ここまで楽しみながら、そして皆さん同様苦しみながら見てきた「半分、青い。」ですが、8/21日 第122話をもって、見るのをやめました。明日からはようやくストレスから解放されます・・。
確かにこのドラマは私が綴ってきたように、人間臭いリアルすぎる主人公がテーマそのもので、そこに一定の理解はしつつ見てきましたがやっぱり限界が来ました。
あまりに腐りきった鈴女の人間性が露呈され続けた東京編が終わり、帰省してからはのんびりとした少し安住回に入るかなと思いきや、鈴女の自己中心的な言動はとどまることを知りません。
帰省後もタダ飯を食うだけで家の手伝いさえしない、再会した幼馴染にあからさまにアタックをかけ続ける姿、自分が熱上げているのに「リツを支えたい!」とか、相も変わらず自分発言ではなく、相手がどうだから自分がどうするという言い回し、そしてドっ直球で振られると「そんな気はない」と言い張るが、何かにつけて「りつ!りつ!りつ!りつ!」。
もやっとして恋の修復が出来そうな時は恋をちらつかせ、振られたら今度は幼馴染攻撃でまたりつアタック・・・・。
前回もありましたが、涼ちゃんの離れ際に自分は子供の親の関係の為に涼ちゃんを理解しようとはしないのに、涼ちゃんには「子供の事考えないの?」と言い放った鈴女。
しかし今の姿を見てくださいよ、子供の事など、子供もいる既婚者の事さえ考えない、ただただ女としての欲望にひた走る鈴女。さらにドラマでもわざとかな?何かと鈴女が子育てをしない様子が描かれます。
まあ、母親の長年の貯金を「隠し金」と罵倒し、それが夫婦で行けてなかった旅行代金と分かっても、それを自分の提案した企画に使わせろ!と一切引かなった異常性は、もう何らかの精神病というレベルです。
更に散々母親のお金の使い道には理解と興味を示さなかったのに、りつが特別な人なのかな?という母親の言葉にだけは異様に食いつき、同意を求める鈴女。ちょっと異常です。
ただ、個人的に感じるのはもうここまで来たら、本当に鈴女という人物が何らからの精神疾患を患っている、という設定以外理解ができません。そしてそれはここ最近の話を見ると父親の遺伝かな?とも感じます。自分の店を自身の青春時代を投げ捨てて働いて手伝ってきた妻のせめてもの老後の旅行代金の話をそっちのけで鈴女の話に乗ってしまう父親の姿も正直ちょっと気持ち悪かったです。もしも病気でないなら本当の人でなしです。
そして私が見るのをやめる最後のきっかけは、本日第122話の鈴女が「リツを支えたい!」発言です。
正直、まだ言いますか・・・・、です・・・・。
母親の泣け出しの金をくすねて店出しているような人間が誰か支えたいって。。。じゃあ、そのまえに金返して母親支えなさいよ。。。です。
更には「りつの家庭は幸せになってほしい」です。。。。
いやいや。。。。
相手の奥様からすれば鈴女が一番の癌です。だから、あなたのその支えたいが相手の家族を壊すのです。もしそれが本音なら、縁を切りなさい。。。。
鈴女の一貫しての考え。自分本位を相手に擦り付ける考え、行動。
成功すれば自分の手柄、失敗すればあなたのせい。
もうこれに限界が来ました。。。。。
正直、最後の最後に鈴女には精神疾患がありました。でも頑張った人生でした。で終えるのかな?もしそうだとしたらそれは大失敗です。世の中の全員が疾患患者に敵意を持ったことでしょう。
じゃあ、そうでなくただただこれが鈴女の性格なのです。で、あれば問題外です。。。
こんな人間が成功して終えるドラマにもう時間は割きたくありません。だからといって鈴女が全てを失う姿だって見たくありません。なので見るのを辞めました。
個人的にかなりアナーキーな映画も見ますが、ちょっとこのドラマは無理でしたね。。。
ただただ自己中心的な女性が自分以外を傷つけながら進む物語。私は鈴女が大嫌いです。
しかし、世の中の人と私は少し違う点が一つあります。それは脚本家の腕の良さは称えます。
嫌われ女なんて、何億通りも今まで描かれてきたと思いますが、ここまで生理的に完全に人間として受け入れられない最低な人間をよくもここまで描けたと思います。これは徹底した人間観察のたまものです。本当に人間がついついしてしまう最低な言動全てを鈴女一人にあてがったらこのようになったんだと感じます。
ただ、ここまで落としたらあとはもう落としきるしかありませんが、それはNHK。多分許してはくれないでしょうから何か幸せな形が落としどころになるんだとおもいますが、それをしてしまったら今まで傷ついた人は報われません。だから私は見ない。人に迷惑や不幸をこれだけ押し当てて、この人物だけが成功を収めるような卑劣な物語を見たくはありません。ただし脚本家の腕は抜群でしたね。だからこそそんな終わり方ではもったいないかな?と感じます。
おじいちゃんが「人はいつまでも半分子供だ!」と言っていた発言がこのタイトルの半分青いなんでhそうが、残念ながら鈴女は全部真っ黒でした。