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IgA腎症闘病記

【IgA腎症末期患者の闘病記:1】初めての入院、そして腎生検

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基本元気人間で生きてきたある日
大きく体調を崩してまありにもそれが長引くので、少し遠くにあるとても信用ある先生のもとに診てもらいに向かいました。

検査の結果、相当よろしくない数値などが出ているので一度大きな病院の専門家に診てもらうほうがいいということで急遽紹介状を書いていただき、大きな病院のとても偉い先生に診てもらうことになった。

数日後大きな病院でまずは血液と尿の検査を行ったところやはり相当酷い状態であることが判明し、早くにも精密検査が必要な状態であることがわかりました。

 

その検査の名前は「腎生検」という聞きなれない検査。
何とこれ、針を腰に差して腎臓の一部を抜き取ってその細胞を調べるという検査。

精密検査って、あってもエコー検査とかだろう思ってたのであまりの衝撃にうろたえましたし、体にメスを入れたことがないので非常に抵抗はありましたが、半ば強引に家族に脅されて腎生検を受けることになりました。

ちなみにこの異常な数値という奴ですが、普通の健康な人の10倍以上悪い数値が出ており、まさに異常事態の体の中ということでした。見せてもらった数値の桁があまりにおかしいもの過ぎて、その数値が異常に見えないほどでした。

そして人生初の入院をすることになります。

 

とりあえず暇になるだろうということを見越し、日割で契約できるWi-Fiの契約。これが意外と安くて助かりました。ネット予約なのでかなり猶予をもって予約しないといけませんが1日たった400円くらいでした。

そしてずっとやらずにいたドラゴンクエスト11をするために3DSも同時に購入し準備万端でその日を迎えました。
あと、以外に役立ったのがiPadをきっちりと固定してくれるアームです。寝たきりで動きが制限されると事前に聞いていましたのでこれを購入しました。

これがあれば寝たきりの状態でiPadを目の前に持ってこれたりできて凄く便利でしたね。3DSより結局これのほうが活躍したかもです・・・。

あと、純粋に必須なのがたこ足配線です。今の時代充電器だけでもいくつも必要なのに入院部屋には多くても2口しかありませんので、たこ足配線は入院には必須アイテムです。

ちなみに私はかなり神経質な性格なので部屋は個室にしました。

 

昼過ぎに入室。
その日は薬担当の方や室長、入院のルール、事前検査などでひっきりなしに人が出入りし、緊張とか言っている暇がなかったです。
あれよあれよという間に時間が過ぎて「入院だ、、」という感じが迫ってきました。

その日は夜ご飯も普通に食べましたが、事前に次の日はほぼ絶食状態であることは伝えられておりました。

次の日は朝に水だけ飲んでお昼についに腎生検の施術を受けました。

 

いかにもな手術室の小さい版見たいところのベッドにうつぶせに寝転がり、液体麻酔を腰のまわりにたくさん塗られます。「冷たいな」そんな感覚もやがて消えてきます。

そして腎臓を抜き取る針が刺さります。
麻痺していますが体の奥深くに何か異物が入っていく感覚はとても気持ちが悪いです。
ある程度奥まで行くと息を止めます。

この時にバチンッ!と小さな針金同士の間に電流が走るような音と、軽いパチンという感覚が、音がします。
これが腎臓を取った機械の音です。
もっとえぐいのを予想していたのでかなりの肩透かしですが、これが腎生検です。

一度取ると血がかなり出ているようで助手の人がアナログに全力で患部を何かで抑えつけます。ほどなくしてまたこれをしてを三回して手術は終了です。
慣れていない先生だと失敗もあるようでしたが、幸い私の担当の方は非常にこの筋では名医の方らしく痛みも失敗もなくきっちりと三回で手術を終えました。

楽勝でありながらもやはり極度の緊張状態で朦朧としている私に先生が笑顔で「自分の腎臓見ますか?」と聞いてきましたが、今見たら確実にここの床を汚すものが出る自信があったので、すかさず「ノーエクスキューズミー」と、お断りしました。

 

私はうつぶせのままベッドごと病室に運ばれ無事マイ病室に帰宅です。
さて、一見腎生検楽じゃん!となりそうですが、実は腎生検のしんどいのはここからなのです・・・・。

少し長くなりましたので、この続きは次回に・・・・。
【IgA腎症末期患者の闘病記:2】腎生検の後に待つ4時間の試練



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