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リオ五輪柔道のリネールは卑怯?英雄?

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リオ五輪柔道のリネールは卑怯?英雄?

オリピンピックを見まくって完全に朝夜が逆転しているおじいさんです。

色々熱戦を見ましたが、ちょっと別の意味で話題となった試合について記事を書きたいと思います。
それは100kg超級の決勝です。

原沢vsリネールの一戦。
絶好調だった原沢の善戦を全日本人が期待しましたが、結果は警告負けというとんでもない結果に終わりました。

 

一切原沢と組もうとせず逃げ勝ったリネールに日本人からは大バッシング。
珍しくNHK放送でも穴井さんが本音を吐露してしまうほどの悔しい一戦となりました。

そして、この一戦への個人的見解です。
ただ、見解と言っても正直答えはありません。

今現在も20年近く野球をしており、趣味でムエタイ、子供頃には柔道も6年近くやっていました。
この身からして、いろいろな角度から競技を見れるので、なかなか一つの答えは出せません。
なので、良い所。悪い所、をそれぞれ書き出そうと思います。

 

まず、この試合で良かった所。

やはり柔道と言えば日本の国技です。当然日本の技術には歴史があり、金メダルが当たり前と言われるほどその技術は大変高いです。
ですので、きっちりと組めば日本人が圧倒的に有利です。
だから諸外国の選手はその対策に「組ませない」という手法を取らないと勝利を得れません。

柔道の試合のルールを熟知し、その中で歴史ある国から勝利する手法を画策するしかありません。その極みがリネールの戦い方で、実際それで絶好調だった国技国の選手を決勝で打ち砕いたのですから、それは賞賛に値するといって過言ではありません。
スポーツである限り、ルールを大いに利用し対策を練るということは至極当たり前で、それはある意味日本のお家芸ではないでしょうか。

筋力で劣る水泳でバサロを編み出し、野球ではスモールベースボールと言うデータや組織で勝ちをもぎ取る方法も、今回のリネールと何も変わりません。
パワー野球がベースボールと言う中で日本はルールを熟知し、それを最大限生かした多彩な変化球やポジショニングで勝利を模索する姿は美しく、今回のリネールを卑下してはあまりに勝手な気もします。

 

そして、悪い点。

今回の最大の問題点は「日本の柔道協会」の柔道の普及のさせ方であると言い切れます。
この試合を見ていらだった人の理由は、柔道をスポーツとしてではなく、「武道」としてみているからです。

武道は命の削りあいです。
つまりは「はじめ」がかかれば、刀を抜いたもの同士の真剣勝負です。
その真剣勝負の場に「逃げる」はないのです。

 

その目でみると、今回のリネールの戦いぶりは、刀を抜いたにもかかわらず戦わない武士という事になり、それを見た人は「では何故刀を抜くの?」「戦わない者が何故、真剣勝負の場に立つの?」「じゃあ、柔道止めれば?」そう感じたはずと思います。

しかし、それは仕方ないことで、日本柔道協会は柔道を有名にさせることしかあたまになく、柔道人口をただ増やす為に「心」が大事な武道としてではなく、得点重視である「スポーツ」として柔道を世界に広めて回ったのです。なので、世界の人々が柔道を心の武道と捉えず、「ポイントこそ命」と恥や尊厳など顧みず警告取れれば逃げ回ることは当たり前なのです。
野球で言う4番を敬遠し5番勝負と言うことなのです。

 

この良い所、悪い所、を見ればわかるとおり、リネールを悪く言うことはなかなか難しいのです。
数年前から日本は柔道の世界ルールを、日本柔道の本来の意図に近いものに変更しようとわーわー言って、色々変更がされてきています。その証拠に今回の五輪は大変スピーディーでココ何回かの世界大会の中では最高の柔道大会だったのではないでしょうか。

しかし、それでもまだまだ審判のレベルが低いなど課題は山積です。
更に言えば、あまりに日本がうるさい為、全世界の柔道協会からかなり阻害され、四面楚歌になってきています。それは当然です。諸外国はスポーツとして捉えその文化で成長してきたスポーツのルールを日本有利のルールに変更しろと推し進めるのですからたまったもんじゃないですよね。

 

野球で言えば、メジャーが日本にID野球はWBCで禁止!と言っているようなものです。
アメリカはそういった面からも野球の世界大会からは一線を引き始めているように、日本の柔道も世界大会から一線を引くのか、それとも四面楚歌になりながら、または運動人口を大幅に減らす覚悟で本来の柔道のあるべき姿にルール変更を変える運動を続けるのか、今後の動きが気になります。

このあたりが、試合後に穴井さんが言っていたことです。あまり全て言うと駄目なのでとても含んだ感じでしたがね・・。

 

なので、まとめると。
リネールの戦い方は現状のルール、現状の世界で言う柔道的には卓越した技術を持った最高のプレーヤーであるが、日本の武道としての本来の柔道という視点から見ると、大変無様でほぼ自決に等しい醜態であったと言う事です。



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