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映画

高畑勲監督のかぐや姫を見たので感想レビューやラストの見解

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原作竹取物語の細部までは知りませんが、知っているレベルでいえば原作に忠実に描かれている物語です。

いやーーー・・・・・
凄いです・・・・・
何度作品を見ながらため息をついたか・・・。

 

この作品を評価するに当たっては一人の視点では無理と思います。
僕はやはりデザインと言う面から、物語進行の部分からは色々思いをはせれるのですが、何というのでしょうか。

何か見ながら感想を思い浮かべながらも、その自分の感想に
「いや!!それでは足りんのだよ!!!俺!!もっと!もっと!」

と唇噛み締めたのは初めてです。
そのくらいこの作品には素晴らしい素材が詰め込まれています。

 

少しニュアンスは違いますが作風はすぐに伊藤若冲をイメージしているのかな?そんな気を受けました。
書き方という風でもありますが、やはり動物や草木など生あるものを強く表現するという部分でも類似していると感じました。

一見この作風は現在のデジタルアートに反旗を翻していると思われがちですが、僕はその逆と思います。
発展したデジタルアートだからこそ表現できたこのタッチで、最新技術の贅を尽くした作品です。
特にかぐや姫が夜の街に走りぬけるシーンなどはこの作品の一番見所ではないでしょうか。
作品途中なのでしたが、巻き戻してみてしまったほどの迫力です。

 

そして意外なところでは音楽も聞き応えがありました。
ジブリ毎度の久石譲さんがこの作品も担当していますが、何かいつものような置きに言っている感じではなく、非常に攻めている楽曲が揃っています。
言い方悪いですが、やはり宮崎さんの時には宮崎さんが喜びそうなものを作っていますが、この作品では、この作品に会う楽曲と言う感じで提供されていますね。
なのである意味、本当の久石譲ミュージックが聞けるのではないでしょうか、そしてそれは結構良い感じです!

最後のシーンにサンバ持って来るとか、宮崎さんではNGですもんね(笑

 

物語はまあそのままなのであえて言うことは無いですが、個人的な部分で言わせてもらうとラストシーンは気になりましたね・・・・。
二人で崖から落ちて、川を渡る。

あのシーンでドキッとしました・・・。
そしてそれに伴ってラストに関わるシーンが色々関連してきました。

あくまでこれは個人の想像や感想です。

 

まず・・・・
かぐや姫は都に行くにあたり、翁は村の人間を抹殺するように依頼をした。
かぐや姫の品を上げるため、村で育った過去を消したかったから。

だから、かぐや姫が村を再訪した時に、移住したと言う言われたが、どこか村が襲われたような形跡が見られた。
つまりこの時点で村人は死滅している。

かぐや姫は月の住人となっているが、それは死の世界の人という意味だと思います。(実際お迎えは仏の姿でしたしね)
しかし本人はそれをわかっておらず、村に戻った際にさまよえる村人の霊と出会い、捨丸とも出会う。

 

そして恋焦がれた捨丸と崖から身投げをして死を迎える。だから一度落ちるシーンで止まり、三途の川を越える意味で川を飛び越えるシーンを入れたと思います。

そして二人は共に死人となり。空を駆け巡ります。

すこしとっぴょうしもない予想ですが、気になった方はちょっとこのあたり踏まえてみてもらえると共感する部分もあるんじゃないでしょうか。

 

最後に。
この作品は後世日本の宝となるでしょう。
そして学校などでもこれを見せるべきです。

言葉がわからない子でもこれの作品を楽しく見れる部分はあります。色や音などなど。
今やあまり教育にならない本当に娯楽だけのアニメが日本には定着していますが、昔の日本昔話のような、教育に繋がる感性に響くこのような作品が増えることを祈ります。

いやはや、本当に素晴らしい作品でした。



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