全くのノーマークだった映画「ジャッジ」を見ましたので、感想レビューを書いてみます。
本当にこんな作品、全く知らなかったのですが偶然TSUTAYAで嫁さんを待ちながらのんび~~~り色々なコーナーを見ていたらひょんなことで目ついて、パッケージを見てびっくり。
なんと、ロバートダウニーJrと僕の大好きなロバートデュバルの競演!!
もうこの時点で鳥肌が立ちました。
これは大変なことだ!!
・・・というオタク全快の感じでレンタルに至りました。
ジャッジ、というだけあって、パッケージを見ても壮絶な法廷アクションを予想していたが、実はそれがメインではなくこれでもかというほどに繊細に作りこまれた家族ドラマです。
よくある映画のような、問題→解決→感動。
ではなく、本当にリアルな家族感を演出しています。
過去の記憶は美しく逃げ込みやすいですが本当はそれだけではなく、皆さんにもあるように美しいだけではない、辛い毎日もあります。
そんな、”過去”であった家族と久しぶりに再会する主人公。
とある事件をきっかけに美しい記憶だけではすまない現実的な過去と現在に向き合って行きます。
皆、傷つきながらもそれに向かい合い、進んでいくというもの。
まあ、ロバートダウニーJr&ロバートデュバルです。
新旧の演技派の演技が凄いの何の・・・。
画面が凄いです・・・・。
ロバートダウニーJrはアイアンマン以降あのような感じが売りになっていますが、やはりこういった味のある役柄もできるんだ!と証明しました。
逆にロバートデュバルは年寄りだけど勇ましい、という役柄が多かったですが、年相応に弱っていく姿という新境地をこのお年で挑戦しています。
後半に向けては、涙が止まりません・・・。
過去を振り返ること、浸ることを悪く言う人もいますが、そこにとどまっていなければ、初心を思い出したり、温かい心をより戻す為には僕は必要と感じていますが、この映画も、そこだけには甘えてはいませんが、そういったメッセージも込められていると感じました。
ちょっと社会に疲れた30~50代の方が見たらちょっと背筋が伸びる、心が温まる作品ではないでしょうか。
彼氏彼女と、旦那さんと嫁さんと、ちょっと紅茶とクッキーでも置いて、のんびり昼間に見てください。
多分その後、一緒に夜ご飯のかいものに笑っていけるんじゃないでしょうか。