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初代GPD WIN z8750の初期設定③「USBメモリをVHD仮想ディスク化して高速化」

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初代GPD WIN z8750の初期設定③「USBメモリをVHD仮想ディスク化して高速化」

では本日も初代GPD WIN z8750の初期設定の続きをご紹介していきます。
ようやく基本設定は今回で最後です。頑張りましょう。

今回することは初代GPD WIN z8750にとって最も弱点と言わざるを得ないCドライブ領域の少なさをカバーする作業です。
「SDカードスロットあるやん?」
そんな声を聞こえてきそうですが、実は初代GPD WIN z8750の仕様でSDカードスロットの転送速度が以上に遅く、それはSDカードのクラスに関係なく発生しているようなので、容量のカバーを転送速度が速いUSB3.0スロットで行います。

 

まずはUSB3.0に対応したUSBフラッシュメモリを購入します。
私はこれを購入しました。

本当は128GB欲しかったのですが、初代GPD WIN z8750購入で年金を使い果たし空っぽなので今回は64GBで我慢しました。
128GBでも転送速度は変わらないという事ですが、私が購入し実証しているのは↑コレです。

ちなみに初代GPD WIN z8750のSDスロットは上部のヒンジ部分(ふたの開閉のちょうつがい部分)にあり、形が大きいものを選ぶとふたが開けれなくなったり、ポケットに収納できないなどの弊害が出るのでとにかく小さいものを購入してください。

 

それでは作業を開始ししましょう。
※当分はGPD WINではなくデスクトップパソコンでの作業となります※

1.まずUSB3.0フラッシュメモリ(以後:USBメモリ)をデスクトップパソコンに繋げて、右クリックでフォーマット

2.フォーマット形式はNTFSにしてください。スピードは出来たらクイックじゃないほうが良いですが、かなーーーり時間がかかるので、待てない人はクイックでも大丈夫です。私はクイックでしました。
OSを入れたりするわけではないのでクイックでも良いと思います。

3.スタートメニューを右クリックしてディスクの管理を押します。

4.ディスクの管理が起動したら、フォーマットしたUSBメモリを選択し、トップメニューの操作を押し、「VHDの作成」を選択。

 

5.仮想ハードディスクの作成と接続の参照(B)を押し、仮想ディスクの保存先をUSBメモリにする。
ファイル名はvhdとしました(半角英数ならなんでも良いです)。
仮想ハードディスクフォーマットは「VHD」を選択し、仮想ハードディスクの種類は「容量固定」を選びます。

6.仮想ハードディスクのサイズは、購入したUSBメモリの最大容量-0.5GBが目安らしいのですが、私はここで結構つまずいてエラー連発しまして、最終的にはかなり削って55GB設定で出来ました。
(はじめ数字の右の単位がMBになっているのでGBに変えるのをお忘れなく。エライことになりますよ笑)

7.OKを押します。
すると最下部に青いバーで進行状態が表示されますのでのんびり待ちましょう。64GBでも結構かかります。で、私のように待ってもエラーを吐いたりもしますので、その場合はもう一度手順①からやり直し、容量の部分をもっと削ったりしてみましょう。

8.完了したらUSBメモリを初代GPD WIN z8750に差し込み電源を入れます。

 

9.スタートメニューを右クリックしてディスクの管理を押し、画面を確認すると「不明」なディスクが認識されていると思いますのでそれをNTFSでフォーマットします。

10.フォーマットしたディスクの上で右クリックを押し、ディスクの初期化を選択し、パーティションスタイルを「MBR」にしてOK。

11.初期化が終了すると仮想ディスクが「未割当て」になるので、ボリュームを選択し右クリックし、「新しいシンプル ボリューム」を選択。

12. あとは普段のボリューム付けの処理を行い、ドライブ文字ですが、私は「E」にしました。

 

13.パーティションのフォーマットになるので、「このボリュームを次の設定でフォーマットする」を選択し、ファイルシステムはNTFSを選択、アロケーションユニットサイズは既定値、ボリュームラベルを私はVHDDにしました(半角英数なら何でも良いです)。
フォーマットはここまでと同じでクイックでも良いですが、念入りな方はフルフォーマットかけてください。そして次へをクリック。
これでフォーマット作業が終われば次へいきましょう!

14.現状GPD WINのドライブ配列は以下となっていることを確認してください。

Cドライブ:メインドライブ
Dドライブ:差し込んだUSBメモリのドライブ
Eドライブ:今作った仮想ドライブ

もし、こうなっていなかったらひょっとしたらSDカードなどを先に差し込んでドライブ配列が当方とは違っている可能性があります。
問題はありませんが、今後の作業のボリュームネームを自分の配列に合わせて適宜変えないとおかしなことになるので注意してくださいね。

 

15.メモ帳を開いて以下を入力。

select vdisk file=”d:\vhd.vhd”
attach vdisk

※select vdisk file=”d:\vhd.vhd”と記述されている部分の、d:\の部分はUSBメモリのドライブです。なので上記したようにドライブが違う人は自分のドライブ名を入れてください。他ディスク名も当方と違うものを指定した人はそれぞれ自分が決めたものを記述してください。

16.作成したファイルは、Dドライブのルートにvhdmount.txtのファイル名で別名保存する。

17.もう一度新規でメモ帳を開き以下を入力。

diskpart -s d:\vhdmount.txt

保存の際に最下部のファイルの種類を「すべて」にして、auto-mount.batという名前でDドライブのルートに保存します。

 

18.一度GPD WINを再起動して、先ほど作ったauto-mount.batをクリックして、仮想ディスクが出てくるかチェックしましょう。
クリック後にEドライブが現れていたら、ここまでの作業は成功しています。

もし現れていなかったら以下の事を再チェックしてください。
◇スクリプトのドライブ名やボリューム名があっているか。
◇コマンド記述に間違いはないか。
◇全角になっている個所はないか
◇テキスト保存の際にbatではなくtxtになっていないか

成功していたら次の作業にはいります。

 

19.スタートメニューを右クリックしてコンピュータの管理を押します。

20.コンピュータの管理の左側にある「コンピュータの管理」の中の 「システム ツール」にある「タスク スケジューラー」を選択。

21.お次は画面右にある 「タスクの作成」を押します

22.タスクの作成の全般タブの名前をauto-mountにし、「セキュリティ オプション」の「ユーザーがログオンしているがどうかにかかわらず実行する」を選択し、「最上位の特権で実行する」にチェック入れてOK。

23.次はトリガータブに移動し下部の新規をクリック

24.「タスクの開始」を「スタートアップ時」に設定してOK。

25. 操作タブに移動し、下部の新規をクリック。

26. 「操作」を「プログラムの開始」にして、「プログラム/スクリプト」の右にある参照ボタンを押して先ほど制作した「auto-mount.bat」を指定。

27.「条件」のタブの、電源の項目にある「コンピュータを AC 電源で仕様している場合のみタスクを開始する」と「コンピュータの電源をバッテリに切り替える場合は停止する」の2つに入っているチェックを外します。多分上部を外せば下部も勝手に外れます。
そしてOKを押します。

 

はい、長ったですね。これで終了!
これで再起動をかけたら、先ほどはauto-mount.batをクリックしないと現れなかった仮想ディスクが起動と共に現れていると思います。

で、長かったけどこれ何よ!!??
って思っている方も多いと思います。

じつはこれを簡単に言うとUSBメモリをUSBメモリという認識をせずに、Cドライブのような内蔵ディスとして扱うようにする作業で、少しでも転送速度を上げるという処理をしていました。
GPD WINはとにかくCドライブ容量が狭いので、基本全てのデータは今後この仮想ディスクに放り込みますので、少しでも早いほうがやっぱりエミュレータもサクサク動くというものです。

 

で、実際に転送速度を計測したらやっぱりご名答!
Cドライブの転送速度と変わりない速度が出ました。これでようやく初代GPD WIN z8750の初期設定が終わり。
このあとはお楽しみにのエミュレータ入れまくり天国?(地獄?笑)ですよ!!!!!きたーーー!!

って、ここまでサクッと書いていますが。いろいろなサイトに散らばったすべての情報を集約させて、自分でやってきましたので本当に私自身はすっごい時間がかかっています。
でも皆さんが購入したものの、それを手に呆然とすることが、これでなくなればと思います。

 

そしてそれはエミュレータも一緒かもしれませんね・・・。
PSPやDSなどはすごく丁寧にエミュ導入も紹介されていますが、PCでのエミュって歴史も長く選択肢も多すぎてわけわからないですよね。

なんで、今後はエミュレータの搭載方法もおじいさん方法ですが記載していきますね。



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