミュレーターではなく、エミュレーターを立ち上げる手伝いをするもの(Launch(立ち上げる))です。
立ち上げるとこんな感じ。
例えばゲームボーイを遊びたいのであればゲームボーイのアイコンで決定ボタン。
この画面でセレクトを押してください。
設定画面が開きます。
Appのところは使用したいレトロアーチのコアを選んでください。
下の設定はよくわかりませんがDefaultのほうがうまくいきます。
次は一番上に戻ってGame Settingsを選んでください。ここではゲームデータがどこにあるかを設定します。
初めにあらぬところにリンクされているのでそれを消すためにこのーのところタップしてリンクを消します。
その後パスを追加するので+をタップ。
自分がゲームデータを置いたフォルダを設定しましょう。
フォルダが見つかたら四角のマスをタップしてチェックを入れて
SELECTをタップしてください
正しいパスが設定されているのをチェックして、Start seaching for gamesをタップ
もう一度一番上のEmulator settingsのところへ戻り
Saveで決定ボタンを5回くらい押しておいてください。効きが悪い時があるので。そしてBを押すとメイン画面に戻ります
すると格納してあるゲームが表示されるともおもいます。
次はアンドロイドのホーム画面に戻り、GoogleプレイストアからレトロアーチPlusをダウンロードしてください。
先ほど設定したコアをダウンロードして他各所設定を終わらせてください。
これで先ほどのランチャーでゲームを起動させればゲームを起動できます。
ただしまだまだバグが多く、レトロアーチの設定を反映できない、アンドロイドホームに戻ると3つボタンが出てこないなどバグが多くありますがちゃんと機能するようになればアンドロイドに不慣れなユーザーの心も掴めるかもしれません。今後のバージョンアップに期待ですね。
と、ここまで紹介してきましたAnbernicのRG505ですがいかがだったでしょうか。
ここ最近多く発売されている私の言うところの4.5世代に非常に似ているのですがLinuxモードよりも単品の専用アプリが多くある分性能をいかんなく発揮できる状態にあります。特にPSPやセガサターンに至っては確実に4.5世代よりもはるか上の性能を見せてくれます。
昨今のハイブリッドマシンであても正直LinuxとAndoroidモードを行ったり来たりする人はいないともいますので、その点からいえばDSエミュがすぐに使えてタッチもつかるのでそれも大きな違いとなるでしょう。
個人的に見つけた欠陥はUSB-Cの接続時の不安定さです。画像出力テストや有線LANとして接続していた時におかしなクラッシュを何度かしました。LANをつないでいなければ2時間以上ゲームをしていてもそんなことは一回も起きなかったので多分接続内部の何かのプログラム的なエラーかなと思っています。
これらを踏襲しても個人的には非常に「買い」な商品と私は言います。
お値段が送料込みで約23,600円ほどです。昨今の4/5世代と比べても大差がない価格で性能はそれらよりも高い結果を出してくれます。さらに有機EL搭載と来ればお釣りがくるレベルのお買い得製品でしょう。
ただしOSがアンドロイドという点はユーザーによっては気になるでしょう。特に日本はiPhoneユーザーが非常に多い国ですので不慣れな方も多いのでその部分離れしかないですね。そのためにアンバーニックはRG505に独自ランチャーを作ったんだと思います。
この辺りを踏まえほしい方は購入してみてはいかがでしょうか。
アンバーニック社の新商品中華ゲーム機RG505はアンバーニック社の公式ページで販売中です。
RG505のリンクはコチラ RG505販売ページ
¥21,999(※送料が別途かかります)
これら記事は下記のお爺さんの公式Youtubeチャンネルで全て実際にプレイしている動画を挙げてますので、合わせて参考にして下さい。
まだチャンネル登録お済でない方は登録していただけますと嬉しいですし、高評価頂けますと次作品への元気になります。
ゲーム老人チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC12oO7Nhb7-guQ8NNbm2_GQ