まるで扁桃腺除去手術専用ブログか?というほど徹底して書いてきました扁桃腺除去手術の記事ですが、本日を持ってラストとなります。
色々ありました。
格闘技もしており基本痛みとかにはめっぽう強い方で、今回の事も我慢すれば色々乗り越えられる!と、かなり軽く捉えておりましたが待っていたのはまさに地獄でした。
まだ完全完治ではありませんが、食べることに支障はありません。
ただなれない現象としては喉の広さが変わるのでくしゃみの感触が変わります。そのほか意識せずに行う舌の動きや喉の動きに違和感を感じます。このあたりは無意識の範疇に任せるしかなさそうですので気長に構えます。
あと、口の中にしょっぱさがでるようになると思います。
どうにもこうにもずっと口の中に塩を入れられているような感じです。これは味覚障害というものらしく、症状が出る原因はいくつかありますが、私の場合は完治した今だから言えることは亜鉛不足が原因でした。
物をほとんど食べなかったので体が亜鉛不足に陥り、それに伴って舌が異常を起こしていました。この場合は亜鉛を多めに摂取してあげると改善します。私は2週間くらいで治りました。
亜鉛というと素人が浮かぶのはブルーベリーですよね。なので私の大好物な冷凍ブルーベリーを沢山買って暇があれば口に含んでいました。私は凍ったまま食べるのが好きで、口の中も冷たくてすっきりしますし喉もスッキリして本当に扁桃腺摘出手術後にはもってこいの食品ではないでしょうか。
ちなみに、手術後は喉にかさぶたができたり膿の層ができたりで、実質的にもそういったものがしょっぱく感じる事があり、それと今回私がなった感覚異変の味覚障害は意味合いが違うのでそこは間違えないようにしてください。
最後に
今回本当に全経験を書き綴っています、IgA腎症の記事は今後も続いていきますが、扁桃腺除去手術の記事はこれで終わりです。
ここまで私が一生懸命書いたのは、あまりに嘘記事が多いからです。
確かに私もブログにアフェリリンクは張っていますが記事に嘘はありません。
しかしネット上には本当に嘘の扁桃腺除去手術の記事があふれかえっています。
多分どこかの元ネタを見て自分なりに想像して書いているんでしょうが、実際に受けていないから嘘ばかりになっています。
例えば・・・。
「初日からプリン食べた、アイス食べた。」
言い切りましょう「無理です」
これは喉が痛いという状況を想像して冷やしたら良くなるだろうと勝手に想像し記事を書いたんでしょうが、本筋を間違えています。
喉が炎症で痛いと言うのではないのです。喉を切っているため飲み込む作業がとてつもなく痛くて飲み込めないのです。
だからプリンでもアイスでも同じです。柔らかいから食べれる。という事ではないのです。
唾さえも本当は痛くて飲み込みたくないほどの状況で、あえて異物を口内に入れようなんて考えもしません。
更にバニラアイスなんて非常に喉を刺激して痛いです。食べれるはずがありません。
逆です、口の中から全てが消えて欲しい。これがリアルな本音です。
更にこのブログには「アイスを食べて点滴、アイスを食べて点滴」と書いてありましたが、それも嘘です。
そもそも術後の点滴は物を食べれない人の為の栄養補給にあるもので、これだけアイスやプリンを食べていたらもう点滴はその日に外されます。
さらには「冷凍庫ないから病院の冷凍庫に入れてもらってました」
そんな事までしてくれるほど暇な病院はありませんし、なによりも衛生上そんなことを病院側ができるはずがありません、患者の食べ物をナースステーションの冷蔵庫に入れる、それを出して渡す病院なんかあったら大問題です!笑
寝れないから睡眠導入剤もらったら寝れた
「無理です」
これも完全なる嘘です。
多分これは想像で喉が痛いから寝れないから睡眠薬を飲めば寝れる。と安直に想像し記事にしたのでしょうが、この事実を読んでもらえれば一目瞭然ですが、痛いから寝れないのではなく、息が出来ないから寝れないのです。
だから睡眠薬を飲んでも同じです。
必ず息が詰まって目を覚まします。個人的には逆に眠くなるほうがしんどいと思います。その度に起こされるわけですから。
それだったらもう、また来るぞ、と意気込んで待っていたほうがいいです。
たくさん術後から紙パックのジュース飲んじゃった!
「無理です」
喉が痛いとストローなんてすえません!ストローから水分を摂取するには相当な喉の筋肉を必要とします。これは私が経験済みです。
本当に吸えません・・・・、水が上がってきませんでした。
このように、どこかの元ネタを中心に皆が好き勝手に扁桃腺除去手術を受けても無いのにアフェリエイト目的でダラダラ記事を装飾し遊び半分でアップしているのが、扁桃腺除去手術 ブログで検索したら上位に来るブログです。
ほぼ嘘八百で、お互いがお互いのブログを見て少し自分なりの装飾をしてあげています。だからこそその部分が嘘になります。
確かに個人差はありますが、痛いの根本などが全く間違っている部分を見ると、経験者からすれば嘘ばっかりだなと感じます。
だからこそ私のブログでは本当の事を書き残しました。
耳鼻科の先生もきっぱり言っておられました。
「これは痛い手術です。今の世の中の色々ある手術の中でも痛い部類にはいります」
なので、この手術を安直に考えないで下さい。上位ブログに来る舐めた記事を鵜呑みにしないで下さい。個人差はあっても5日目くらいの治りくらいです。
それまではほぼ全ての人が等しく地獄を見ます。
ほかの部屋からも嗚咽は常に聞こえてきます。それが現実です。
しんどい手術ですが確かにあれ以来変な微熱は出ていませんし、のどに常にあったしこりのようなコリも消えました。
良いところも沢山ある手術です。
皆さんもするとなったら、頑張って乗り越えてください!!!
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