それでは実際にアストロシティミニ用のアーケードコントローラーをCPS2で使用できるように改造していきます。
ちなみに事前作業やアケコンの詳細な記事はコチラを参考にして下さい。【1】CPS2のコンパネを作る「事前準備や商品の紹介」
まずは底蓋のネジを全て取ります。
次に六角レンチを使って天板も外し裏向けましょう。
事前にショットボタンに付属してあるハーネスを使用しても良いですが、ここは我が家の作業残りで出た実際のアーケードコンパネで使用されていたハーネスを使用して節約します。
なのでペンチで取り付けてあるハーネスをすべて取り除きます(レバー以外の物)
それではまずはGND(グランド、マイナス線)をまとめたいので事前にまとめてあったものを使用します。
レバーのコネクタも切り離します。結構これドキドキします・・・・。
今回最終的に取り出すハーネス部分ですが、事前に作り上げたJammaの使用に合わせるので、大きく分けて3つのくくりを作ります。内訳はこうです。
1)ショット1.2.3とスタート、レバー、GND
2)コイン、GND
3)キックハーネス
コイン、GNDセットは間をかまさずにそのままショットボタンから触接Jammaから伸びている中間コネクタまで伸びしますが、1と2は一度アケコンの中でコードをまとめるコネクタを介してから外に出す仕様にします。
線がバラバラになるのと、引っ張った拍子にショットボタン下の端子に負荷がなるべくかからないようにするためです。
ですのでここからはひたすらハーネスコネクタ取り付け作業を作っていきます。
今回正規品のハーネスとコネクタを流用したので少し高さが足りないので刺したコネクタは全て横に倒しておきます。倒しすぎるとショットボタンのマイコン端子が折れるので注意ですが大抵は折れません。
そしてまず第一弾のコネクタが出来ましたのでアケコンそこの空洞にある穴二つから、1と2を上部穴から、キックハーネスのコネクタは下の穴から通します。
初め、上部からすべて出していあたら少したわみがきつく天板を置くと負荷がかかったため、そのようにしました。
上記のこの2つのコネクタと繋ぎ、Jammaから伸びているコネクタとの中間ハーネスとキックハーネスを制作します。
キックハーネスのコネクタとハウジングはこちら。
RSコンポーネンツ様に問い合わせたら丁重に教えてくださり購入しました。
キックハーネスへの配線図はコチラになります。
注意はJammaと違い番号が横一線ではなく、上下と連番になるところです。よく見ればコネクタに番号が振ってあるのでそれを参考にして下さい。
私の場合は1Pのみだったので、15.17.19.33を使用しました。
ハウジングは下記のちょぼがある方が上になるように差し込んでください。するとカチッといいます。私は初めこれを逆に入れていていましたが何と逆でもハウジングがコネクタ穴に入るので注意してください。それでもコネクタ穴は壊れないので間違っても焦らないように。
Jammaの方の配線図はこちら。
注意すべきはショット4を入れてはいけない事。カプコンの格闘ゲームではショット4はキックの弱にあてがわれているのでJammaにショット4を入れると干渉して起動しません。ですのでノーマルなJammaの配線との併用が不可能という事です。私のように中間にコネクタをかましておけばこのような時に別途Jammaを作らなくていいのでとても便利です。
各種中継ハーネスとコネクタが完成したので取り付けます。
良い感じに納まっています。このアケコンは内部スペースが非常に広いので改造が簡単です。パーティションも良い感じに効いています。
まだまだ動くかわからないので底蓋もバラバラのハーネスもそのままにCPS2に取り付けます。
CPS2筐体がでかすぎてスピーカーをおろして更に映像出力基板は筐体の上に・・・・。
では電源ON!
きたぁあああああああああああああああああああ!!!!!!
とりあえず起動は確認!!!!!
実は視聴者様から頂いた情報を元に調べたのですが、実はCPS2はロム内部の電池が切れるとセキュリティが働いてロムが壊れるというとんでもないギミックが仕込まれているので、もしかしてこの古いロムも壊れているかも、と危惧していましたがとりあえずその最悪の状況は避けれました・・・・。(しかしカプコンさんもえぐいね、自分たちは他社のアーケード基板の情報をマネして基盤沢山販売して、大きな会社になったら電池切れたら壊れる仕様をセキュリティって言うんですからね・・・)
しかし毎度のプチ間違いだらけで、コインボタン以外すべてやり直しで、起動の喜びもつかの間、そこから1時間ほど修正に追われましたが、最後は・・・
この様にきっちりと修正完了で、無事アストロシティミニ用のアケコンCPS用に改造は終了しました!
ただJammaから音を取るとノイズが酷かったのでRCA端子に取り換えました。
すると驚きのサラウンドで猛烈に良い音が出て、本当に鳥肌が立ちました。MVSの100倍くらい音良いです。これは凄いですね。これはエミュ機では体感できない本当のサウンドです。本当にこれは皆さんにも聞いて欲しいです。これが噂のQサウンドの凄さですか・・。凄い!
ちなみにJammaの音声出力端子に半田した状態でそこからはなにも繋げなければRCAと干渉することはないので、別の筐体用にJammaの音声出力端子に半田していても大丈夫です。
そして凄かったのが、アストロシティミニ用のアケコンの凄さです。無茶苦茶操作性が良くて、すいすい技が出せました。これは高いだけあります。限定生産ではなく普通に販売すればいいのにと感じます。
7000円くらいならもう一台買って普通のJamma用にもう一個作りたいです。下手したら穴開けてダイナマイトベースボール用のやつも作りたいです・・・。
ちなみにアストロシティミニ用のアケコンの改造の記事はコチラです。
【1】アストロシティミニのアーケードスティックを分解してJamma用のコンパネに改造する
【2】アストロシティミニのアーケードスティックを分解してJamma用のコンパネに改造する
無事起動確認出来たので最後は綺麗に結束バンドで縛っていきます。
徹底的に縛ります。
アケコンから外に出すところもぴったりでした。
と言う感じで無事終了です。
ここまで読んでいただけましたらお分かりのとおり、次回はアレ、やります!
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
次の記事はコチラです【3】CPS2のコンパネを作る「2021年最新版 サブボードの電池交換」
これら記事は下記のお爺さんの公式Youtubeチャンネルで全て実際にプレイしている動画を挙げてますので、合わせて参考にして下さい。
まだチャンネル登録お済でない方は登録していただけますと嬉しいですし、高評価頂けますと次作品への元気になります。
ゲーム老人チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC12oO7Nhb7-guQ8NNbm2_GQ