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PS4 トロピコ5の感想レビュー「市民と軍隊の独裁王国!」

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PS4 トロピコ5の感想レビュー「市民と軍隊の独裁王国!」

PS4版のトロピコ5をようやくクリアしましたので簡単に感想レビューしたいと思います。
相当前からSteamでグラフィックを見たときから気になっていたのですが一向に日本語版が出ないので購入を躊躇していましたが、何とPS4版が日本語完全版という事で購入してプレイしておりました。

購入前は大好きなシムシティと同じ街作り箱庭系のくくりという感じでしたが、やはりその認識で間違いないのですが有名どころでいうシムシティやCities: Skylineよりも、「街を作る」という観点でいえばはるかに難易度は低いゲームです。
逆を言えば作れるコンテンツが少なく限らているという言い方もあるのですが、一つ一つのグラフィックが秀逸であまりバニラ状態のCities: Skylineのような同じ建造物をただ並べているという感覚にはなりませんでした。キャラクターのデザインもしかりですが、とにかくビジュアルには徹底的に手が込んでいます。

 

ゲームの流れですが、シムシティなどとは「さぁ!街を作りましょう!」という事がとにかくメインですが、トロピコ5は全く違います。
まず、ゲームは自由な時間では勧められずにあくまでキャプチャーの一部として街を作るというイメージです。

簡単に言うと、第一話スタート!
物語の流れと共に必要な物を立てていく、ある程度物語が進む、「ハイ終わり!」

で、その街づくりはいったん終わり。次は別の島に移動させられてまたそこで同じ作業を繰り返し、不定期で前作った島の続きを使ったりもします。
なので、大きな町作りゲームとしてのくくりではシムシティなどと同じですが、実は結構毛色が違うゲームなのです。

これをどう捉えるかは非常に賛否が分かれるとおもいます。
「集中して街を作りたい!」そんな思いの方には非常にもどかしいですが、街づくりゲーム初心者の人には個人的には向いていると感じました。
このゲームで「もっと集中して街を作りたい!」と感じるようになれば、上記したような名作ゲームに次はトライすれば、頭の下準備ができてからなのでスムーズにゲームにはれると思います。

 

ちなみに街だけをひたすら長期で作れるモードも「サンドボックスモード」といって実はあるのですが、これが結構大変でした。
私は2カ月弱かけてのんびりとまずは上記したようなこのゲームのメインであるキャンペーンモードで遊びクリアし、その後自由度が高いこのサンドボックスモードを見つけ遊んでおりました。

このゲームは独裁者ゲームという名目ですが、実は全然そんなことないどころかまったくの逆で、ゲーム史上もっとも腰の低い首相となり、市民の要望に常に怯え、それに答えながらしかゲームを継続できません。
メニュー画面の市民の声を常にチェックしそれに答えてモニュメントを立て続けます。しかし片方を持ちあげれば片方が落ちるのバランスの連続です。

例えば、カジノを作れば治安が下がる、人増やせば住居が減る、住居が増えれば食料が減る、これを永遠に繰り返します。少しでも放置すると支持率が下がり選挙で敗北、ゲームオ-バーです。独裁者どころではないのがわかると思います。
ただし良い意味では常にパラメーターを気にしてかなり忙しいTime is Money的な作業をするので時間を忘れてしまいます。

 

・・・と、ここまでみるとちょっと楽しさも感じるトロピコ5ですが、実は地獄仕様なのです・・・。

大きく言うとかなーーーーーり、ゲームバランスが悪いです。それはそれは昔の洋ゲーを思い出したくらいゲームバランスが雑で、雑どころか正直はバグに近いレベルでゲームの継続が不可能になります。

 

特にこのゲーム全体を覆う致命傷
「不条理なピンチ設定が次々と襲い掛かります」

 

上記したように各種キャンペーンでは、常にクリア設定を追いかけるゲーム方針となります。
例えば何年までに何人集めろ、などなど。
そなると、先まで普通に人が増えていたのに突如人が増えなくなります。全てがそうです、何かをしなさい、という事に対して、先ほどまでとは突然違うモードに切り替わるので困惑の一途です。

更に一番きついのが、定期的に行われる選挙で、それまでは常に好感度が良く市民の期待に応えていたのに、選挙が近づくと何故かさかを転げ落ちるように支持率が下がります。意味がわかりません・・・・。どうしてもゲームオーバーにしたいのでしょうか?笑。これは本当に謎使用でしたね・・。パラメーター見ても市民の不満は出てない変わりない状況なのに、選挙が近いですよ、と交付が出たとたんこのモードが発動します。

 

そしてこれとよく似ているのですが、謎の蜂起システムがあります。
上記のように市民の不満は一切ないのにいきなり市民による蜂起がおこり、首相官邸を襲われゲームオーバーになります。

で、これを止めたいと、これに唯一対抗できる軍隊を沢山作ると、お次は不満0の軍隊が謎の蜂起を起こし、またまた官邸を襲いゲームオーバー・・・(笑
一体独裁者はどちらでしょうか・・・
市民の不満に耳を随時かたむけて市政を行う首相は、いきなり味方の市民と軍隊から殺されるゲーム・・・・辛い・・・
相当切れながら何度もトライしましたが結局解決策はなく、ネットで最後に調べたらやはりこれは仕様のようでした、残念。多分PC版だったらMODで何か手立てもあったんでしょうが、もうこれだけは仕方ないですね。

 

まあ、こんな感じでかなり辛い部分も併せ持つトロピコ5ですが、個人的には総称して面白と感じました。だからこそこの雑なゲームバランスが悔しいですね。もったいない!
シムシティの要素も併せ持ちながら、外交など、貿易、文化なども混ざっていて非常に面白みがあるし、何よりも世界設定やグラフィックが美しすぎます。

私はそこまで行けませんでしたが、何やら人口制限があるようですが、うーん、このゲームは小さくまとまっているというのが売りかもしれませんからそこは仕方ないのかな・・・。でもだからこそ、その小さな部分はとても素晴らしいバランスで仕上げてほしかったです。
ただ、初めにも言いましたが、色々不具合はこのようにありますが、やはり箱庭ゲーム初心者には非常に没頭に導入しやすい入り口ゲームなのではないでしょうか。

 

このバランスの悪さがネックなのか中古の値段も2000円そこそこですので、少しやってみてもいいのではないでしょうか。



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