半田が終わったら収縮チューブで半田の回りを保護した上からビニールテープで更に保護しましょう。
半田の部分は言い換えればコードがむき出しになっているという事なので保護しないと感電しますし、半田同士が当たればショートしてしまいます。
半田周りには熱収縮チューブというものを使用します。
半田の前にコードにあらかじめ適当な長さに切ったチューブを通しておき、半田後に半田部分の場所に持ってきて、ライターやヒートガンで温めるとチューブが収縮してぴったりと半田の周りを保護してくれるというものです。
ただ、私は半田がお団子になってしまったのと半田作業が遅く時間がかかったため、コード全体に熱が入ってしまい事前に通して横によけていたチューブに熱が入ってその場所で縮んでしまい使用できなくなってしまいました。
なので、熱収縮チューブを切って巻きずしの要領で巻き付け、上からビニールテープで固定しました。
これでも十分に発火など問題なく使用できています。(※短時間プレーのみで確認済み ※前回も書いたようにのちにはこの部分を切ってコネクタで接続しなおしました。その事はまた別の記事で記述します)
それでは次はコンセント側です。(コンセント スナップキャップという名称です)(もしも使用しなくなったコンセント等を使用して制作不要な方は次の工程に進んでください。)
使用するのはこういった商品です。
パナソニック(Panasonic) スナップキャップ WH4021W
チューブの端を前回同様の方法でチューブの見切り取り芯線をむき出します。
芯線を時計方向に回しながらまとめ、熱収縮チューブを少し長めに切って2本それぞれに通しておいてください。
芯線にそって半田をほどこします。これはぼっこりではなく薄っすら芯線を覆うように半田付けをしてください。
コンセントスナップキャップを開けます。
中身はこんな感じになっています。
このネジの部分を取ります。
先ほど半田をした部分を?マークのようにラジオペンチで曲げます。
それをネジの部分にあてがい、半田を挟むようにネジを止めます。両側行ってください。
コンセントスナップキャップの出口付近になるところに熱収縮チューブを持ってきてください。(チューブを収縮させても良いですしそのままでも大丈夫です。何かあった時の用の保護の感覚でつけています)
最後に上からふたを閉めてネジを止めて完成です。
これでアーケード用電源ボックスのコンセントが出来上がりましたので通電チェックをします。
実はこのままコンセントに繋いでも電源は入りません。
電気が入る指示をしなくてはいけません。そのためにショート配線というのをします。
私が購入したアーケード電源NIPRON(ニプロン製) NIPIAN PS6146 PART No.400-5473ではこのよう感じです。
GND-PSON
+3.3VRS-+3.3V
という配線になっています。
だいたい中古で売られている商品はもともとこの配線になっていると思いますが、なっていない人はこの配線にしてください。
ただし、電源が別の商品の場合は違う配線がショート線になっているかもしれないので気を付けてください。間違えると大変危険です。
コード抜く時はこういった商品を使用します。名前はカプラー抜きなどの名前があります。
モレックス(molex) 引抜工具 57031-6000
一見高く感じますが安いものを買うと先がすぐに折れてしまい逆にコスパが悪いです。
最終的に凄い頻度で使用しましたし、コネクタに強く押し込むので先の強度は必要と感じます。
カプラーの抜き方は長くなったので次回のお楽しみに!
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