中華ゲーム機も第四世代に入りドリームキャストが動くようになりました。そこで大事なのがゲームを吸い出してロム化する事と、起動に必要なBIOSデータの用意です。
今回久し振りにそのあたりを調べたら昔と違い凄い簡単になっていたので、これなら皆さんでも出来るかなとドリキャスのでデータのダンプの方法をお伝えいたします。
※今回作業で使用するのはwindows7 64bitです。残念ながらWindows10では私の環境では不具合が出て作業が出来ませんでした。
まず用意するのはドリーキャストですがゲームの吸出しが出来る機種が決まっています。
それを見極めるのに必要なのは本体の裏側のバーコードの下の左から3番目の数字です。
ここの数字が8か9であれば吸出しは完璧に出来ますが1ではだめです。
そして0の場合はこの部分を見てください。
ここがこの様に株式会社セガ・エンタープライゼスとなっていれば0版でも吸出し可能です。しかし0版でここがSEGA Coparationになっていたらゲームの吸出しは無理な機種となります。
お爺さんのは初期ロットの8番でしたので吸出しが可能となります。
これは初期のドリキャスにMIL規格と言うCDも読み取れるドライブが使われていたため、その機能を使ってゲームの吸出しが可能になります。
しかし中期の後期からは予算削減か機能を思ったよりも使わないという理由かはわかりませんが普通のDVDドライブに変更になり、この機能が使えなくなっています。
ではPCで以下の2つのデータをダウンロードしてください。
dcsdrip11.cdi
DiscJuggler
dcsdrip11.cdiデータはパスに2バイト文字(全角の日本語)が入るとだめなので必ずドライブ直下などにおいてください。
お爺さんはc/dc/dcsdrip11.cdiと言う感じで配置しました。
空のCD-Rをドライブに入れましょう
DiscJugglerをPCにインストールして起動しましょう。(無料版は起動の後少しの間文字のポップがあるので待ちましょう。嫌な人は課金しましょう)
起動したら左上のNEWを押します。
Burn disc imagesをクリックして、左下のOKをクリック
Sourceを押して先ほどc/dc/dcsdrip11.cdiに配置したdcsdrip11.cdiを選択。
上部タブのAdvancedをクリック
以下のように設定をしましょう。
・ModeをMode2
・Blockを2352
・RAW Writeにチェック
・Methodを一番左のSlowerへ移動
設定が終わればStartを押しましょう。
書き込みが終われば自動でディスクが出てきます。
これで吸出し用のディスクが出来ました。
※私はこの工程で何度か失敗をしました。ちゃんと設定していても上手く書き込みが行われないようですので粘り強くドリームキャストが認識するまで作り直しましょう。
バックアップしたゲームデータを保存するメディアをアマゾンで購入します。
私が今回購入したのはコレです。
DC用バックアップツール SDカードアダプター 日本語マニュアル [SRPJ2111]
届いた商品がコチラ。
この様に差し込み側端子のプラを上にして、SDカードは印字部分を上にして差し込みます。
SDカードに1回ゲームを吸い出したらそのたびにPCにゲームを転送しなくてはいけません。連続で吸出しは出来ませんので大きな容量のSDカードは意味がないので8GBで十分です。
ちなみに結構SDカードの相性があるのでご注意。
SDカードはFAT32でフォーマットしておいてください。
ドリームキャストに差し込む時はSDカードの印字が上になるようにゆっくりとしっかりと奥まで差し込んでください。
ちなみにちゃんと垂直に差し込まないと一瞬で壊れるほどもろい商品ですので気を付けて差し込んでくださいね。
それでは先ほど作成したディスクをセットしてドリームキャストの電源を入れます。
この様な画面が出たら成功です。
この様にBIOS画面が出たら書き込み失敗か、DC用バックアップツールがちゃんと刺さっていません。
DC用バックアップツールがちゃんと刺さっていればこのようにブルーのLEDが点灯します。ついていなかったら差し込み直してください。
ドリームキャストのコントローラーの十字キーの上下でメニューを選べますのでまずはBIOS ROMを選択してAボタンをしてゲーム起動に必要なBIOSデータを吸い出しましょう。
SD card set and hit (A) buttonと出たらAを押して吸出しスタート。
この様になれば吸出し完了なのでAを押せばトップメニューに戻ります。
次はPCのドリキャスエミュで必要なFLASH MEMORYの吸出しですのでFLASH MEMORYの所でAボタンをしてください。
SD card set and hit (A) buttonと出たらAを押して吸出しスタート。
この様になれば吸出し完了なのでAを押せばトップメニューに戻ります。
トップメニューの所で電源を切っても大丈夫なので一度電源を落としてDC用バックアップツールからSDカードを取ってPCで確認しましょう。(DC用バックアップツールはドリキャスに差したままで。)
この様にBIOSとFLASHが無事吸い出せていますので大事に保管しておきましょう。
それではSDカードの中身をすべて削除してDC用バックアップツールに差しましょう。
そして先ほどと同じ工程でdcsdripのトップメニューまで来ましょう。
遂にゲームを吸い出します。
ドリキャスの蓋を開けましょう。
ディスクの回転が止まってから吸い出したいゲームを入れて蓋をしましょう。
吸出しは多く分けて2つのパターンがあります。binで吸い出すか、ISOで吸い出すか。
私はISO派なので今回はISOで吸い出しますので、GD-ROM all trackを選択してAを押します。
SD card set and hit (A) buttonと出たらAを押して吸出しスタート。
吸出しが始まります。
30分ほどかかるのでのんびりとカモミールティーでも飲みながら待ちます。30-40分程度
total used time:とでて時間などの記載があれば終了です。
Aを押すとトップメニューに戻ります。
電源を切ってSDカードをDC用バックアップツールから取り出しPCで確認しましょう。
はい、無事データが吸い出せています。
せっかくなのでRedreamでテストしましょう。
先ほど吸い出したbios.binをboot.binにリネームしてRedreamの起動アプリと同じフォルダに入れてRedreamを起動。
ゲームが読み込まれています。
プレイも大丈夫でした!
ゲームデータをPcに大事に保存して、Sdカードの中身は全部消してまたDC用バックアップツールに差し込み、同じ要領でゲームを吸い出していきましょう。
ちなみに同じ方法でSEGA NaomiのGD-ROMも吸い出せます!
これはドリキャスとSEGA Naomi GD-ROMののドライブが同じだからです。
はい、と言う感じでいかがだったでしょうか。
今は本当に簡単にゲームを吸出せる良い時代になりました。
ドリキャスの光学ドライブは傷みやすいので有名でいつ壊れるかわかりませんので大好きなゲームをずっと遊ぶためにもゲームを吸い出してPCでゲームをしてみましょう。
気になる方はやってみてはいかがでしょうか。
ゲームの吸出しに使用したのはコチラの商品です。
DC用バックアップツール SDカードアダプター 日本語マニュアル [SRPJ2111]
記事下部では同じ内容を動画にした物がありますので合わせて参考にして下さい。
これら記事は下記のお爺さんの公式Youtubeチャンネルで全て実際にプレイしている動画を挙げてますので、合わせて参考にして下さい。
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ゲーム老人チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC12oO7Nhb7-guQ8NNbm2_GQ