引き続きご紹介しているANBERNIC社から発売された中華ゲーム機であるRG503ですが、デフォルトで入っているOSに少々難があり不満がある方もおられると思いますが何と早速有志のOSであるJELOSが発表されましたのでインストール方法と使ってみた感想をお伝えします。今回も前回に続き販売元であるANBERNIC社様よりご提供を受けてのレビューとなります。
前回のANBERNIC RG503の記事はコチラです→【2】ANBERNIC RG503 実機徹底感想レビュー「エミュレーターテスト一気公開」
JELOSはまだβ版で頻繁にアップデートが行われていますので最新データの場所は随時変わりますことをご了承ください。本日2022/5/28時点での最新RG503用のJELOSのダウンロード場所はコチラです→ANBERNIC RG503用のJELOSはコチラ RG503用のJELOSのダウンロードページ
GoogleChromeだとこの画面になるので右上の「すべてダウンロード」をクリック
この様にRG503-20220527T193807Z-001~RG503-20220527T193807Z-004という4つの圧縮データがダウンロードされます。
これはデータが4つあるのではなくて1つのデータが重いので圧縮して4つにデータを分割しているのであって圧縮されているデータは1つなのです。
ですのでWinRARを使って圧縮されている「RG503」というフォルダを解凍します。解凍にはWinRARという無料解凍ソフトがお勧めです。→ANBERNIC RG503のWinRARはコチラ WinRARのダウンロードページ
RG503-20220527T193807Z-001の上で右クリックをして「ここに解凍する」をクリックして下さい(この解凍方法でないとちゃんとデータが抽出されません)
するとこの様にRG503というフォルダが出てきます
RG503というフォルダの中にJELOS-RG503.aarch64-20220527.img.gzというまた圧縮データがあります※このデータが無い時は回答を失敗しています。
コチラを解凍するとJELOS-RG503.aarch64-20220527.imgというOSデータが出てきますのでコチラを前回のOSのインストール方法で用意したMicroSDカードにデータを書き込みます。ちなみにRG503用のJELOSはOSが入っているMicroSDカードにゲームデータを入れれないのでこのMicroSDカードは8GBで問題ないです。
Win32DiskImagerを使ってOSデータをMicroSDカードに書き込んでいきます。→Win32DiskImagerのリンクはコチラ Win32DiskImagerのダウンロードページ
Win32DiskImagerを起動させます
このフォルダアイコンをクリックして
先ほど解凍したJELOS-RG503.aarch64-20220527.imgを選択してください
Deviceの所は書き込むMicroSDカードのボリュームラベルを選んでください。間違うと間違ったHDDのデータが全て消えてしまいます。
間違いなく設定出来たら下の「Write」をクリック
ボリュームに間違いないか最終警告が出ますので問題なければYesをクリック。
書き込みが始まります。少し時間かかりますので黒ウーロン茶とうまい棒20本ほどで一息入れてください。
この様なポップアップが出れば終了です。OKを押してください。
ExitでWin32DiskImagerを終了させましょう。
MicroSDカードを取りだしてANBERNIC RG503のスロット1に入れましょう。
電源を入れるとかなり長い初期セットアップが行われますので放置しておきましょう。
ほどなくするとこの様な画面が現れて起動します。起動が遅いのは1回目だけですのでご安心ください。
上記しましたがゲームデータはスロット2に入れることになります。FAT32にフォーマットしたMicroSDカードを用意します。私の場合はそこにnesというフォルダを1個作りそこにファミコンから吸い出したゲームデータを入れてRG503用のJELOSで遊びます。すると自動で他のハードのゲームフォルダも全部一気に自動で作成されましたのでこの方法でゲームハードフォルダを作ってください。
それでは早速ですのでオリジナルOSで色々問題があったハードを試してみましょう。
まずはニンテンドー64からテスト。ちなみにニンテンドー64はこんなにエミュレーター+コアが入っています。ちなみにエミュレーター二個はまだ整備されておらず画面バグが起きますが今後に期待ですね。
ではテストしてみましょう。
F-ZEROXははじめBGMにカクツキが出ますが特に大きな問題なくゲームが出来ます。
スターフォックス64はゲーム前の演出場面ではガックガクですがいざゲームが始まると結構サクサク動きます。
ウェーブレーサーは残念ながら演出部分もゲームもカクカクで遊べるレベルではありませんでした。ニンテンドー64はまだ今後に期待ですね。
RG503用のJELOSでドリームキャストもテストしてみましょう。
何とドリームキャストにもレトロアーチコアではなくFLYCASTSAというエミュレーターが入っていました。そしてこのエミュレーターが凄いのです!!!
ではこのFLYCASTSAを使ってエミュレーターテストしてみます。
何とModel3エミュであった見えてない部分の背景ポリゴンを表示させ正対比でワイド画面に対応するオプションがあり上記のように正対比で横長の画面を表示させています。未対応の部分はおかしな表示になったり黒のままですがこれは嬉しい機能です。
オプションも非常に豊富で中華ゲーム機の本体の性能に対して色々なアジャストが出来るように設定が多種にわたります。解像度もかなりアップ出来ますし、影やぼかしの有無などの設定、他にも山ほど設定がありますのでやりがいがありますよ。
色々なエミュを試しましたが遊べるゲームがオリジナルOSよりも格段に増えました。しかしポリゴンが多いバーチャストライカー2はオリジナルよりも格段に軽いですがやはりカク付きが随所に見られました。
CEであるセガラリーが動いたことは凄いですが、遊べるレベルではありませんでした。
それではRG503用のオリジナルOSで最も問題となったPSPをテストしてみましょう。
影部分のアスファルトの色がおかしいですがオリジナルOSと同じ設定で軽快で動いています。更にアップスケールレベルを1つ上げて3にしてもほぼ同じ動きを見せてくれました。
RG503用のオリジナルOSでは全設定を低くしても遊べるレベルではなかったWipeoutはほんの少しカクツキはあるもののかなり遊べるレベルになっています。
しかしPSPで一番重いと言っても過言ではないグランツーリスモ2はやはり厳しかったです。この辺りは今後に期待ですね。
Atomiswaveのメタルスラッグ6はレトロアーチのFlycastコアでテストしました。サクサクでは無くカクカクですがオリジナルOSよりもはるかに改善された動きでした。
そして最後にとっておきのビッグニュース!!!!
何とこのRG503用のJELOSはセガサターンもかなり動かしてくれます!それもそのはず、何とコアではなくYabaSanshiroを直接起動させているのです。ちょっとテストしてみましょう。
2Dのサイボッツならサクサク
セガサターンの中でも比較的軽いリグロードサーガもサクサク
バーチャファイター2はちょい重ですがぎりぎり遊べるレベル
忍空もサクサク
そして一番の驚きはナイツがサクサクだったことです!!!これにはびっくり仰天です。
しかしカクカクで遊べないゲームもまだまだ多いです。しかしこのRG503でここまでセガサターンが遊べるのは嬉しいですね。
RG503用のJELOSは今でも頻繁にアップデートが重ねられているので、しっかりとしたOSが完成すればRG503の中華ゲーム機史上での立ち位置はかなりはっきりとするでしょう。というか、このベータ版でもほぼ確立されましたが!
良かったら参考にして下さいね。RG503が一気にコスパ最強のお勧め中華ゲーム機になりあがりました!!!
RG503を欲しい方はANBERNIC公式ショップよりお買い求めください。
価格:¥17,999(2022/5/22現在1300円OFFセール中での価格です)
ANBERNIC RG503の商品リンクはコチラ ANBERNIC RG503の販売ページ
このJELOSを更に超える凄いOSが出ました。それがRG503専用ArkOSです。インストール方法やエミュの検証しましたのでどうぞ→【6】「RG503専用のARKOSのインストールの方法とエミュの検証」ANBERNIC RG503 実機徹底感想レビュー
これら記事は下記のお爺さんの公式Youtubeチャンネルで全て実際にプレイしている動画を挙げてますので、合わせて参考にして下さい。
まだチャンネル登録お済でない方は登録していただけますと嬉しいですし、高評価頂けますと次作品への元気になります。
ゲーム老人チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC12oO7Nhb7-guQ8NNbm2_GQ