以前、初代GPD WINの時にもドリームキャストのエミュレータは記事にしていますが、今回は導入するエミュレータが違います。
前回はnullDCというエミュレータを使用しましたが「初代 GPD WIN z8750のDreamcast(ドリームキャスト)エミュレーターの使い方」、今回はドリームキャストエミュレータでは信頼の超老舗であるDEMULを導入します。
先に何故違うエミュレータを導入するか理由を言っておきます。
初代GPD WINではドリームキャストを動かすには本当にギリギリの性能でした。その中で起動させるにはとにかくデータを軽くして動作させることが肝となっていました。結果それに答えれるのがnullDCでした。解像度やその他設定を徹底的に洗い出し、こちらでも紹介したように何とか初代GPD WINでアップアップでエミュレータを起動させました。
しかし今回はバージョンアップしたGPD WIN 2!!もう小細工など必要ありません。
つまり処理の重さを気にすることなく、とにかく高品質なエミュレータを起動できるのです。互換性も抜群でほぼ100%ゲームが動きますし、nullDCでは動かなかったゲームの動作も多数確認しており、やはり老舗!という感じですので、せっかくGPD WIN 2を買ったんだったらDEMULでドリームキャスト楽しもうよ!、という事で今回はDEMULを使用してGPD WIN 2でドリームキャストゲームを起動させたいと思います。
では使い方スタート。
今回も初期設定でBlurtoothマウスは必須です。GPDWIN2のBluetoothは4.1規格でよくお店で売られている大半の3.0規格とは基本は互換性が無いので気を付けてください4.0対応マウスはエレコム ワイヤレスマウス Bluetooth レーザー 低消費電力 5ボタン DPI切替ボタン ブラック M-BT13BLBKは動きました。がおすすめです。私も購入して認識を確認しております。
まずは下記サイトの最上部の「DEmul x86 v0.7 BUILD 111117 [2,80Mb]」というデータをダウンロードします。(上記写真参照)
http://demul.emulation64.com/downloads/
データを解凍して、romsというフォルダを製作し、そこにドリームキャストのbiosデータを入れます。
biosデータはzipで圧縮をかけます。圧縮率は無圧縮が良いと思います。そして名前をdc.zipにします。
ゲームデータもbiosと同じromsフォルダに入れます。
※昔は別途FLASH-ROM というのが必要だったのらしいですが、今はどうやら不必要になっている模様で実際私もドリームキャストのbiosだけで起動しております。
DEMULを起動し、各種設定をしていきます。
コントローラ設定は上部メニューの「Config」→「Conrols」→上部のDreamcastの「Joy 1」と行くと、毎度のコントローラ設定画面になりますので、各種設定してください。
設定が終わったらOKを押します。
そしてもう一度同じ「Config」→「Conrols」といって下部にあるGlobal / hot keysを見てください。ここにある設定は以下の通り。
「SAVE STATE」はどこでもセーブ
「LOAD STATE」はどこでもセーブしたデータをどこでも読み込める。
のボタン設定です。つまり、そう!このDEMULは何とドリームキャストのどこでもセーブに対応している夢エミュなんです。
それぞれ適当にキーボードを設定してあげると、ボタン一つでロードとセーブができます。設定しましょう!
biosの設定をします。
上部メニューの「Config」→「Dreamcast Bios」を押すと、ずらっとbios名が出るので自分が設置したbiosを指定しておきましょう。
ここを間違えて設定するとエラーが出てゲームが起動しません。
これで基本ゲームは動きますが、一応詳細な設定を書いておきます。ここからはそれぞれお好きにしてください。私はしましたよという事で説明しておきます。
Pluginの設定をします。
上部メニューの「Config」→「Plugins, Maple & Paths」の中にある、「Multi threaded GD-ROM mode(need restart)」にチェックを入れます。
個人的にはこれにチェックを入れてマルチスレッドにした方がサクサク動く気がします。
設定が終わったらOKを押して一度DEMULを再起動してください。
Video設定をします。
上部メニューの「Config」→「VIDEO」を押します。
この中の左上にWindowサイズの設定がありますが、これは他のエミュと違い本当にwindowサイズという感じで解像度ではありませんので、大きく小さくても処理は基本同じですので、少しでも処理が軽くなるフルスクリーンがおすすめです。
なので、「Start in Fellscreen」にチェックを入れましょう。
アスペクト比はお好みで。画面の対比の事です。私は16:9でフル外面がお好みです。
Linear filterはオフが処理が軽めでいいです。
Max layersは数字が少ないほうが処理が軽くなりますので、8がおすすめです。
一見こう見ると、「え・・なんか色々設定低いな」と思いがちでしょうが大丈夫です。DEMUL自体が非常に高性能でもともとが高設定すぎるので、ここまでしても実際のゲーム画面は高画質です。
これで全ての設定はあ終わりました。ゲームを起動しましょう。
上部メニューの「Config」→「GD-ROM」を押します。
「Select」を押して、用意したゲームを指定してあげましょう。そしてOK。
上部メニューの「File」→「Run DreamCast」を押したらゲームがスタートします!
はい!!!
さっくさっくのバーチャファイター3thきた~~~~~~~~!!!
実機と同じスピードと画面解像度です!さっくさく!さっくさく!
本当に感慨深いです・・・。あのドリームキャストが寝転んでどこでもセーブができてプレイできる日がついに来ました。
前回のnullDCでは個人的に大好きな闘魂列伝やセガラリーが非対応だったりとプレイできないゲームが多数ありましたが、このDEMULはほぼすべてのドリームキャストゲームに対応しています。そしてそれを起動させてしまうGPD WIN2という言う夢のタッグです。
パワーウォーリアとホークウォーリアといった感じでしょうか(古い・・)
追記:GPD WIN2を使用しDemulの別の楽しみ、NAOMIエミュを起動してダイナマイトベースボールを動かした記事を書いてので気になる方はどうぞ。
GPD WIN 2でDemulを使ってNAOMI版のダイナマイトベースボールをプレイしてみた
確かに90000円というと高いです。決して安くはないです。でも、各種エミュが動きます。特にPS2やドリームキャスト,更にはSteamのPCゲームでさえも寝転びながらできるという点を考えれば個人的には費用対効果はバッチりと感じますね。気になる方は買ってみてはいかがでしょうか?