今回ご紹介するのはGKD MINIと言う商品です。
勘の良い方はお分かりと思いますが、そうです、あの第三世代でRG350と言う神機にがっぷり四つで戦いを挑んだGKD350Hの新商品です。
それではレビューをしていきます。
GKD MINIの発売リンクはコチラ。GKD MINIの販売ページ
届いた商品がコチラ
おおお・・・なかなか攻めたデザインですね。
昔、親がお歳暮でもらっていたアルカディアの箱を思い出します。
それでは早速開封しましょう。
むむっ!
この意味は後述します。
まずは箱底下のオプションチェックです。
・中英の説明書
・充電用USB-Cケーブル
内袋を取って本体を確認しましょう。
おおおおおおっ!!!!
格好良いですね!!!
カーブの流線形は芸術的に美しいです。
表面はラメ粒子の吹付で、実際にエンボスにはなっておらずざらついた風に見えますが触るとつるつるです。
それでは全体を見ていきます。
【ボタン類】
RG350Mのように見えますがGDD MINIはあれほどガスンとくる押し心地ではなく意外とライトな押し心地ですがストロークが深いので軽い押し心地の中にも押し込み感はあります。
2つの同時押しはABの時にB日本の少しだけひっかかりを感じました。本当に少しだけです。これは後日の実際のゲーム検証で深堀します。
START SELECTの上には2つのボタンがあり、右がMENUボタン、左がEXITボタンとなっています。これは珍しいボタンです。
押し心地は全てカチッという固い感触のボタンです。
【十字キー】
こちらもストロークが非常に深いですが硬くはなく柔らかい感じで、キーの上を指で一周させても軽く回せてひっかかりなどもありません。
後は実戦で格闘ゲームで技が出せるかですね。
【右側面】
音量ボタンがあります
【左側面】
これが面白いのですがAとBボタンが別途ココにあります。
これは縦シューティングの時にこの様に使うものなようです。
ただしこれも実際にボタンや十字キーの設定が出来るのかは後日調べます。ただ発送はとっても素敵だと思います。
【下側面】
スピーカ穴とUSB-Cポート、3.5mmヘッドホンジャックがあります。
【上側面】
電源ボタンとSDカードスロットが2つあります。
切り欠きがない方がメインポートで、切り欠きがある方が拡張ポート扱いです。
しかしメインポートにも普通にゲームデータは入れる事が出来るので拡張ポートの意味はあまりないように感じます。
【裏面】
LR12ボタンがこの様に角とかではなく背面につけられています。
ボタンが垂直ではなく斜めになっていることで正直少し押しずらい仕様となっています。
GKDMINIをしっかりと持つと人差し指は垂直に動かす方が自然で斜め押しには不向きです。
しかしこれは本体を出来る限り薄くするための苦肉の策だったかなと感じます。これを垂直にするともっとGKD MINIが分厚くなったはずです。
私はこの外観だけ知っていたのですが箱を開けてびっくり、大きいなと思った理由はコレです。
全く似た商品であるRG280Vがあったので、それと同じ大きさと思っていました。
しかし比べるとこんな感じです。
かなり大きいですよね。
でもそれは液晶のサイズがGKD MINIの方が大きので仕方ない所です。
でも個人的には良い方のほうの驚きでした。
サイズを計りましょう。
縦:10.7cm
横:8.7cm
厚(最薄):1.3cm
(最厚):2.3cm
重さを計りましょう。
224g
ちなみに似ているRG280Vは。
124gでした。
一見重そうに感じますが、筐体がコンパクトなので思いのほか重さは感じません。
それではスペック確認です。
GKD MINIのスペック
CPU : Ingenic X1830 (500MHz-1.5GHz)
Memory: 128MB DDR2
Display: 3.5inch 320×240 IPS screen
Battery: Li-Ion BL-5B 2300mAh
SDCARD:Max 512GB
見てお分かりの取りこれは旧盤のGKD350Hとほぼ同じです。(バッテリー容量だけが200mAh増えているだけ)
つまりこれはGKD350Hと同じくRG350よりも1.5倍速いCPUを持ち2Dゲームなどでは大きなメリットを持つことが出来ますが、残念ながらこのIngenic X1830にはGPUが付いていないので3Dゲームには非常に弱いという属性を持っています。
そこは購入時に頭に入れておいてください。
では最後に電源を入れます。電源ボタン長押しで電源ONです。
懐かしい壁紙ですね。
液晶も最近はやりの液晶とガラス面を極限までなくしたOCA技術が使用されていて非常に鮮明です。
で、見てお分かりの取り今は中国語が乱立しているメニューとなっています。これは一応英語設定になっていますがこのような状態です。
しかしRetromimiさんに問い合わせたところ日本発送分は英語表記になる物を発送しますとの事でした。
今現在少し工場の生産が遅れていて今は中国国内出荷分の生産中でそれを提供品で送ってくださったようで、そのご中国以外の商品を製造し発送するようです。その時には英語設定で英語になるファームウェアを搭載して発送するとの事です。
※しかしこれは今のと頃の予定ですのでもしかしたら予定は変わるかもしれませんので気になる方は必ず事前にメールで問い合わせましょう。
※海外分の発送は現在は3/15を予定しているとの事です。
こちら紹介してきたGKD MINIは海外のECサイトであるRetromimiさんで発売中です。
GKD MINIの販売ページ
値段は12,816 円(送料込み・金額は為替で若干前後します。)
前回から紹介を始めましたGKD MINIですが、今回はシステムの確認とエミュレータの追加方法をご紹介します。
GKD MINIを付属のUSB-CでPCと接続します。
画面にSelect USB modeと出ますので。
充電したいだけであればBボタン、PCとの接続を望むのであればAボタンを押しましょう。今回はデータ転送が目的なのでAボタンをします。
PCにフォルダとして「apps」と「Roms」が表示されます。
つまりGKD MINIは外部からアクセスできるのはこの2つのフォルダのみとなりますのでバックアップなどはこのフォルダ経由で行う事になる事を覚えておきましょう。
※とにかくはじめは今後のミスを考えてすべてのデータをバックアップしておきましょう。
海外フォーラムなどではUSB-Cでエミュフォルダにアクセスできるなどと説明されていますがappsはopkでは無い形式のエミュだけでopkファイルのフォルダではありませんしシステムフォルダにもPC経由ではアクセスできませんので注意しましょう。
ちなみに吸い出したゲームはこのRomフォルダにハードごとの名前を付けて格納しましょう。日本語厳禁、半角英数で使用しましょう。
それではGKD MINIのこのアイコンのファイル管理アプリを立ち上げましょう。
するとこのように左右に分割された画面が出ますが、これはファイル転送前と転送後の場所指定を表示しています。
右から左電その逆でも構いません。例えばコーピーするものを左、コピーしたい場所を右に表示させて使用する感じです。
初めは/usr/local/homeの場所を示していますが、先ほどPCでアクセスできた場所はコチラです。
/media/roms/です。
この中にappsとRomsフォルダがあるので、そこにデータを入れてPCにバックアップを取ったりデータを逆に追加したりして使用しましょう。
エミュレータはこの場所です。
/media/data/apps
この中のopkがエミュレーターです。
ここのデータを入れ替えてエミュレータを追加・削除します。
初めは中国語のエミュなどが多く入っていて嫌な人は下記の場所にあるGKD MINIの昔の機種であるGKD350Hの英語版エミュに入れ替えましょう。
GKD350Hのエミュレータがあるサイト
このサイトのこの部分をクリックします。
このようなgkd350h_local_pack_v3.zipと言うデータがダウンロードできます。
中身のemulatorsに先ほどGKD MINIの内部あったのと同じ拡張子であるopkファイル、つまりはエミュデータがあるのでいろいろ入れ替えてみて良いモノを見つけてください。
この様にして自分仕様にGKD MINIをカスタマイズしてのんびりと遊びましょう。
こちら紹介してきたGKD MINIは海外のECサイトであるRetromimiさんで発売中です。
GKD MINIの販売ページ
値段は12,816 円(送料込み・金額は為替で若干前後します。)
今回は皆さんお待ちかねのGKD MINIですが、今回はエミュレータの徹底検証をしていきます。
ファミコン
問題なくサクサク動きます。
ファミコン ディスクシステム
問題なくサクサク動きます。
ゲームボーイ
問題なくサクサク動きます。
ゲームボーイアドバンス
問題なくサクサク動きます。
スーパーファミコン
問題なくサクサク動きます。
3D特殊チップ系であるスターフォックスもサクサクです。
HD仕様のロマサガ3は残念ながら文字化けしました。
PCエンジン
問題なくサクサク動きます。
PCエンジン スーパーCDロムロム
問題なくサクサク動きます。
メガドライブ
問題なくサクサク動きます。
メガCD
問題なくサクサク動きます。
メガドライブ スーパー32X
問題なくサクサク動きます。
アーケード
問題なくサクサク動きます。
PlayStation 1
問題なくサクサク動きます。
GKD350Hの時にはGPUがない事で3Dゲームにはめっぽう弱かったのですがエミュが良くなったかのかまさかのPS1ゲームがサクサクで驚きました。
特にRG350では厳しいポリゴン数が多いトバル2がフレームスキップ無しでヌルヌル動くのには驚きました。
更にR-TYPE DELTAではバイブレーションも効きましたし、こちらも重いゲームですがサクサクでした。
格闘ゲームではバシバシ技が出ました。十字キーはなかなか良い感じです。LRも思ったほど使いにくい感じはしませんでした。
RG350ではフレームスキップを使用しないと厳しいスト3もヌルヌルです。
縦シューですが自動でFBAが横バージョンに十字キーもABボタンも設定されて簡単に遊べましたが、さすがにこのABボタンで長くゲームをするのは厳しいと感じました。
メニューボタンは多くのエミュで使用出来て便利でした。7割はメニューボタン、他はセレクトボタン、ゲームボーイはLRでした。
しかしEXITボタンは明度設定で使用されていました。
明度は10段階で設定できます。最高輝度は他のエミュ機よりも暗いですが個人的には他のエミュが明るすぎて個人的には他の最高輝度は使用したことがないのでこのGKD MINIではそこのちょうどいい感じに調整したのかなとも感じました。
こちら紹介してきたGKD MINIは海外のECサイトであるRetromimiさんで発売中です。
GKD MINIの販売ページ
値段は12,816 円(送料込み・金額は為替で若干前後します。)
3回に渡ってご紹介してきましたGKD MINIですが、今回はそれら情報をまとめて総括したいと思います。
【外観】
流線形が美しく、それが完璧に仕上げられているのでメタル筐体特有の満足感を120%満たしてくれます。
メタル部分以外にもLEDの電池残量インジゲーター
充電ポートのLEDライト
など、ゲーム機の概念を越えた遊び心が要所に感じられる部分もコレクションとしてGKD MINIを一台は欲しいと感じさせます。
【操作性】
外観は良くても操作がダメであれば使い物になりませんが、GKD MINIはそこもちゃんと抑えてくれています。
十字キーは格闘ゲームで昇竜拳 波動拳が連続で出せるほど完璧なチューンナップでストレスを感じさせません。
メイン4つボタンもストロークの長い軽さで、押しごたえと押しやすさを両立しています。
しかしABの同時押しにはほんの少しの少しですがB側にひっかかりを感じました。
縦シューティング用のABボタンはお世辞にも実践向きとは言い難いですがこの発想と実装は今後のゲーム機作りに大きな礎になるでしょう。
不安視された斜め方向に設置されたLRボタンですが格闘ゲームで試しましたが思ったほどは違和感なく使用できました。
【液晶】
他のゲーム機程の光量はMAXでは出ませんが、個人的には他の物が必要以上に光量設定が成されていると感じていたのでこの光量で特に問題は感じません。しかも10段階で設定が出きる優れものです。
今回もガラス面と液晶面を限りなく0にするOCA技術が使用されており非常に美麗なIPS液晶でゲームを楽しむことが出来ます。
【性能】
以前のGKD350Hでは3Dゲームはからっきし弱かったのに何故か滅茶苦茶動きが良くなっています。
【デメリット】
OSしかりエミュはRG350の物は基本使ません。一見使えるように見えても不安定ですので使用はお勧めしません。そこはデメリットなのですが備え付けのエミュの性能の良さ、補填分は過去の正式エミュで出来るので個人的には問題を感じませんでしたしたが一応デメリット部分に書いておきます。
※ちなみにエミュやOSの性能は購入ショップで変わる事があるので、あくまでこの見解はRetromimiさんで購入した商品の話です。
GKDMINIが搭載しているIngenixX1830は3D GPUを持っていないのでココが弱点となると思っていましたが専用エミュがGPUで処理する部分をCPU処理に変えるプログラムでもあるのかRG350では厳しかったトバル2がフレームスキップ無しでヌルヌル動いているのには驚愕しました。エミュの質が上がったんでしょうかね。
更に重いゲームであるR-TYPE DELTAもヌルヌル起動で、なおかつバイブレーション機能も作動し驚きました。
現状第三世代を購入する時には横型ゲームできあれば第三世代を制したアンバーニック社のRG350P、縦型であれば同社のRG280Vと言う二択になっていましたがこのGKD MINIの登場でその選択肢は変わってしまいました。
初めは「さすがにこのタイミングで第三世代投入は厳しいかな?」と私も含め多くのユーザーが感じたと思います。
しかし実際にGKD MINIを触るとその感覚は変わってしまいます。
2Dの重いゲームやPS1の重いゲームを動かす性能はまさにこれが第三世代の完成形と言えるのではないでしょうか。
GKD MINI用の英語版のCFWが出ていましたのでインストール手順をご紹介しておきます。
ちなみに製作者は懐かしのジュリーさんです。(Ninoさんが現れるまで第三世代のCFWを牽引していた第一人者です)
GKD MINIの発売リンクはコチラ。GKD MINIの販売ページ
新しいMicroSDカードを用意して、FAT32でフォーマットしてましょう。
もしも既存のMicroSDカードを使用する人は必ずバックアップを取って置いてください。
コチラのサイトへ飛んで画像の所をクリックしてCFWをダウンロードしてください、
GKD MINIの発売リンクはコチラ。GKD MINIのCFW
ダウンロードするとこの様に7zで圧縮されたデータがダウンロードされるのでWinrarなどを使用してダウンロードしましょう。
解凍するとこの様なimgファイルが出来ますのでこちらを使用していきます。
Win32 Disk Imagerを起動させ、こちらのボタンを押して先ほど解凍したimgファイルを選択します(書き込むドライブが差し込んだMicroSDかは必ずチェックして、違っていれば変更してください)
writeボタンを押して書き込みます
このように出れば終了です。Win32 Disk Imagerを閉じてください。
MiniTool Partition Wizardを使用します。
この様に使用出来ないエリアがるのでそれをゲームフォルダとして使えるようにします。
その使えないエリアの左にあるROMSフォルダをクリックします
左にあるメニューの中のパーティションの移動/サイズの変更をクリック
この様なメニューが開くのでこの目印をドラッグ&ドロップ(左クリックを押したまま)右の端っこまでスライドさせます
そしてOKを押しましょう。
画面左上の適用を押して作業を開始します。(この適用を押して初めてMiniTool Partition Wizardが作業を始めます)
作業が終わるのを待ちます
この様に出れば作業完了です。
これでMicroSDカードの準備は終わったのでPCに接続してROMSフォルダの自分の吸い出したゲームデータを配置ましょう。BIOSデータはROMSフォルダにまず入れてからGKD MINIの中のデータ管理アプリのCommanderで内部に配置しましょう。
GKD MINIの電源を入れます。
おお!英語になっていますね。
何故かファミコンだけが漢字だったので・・・
エミュレーターを交換して英語にしました。
テーマも変わっているのでSKINで好きな物に変えてください。
エミュレーターのテストします。
なななんと!!!!オリジナルOSではバグが出ていたメガドライブスーパー32Xがスピードも表示画面も完ぺきに改善されています。
そしてなななんと!!
スーパーファミコンのがハイデフ仕様の特殊チップ使用のロマサガ3の文字潰れもばっちり対応してくれています!
しかしいくつかのエミュレーターのゲームのメニューが中国語になっていたのでこれは好き好きですね。
それにしてもこれは凄いですね。
ただの英語バージョンアップではなくエミュ関係も完全にバージョンアップされていました。
メニューの漢字は玉に瑕ですが動きの改善や安定性を考えても個人的には導入必須と感じました。
こちら紹介してきたGKD MINIは海外のECサイトであるRetromimiさんで発売中です。
GKD MINIの販売ページ
値段は12,816 円(送料込み・金額は為替で若干前後します。)
これら記事は下記のお爺さんの公式Youtubeチャンネルで全て実際にプレイしている動画を挙げてますので、合わせて参考にして下さい。
まだチャンネル登録お済でない方は登録していただけますと嬉しいですし、高評価頂けますと次作品への元気になります。
ゲーム老人チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC12oO7Nhb7-guQ8NNbm2_GQ