少し前Youtubeの方でAsus様から商品レンタルの提供を受けた際、いつものように忖度なしに本音でレビューしました。検証して多くのおかしなところや根本的なバグを見つけてレビュー。実際Asus様にもそのことをメールで送信しましたが、ろくな返事もないまま結局そられへの返事は無し。その後提供の話も無し。
しかしROG Allyが海外で発表された時点でAsus様に「ROG Allyを先行で買えませんか?予約の情報があれば教えてほしいです」などのメールをしました。すぐに返事があり、丁重な言葉で要約して「わかりました!情報分かり次第連絡します!」と返事がありましたが、その後一切連絡はありませんでした。
つまり自分たちに有利なレビューをしないともう提供はしない、まともな対応はしないという事なんですよね。となるとどうなるか?全員が嘘のレビューをしますよね。だから私はROG Allyを買ったのです。日本で唯一真実を伝えるために!
このように私はAsusに対して大きな怨恨があり、ROG Allyに一切忖度する気はありませんので、本音でレビューします。
届いたROG Allyがこちらです。
ここ最近のROGブランドデザインですね、白とプリズムで統一されているダサい外箱です。
それではROG Ally開封します。
まさかの液晶面にスポンジの緩衝材さえもない収納。
ただし蓋側の裏にちょっとした仕掛けがあります。
緩衝材代わりに、ROG Allyを立てて使うように紙製の本体立てが入っています。これはSDGsの観点からも気の利いた仕様だと感じました。こういう仕掛けは私は好きです。
本体をどけると底面に2つの箱があります。
1つには充電アダプターが入っています。ここまでROGブランドの白で統一して、見えないところのアダプターは黒って、こういう所凄い嫌いです。本当に素敵なブランドってこういった見えないところに最大の気を使うもんです。
もう一方には冊子類が入っていました。基本Windowsなので説明書も読むことはないでしょう。
そしてこちらがROG Ally本体です。外箱と同様最近のROGシリーズのデザインですね。ただ本体白色にボタン黒ってのは凄いダサいですね・・・・。どうもこのデザインになるのに3年かかったらしいですが、デザイン部門は左遷した方が良いと思います。
ただし、正面に無駄なロゴを入れなかったのは正解です。この辺りは大手の余裕ですね。
上面にスイッチ類が集合しています。右から、電源(指紋認証付き)、音量ボタン、USB-C、ROG XG Mobile、MicroSDカード、3.5mmヘッドホンジャックとなっています。本体がこの大きさでUSB-Cが一発なのは厳しいですね。指紋認証はここ最近のゲーミングUMPCの中では断トツで認識が良かったです。
そして左右にはかなり大きな排気口があります。上面穴ですから取り外しができるメッシュ加工など欲しかった。
左右は何も無し。形はカーブしておりエンボス加工も施されているのグリップ力は強めです。角のロゴホロシールはダサすぎます。
背面にはM1 M2というファンクションキーが付いています。結構自由にボタン設定できるのでAYANEOボのファンクションボタンよりも遥かに存在理由があります。ただ最大の弱点として、左側のボタンは結構ゲームプレイ中に思わず押してしまいがちです。他のレビュワーは「場所が最適で誤押しはない!」と公式の見解をそのまま話していますが、実際にゲームをして熱くなってくると絶対に押してしまいます。その理由は後述します。
あと、ROG Allyはせっかく左右のデュアルファンがあるのにデザイン重視のために右側だけ目のマークに吸気穴を小さくするってちょっとあほ過ぎると思います。ユーザーとしてはちゃんと吸気穴を大きく開けてクーリングしてほしいです。そもそもデザインが格好良かったらまだ我慢もしますが、こんなダサいデザインのために吸気が少しでもさえぎられるのはきついです。あと、この斜めのホロもダサすぎる。2000年代のギャルのピチTのデザインが好きな権力を持った社員さんがいるんでしょうかね・・。
それではボタン類を見ていきます。
メインのABXY4つボタンはPSと同じ仕様にしてあります。ボタン自体が大きく、ストロークも適度にあり押す時の抵抗は弱いがきっちりと戻ってくる感じで多くのユーザーが安心して触れるボタンの感触です。最近はXboxのように直接スイッチを押すようなカチカチの物が主流となりつつありますが、こちらの方が多くの人に受け入れられやすいと感じます。ただし大きな本体の思いっきり右上にボタンが配置されているため、指が短い方や手が小さい方はそもそも操作がままならない可能性が高いです。これは欧米諸国向けにしているのが良くわかりますね。
十字キー(D-PAD)はなぜか本体に対して非常に小さいです。押し心地は少し固めの印象で、指を滑らせるとおかしな押し心地になるので非常に不安でしたが、
実際格闘ゲームで検証をしたら驚くほど操作精度が高いので安心してください。
アナログスティックは根元のボール部分が本体内部に隠れているタイプです。抵抗が少なく柔らかすぎてゲームに熱くなると軽すぎて折れてしまいそうで怖いです。
更にメインとなる左スティックは大きな本体の左側に寄りすぎているために左入力がやりにくく、さらに力が入りますし、本体が左に傾きやすくなります。
そのせいで上記したように傾く本体を支えようと中指やら薬指に力が入るので背面のファンクションキーを押してしまうという構図になるのです。昨今アナログスティックが主流の中何故ここまで操作しにくい位置に左アナログスティックを配置したのか意味が分かりません。3年もプロダクトデザインに時間をかけてこの不快さを誰一人進言できなかったのであればROG Allyの制作グループは相当やばいと思います。
ただし入力の精度自体は正確ですのでご安心ください。ただ、上記したように一年後くらいにはハードユーザからアナログスティックが壊れたなどの報告が相次ぐでしょうね。その他にスターとセレクトの下にコマンドセンター呼び出しボタンと、アーマリクリエイト呼び出しボタンがあります。この二点は後述します。
LBRBはカチカチボタンでLTRTはアナログ入力のトリガーになっています。
何故か左側が強く右が少し柔らかいと感じました。海外フォーラムでもこの辺りに言及している人が多く、多分ですがかなり個体差があるようです。11万出して多くの人が気になる違いが肝心のボタン周りに出るって笑えませんよね。
フロントスピーカーは非常に良い音が出ます。今まで多くの中華ゲーム機やゲーミングUMPCを触ってきましたが個人的には一番音が良いと感じます。多分独自のイコライザもあるんでしょうね、それがかなり効果的でゲームのサウンドを最大限に生かしてくれます。ただしイコライザがきついせいで少々ボリュームは小さいと感じるでしょう。
せっかくなんで最近出たゲーミングUMPCを並べてみました。上からROG Ally、AYANEO GEEK、STEAM DECK。こう見てもAYANEOのデザイン力の高さが際立ちROG Allyのダサさが良くわかりますね。
立てるとこんな感じです。こう見るとSTEAM DECKの薄さが際立ちますが、使用できる電流量が全く違うのでそこはROG Allyの厚みも仕方ない所です。逆にこれくらい分厚い方が安心です。
それではROG Allyのスペックを見ていきましょう。
OS:Windows 11 Home 64bit
CPU:AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー(8コア16スレッド 3.3~5.1Ghz TDP:9-30W)
GPU:AMD Radeon グラフィックス(12コア 1.2~2.7Ghz)
Storage:SSD 512GB (PCI Express 4.0 2400)
Memory:16GB (LPDDR5 6400Mhz)
Display:7inch 1,920×1,080 リフレッシュレート:120Hz TFTグレアタッチスクリーン (静電容量方式)
Wi-Fi:Wi-Fi 6 (IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)
Bluetooth:5.1
Battery:リチウムポリマーバッテリー (4セル/40Wh)
縦:10.9cm
横:27.9cm
厚:2.13cm
重:615g
性能がほぼ似ているAYANEO GEEKが676gなのでかなり軽量であるのがわかると思います。軽い軽いと謳っていますが、その謳い文句に間違いはありませんでした。ちなみにSteam Deckは692gです。この総重量での1割違いはかなりの違いです。ただし、ゲーミングUMPCは基本机にした部分を付けて遊びます。手にもって空中でする人はほぼ居ないと思うので正直実際プレイを始めるとあまり関係ないんですよね・・。
電源をれるとWindows11の初期設定が始まるのでガンガンやっていきましょう。この時はキーボードなどを付けておくと便利ですよ。
設定が終わると普通にwindows11が立ち上がりますが、すぐにアーマリークリエイトというソフトが自動で立ち上がります。これはOFFにしないと毎回起動時に立ち上がります。ソフト内でOFFにできます。アーマリークリエイトはROG Allyの設定ソフト兼、ゲーム管理ランチャーになっています。
Stemaゲームや各種ゲームを一覧で表示出来てすぐに起動できるのでエミュレーターなどではなくPCゲームメインの人は自動立ち上げでも問題ないと思います。
設置項目は多岐にわたるので詳細は割愛しますが、アーマリークリエイトで詳細な設定をしたものがコマンドセンターで簡単に呼びだせると思っていてください。ゲームのパワーを決める電流量やファンの回転数、アナログスティックのLEDの光り方、背面ファンクションキーの設定、コマンドセンターに登録するボタン設定など本当に多岐にわたる詳細な設定が可能です。
とりあえず言える事は使い込めば使い込むほどROG Allyの本領を発揮できるようになりますのでちょっとづつアーマリークリエイトを使えるようになりましょう。
ROG Allyの詳細設定を見てみましょう。
ちゃんと表記通りフルHD、リフレッシュレート120Hzになっています。ちなみに初め画面は150%拡大になっています。確かにその方が画面が見やすかったりタップしやすかったりするのですがゲームでフルスクリーンを選んだりフルHDを選ぶとバグるので出来れば100%に戻しておくと良いと思います。
当然溜まりに溜まったアップデートがあるので全部済ませましょう。
再起動の時に勝手にROG AllyのBIOSアップデートに出くわすと思いますが焦らずそのまま放置しておきましょう。巷で最新BIOSである319がゲームの起動を遅くするとか言われていますのであぷしたくない人はそのまま放置しましょう。これは私の見解ですが書いておきます。
まずこの319では多くのバグ修正が行われていますので素人の人にはお勧めです。そしてパワーダウンの事ですがまだ意図的なのかバグなのかはわかっていません。ただROG Allyは実際液晶部分の発熱がかなり異常ですので個人的には動きを意図的に落としたのかなとも感じております。
コマンドセンターを呼びだしてみましょう。
BIOSアップデートでコマンドセンターの画面が少し変わります。
多くの項目が素早くROG Allyの性能を最大限に引き出す大事な設定項目です。これを使いこなせばROG Allyを大切に長く使っていける事が出来るでしょう。アヤネオにもAYA Spaceと言う似たアプリがありますが、それよりもはるかに性能が上です。しかもこのコマンドセンターはアーマリークリエイトが立ち上がってない状態(最小化しおらず立ち上げてもいない状態)でも呼びさせますのでメモリ負担軽減になります。AYA spaceも今後見習ってほしいです。
ROG Allyのベンチマークテストをしていきます。1080p 25wでテストしますが充電ケーブルを繋いでのテストですのでPPTは表示電流よりももっと上になります。
似た性能の商品との比較もどうぞ。記事最下部に動画あり、さらに詳細なベンチを測っていますので気になる方はそちらもどうぞ。
【FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION】
【暁月のフィナーレ ベンチマーク – ファイナルファンタジーXIV】
【DRAGON QUEST X】
【3D MARK FIRE STRIKE】
【3D MARK TIME SPY】
【Crystal DiskMark】
多くの方が気になる各種エミュレーターのテスト結果を見ていきましょう。こちらもTDP25w設定で充電した状態でのテストになります(PPTは表示電流よりももっと上)
ファミコン
問題なくサクサク起動します。
ファミコン ディスクシステム
問題なくサクサク起動します。
ゲームボーイ
問題なくサクサク起動します。
ゲームボーイカラー
問題なくサクサク起動します。
ゲームボーイアドバンス
問題なくサクサク起動します。
スーパーファミコン
問題なくサクサク起動します。
PCエンジン
問題なくサクサク起動します。
PCエンジン スーパーCDrom²
問題なくサクサク起動します。
メガドライブ
問題なくサクサク起動します。
メガドライブ メガCD
問題なくサクサク起動します。
メガドライブ スーパー32X
問題なくサクサク起動します。
ゲームギア
問題なくサクサク起動します。
MSX
問題なくサクサク起動します。
ワンダースワン
問題なくサクサク起動します。
3DO
問題なくサクサク起動します。
ニンテンドーDS
問題なくサクサク起動しタッチパネルですのでタッチも良好です。
ニンテンドー64
問題なくサクサク起動します。
プレイステーション
プレステの最新エミュレーターであるDuckStationで14倍解像度でPS1の重いゲームであるトバル2やワールドスタジアム5がほんの微量だけ稀の稀にカクつく程度ですので、他の軽いゲームはサクサクウ遊べるでしょう。そもそも14倍解像度というのがもう現実ではない設定なのですがね・・。
ドリームキャスト
AMDのドライバー問題が未解決ですのでレトロアーチで検証。再現度は上がりましたがバーチャファイター2の地下エリアで天井がチラついたり、WinCEに未対応だったりします。いい加減AMDはドライバー修正してほしいです。
アーケード
問題なくサクサク起動します。
Atomiswave
メタルスラッグ6の最重ポイントである戦車列車シーンも問題なくサクサク起動します。
SEGA NAOMI
問題なくサクサク起動しますがNAOMI2はAMDドライバー問題で起動せず、本当に勿体ないです。
PSP
全て最高設定でサクサク起動でした。
SEGA MODEL2
問題なくサクサク起動します。
SEGA MODEL3
問題なくサクサク起動します。
セガサターン
互換性がほぼ完ぺきなSSFで問題なくサクサク起動します。
Wii
レンダリング解像度:x6でほぼサクサク遊べます。
ゲームキューブ
レンダリング解像度:x3でゲームキューブ最重であるF-ZERO GXをプレイしましたが、やはり毎度のAMDのバグでしょうかね。エリア2で極端に重くなるシーンは避けれませんでした。多分ですが他の軽いゲームであれば設定を3ほど上げても特に問題はないと思います。
プレイステーション2
軽いゲームであれば解像度5倍でも軽快に遊べますが、
重いゲームになると3倍まで落とさないと厳しいです。
WiiU
問題なくサクサク起動します。
プレイステーション3
全てデフォルト設定でサクサク起動しました。
PCゲームもいくつか試しました。こちらはTDP、PPTともに25w制限にしてテストしています。
Pacerは全て最高設定でサクサク起動です。
ドラゴンクエストXは全て最高設定でサクサク起動です
Forza Horizon 4は全て最高設定でサクサク起動です
スーパーメガベースボール3は全て最高設定でサクサク起動です
R-TYPE FINAL3は全て最高設定でサクサク起動です
ギルティ―ギアストライブは全て最高設定でサクサク起動です
サムライスピリッツ(令サム)は全て最高設定でサクサク起動です
ホライゾンゼロドーンは全て最高設定でサクサク起動です
ストリートファイター6は解像度1280×720、その他全て最低設定でサクサク遊べました。
サイバーパンク2077(GOG ver)は解像度1280×720でその他の設定は全て最低設定で遊べました
という結果になりました。軽くまとめていきます。
エミュレーターは正直もっと行けるかなともいましたがちょっと残念な感じでした。特にPS2の伸び悩みは何でしょうね、性能が下であるAYANEO GEEKよりも少し下の結果になるという驚きの結果でした(しかもGEEKは電流量20wでテストしています)
PCゲームでは少し性能の良さを見せましたがはっきり言ってAAAゲームが最高画質で楽しめるのと言えばNOで、HD画質に落としたりRSRを使用したりリフレッシュレートを絞ったりとしてようやく、ちょいカクで遊べる感じです。ではそうなってくるとこのリフレッシュレート120Hzって何?という感じもします。
確かに全て最高設定にして充電状態で遊べばもう少し良い環境では遊べますが本体やバッテリーへのダメージは大きく、11万を自分で払って購入した人達には現実的ではありませんので25w以下でのテスト結果が一番大事だと思いますので個人的にはゲーム関係ではこのような評価となります。
今回上記したように私の購入動機は不純な物でしたが、かなりの時間検証して触って感じたことは「思ってたほど悪くない。むしろ少し良い商品だ」という感想です。
価格は多くの人があほな比較でコスパが凄く良いと騒いでいますが、長年ゲーミングUMPCを見てきた私からすれば「少し良い」程度です。実際プレイした感覚ではひとつ前の6800Uが比較対象には良いかなと思います。その 6800Uが現在海外のアヤネオ公式ショップで110000円で販売されているので(日本公式はあほ価格なので比較対象外)、それよりも性能が良いのでそれと比べればコスパ良いと言えます。あと最高設定のSTEAM DECKと比較しているあほもいますが、もともとうちでもずっと言っていたように最高設定のSTEAM DECKは明らかに金額設定がおかしく比較にはなりません。
ただ、操作性という点ではかなり悪いと感じました。それは上記しましたが、やはり左アナログスティックが異様に左側にあり更にガワギリギリと言う事で、そこに指を置いてさらに左にキーを入れるとなるととんでもなく操作しにくくなります。これはゲーミングUMPC史上最も最悪なボタン配置です。それでなくてもゲーミングUMPCはFPSゲームなどが操作しにくいのですが、この左スティック配置で更に操作性は悪くなります。
そして液晶ですが、巷で騒がれるほどの美しさではないです。個人的には綺麗なTFF液晶という感じで、当然汚くはないですが騒いで綺麗というほどではないです。公式は光沢液晶と謳っていますが、感覚的には非光沢に見えます。多くの人が騒いでいるのは7インチ液晶でフルHDですのできめが細かいのでそこを騒いでいるのだと思います。中華ゲーム機でもっと綺麗な液晶は多くあります。それらと比べても彩度やコントラストは弱めですので過度な期待はしない方が良いです。
Asusは今回も有名ガジェットレビュワーに多く商品をレンタル提供し多くのレビューがブログでもYoutubeでも見る事が出来ます。どれもお祭り騒ぎで良い事づくめだと思います。ではその褒めちぎった連中の中で何人が実際に発売日にROG Allyを購入したのでしょうか?ほぼ居ないのでしょう。それが答えです。いかに彼らが口先だけかわかると思います。
確かにROG Allyは良い商品です。しかし誇大広告塔達が祭りのように褒めちぎるほど凄い商品ではありません。しかしだからと言って悪い商品でもありませんので誇大広告に乗せられず慎重に自分にとって必要な商品かを見定めて購入しましょう。
ROG Allyの良い所はいくつかありますが個人的に最も優れている部分はコマンドセンターだと感じました。今日まで中国の企業がせっせとゲーミングUMPCの歴史を刻んできました。日々性能やプロダクトデザインは進化してきましたがソフトウェアの部分はどうしても伸びないポイントです。これは安価帯の中華ゲーム機にも言えます。本体や内部構造は進化すれどオリジナルOSはいつも模倣したり有志任せが定石となっています。そんな中ROG Allyのアーマリークリエイトとコマンドセンターは非常に優秀で、ボタン一つで呼び出せて多くの需要な事項を手軽に変更できます。特に性能に限界があるROG Allyではこの機能は多くのゲームをその場で手軽に最適化出来るので非常に優秀です。
コマンドセンターがなければWindowsの設定へ行ったり、AMDの設定へ行ったり、BIOS画面を開く必要がある項目がありますのでこれはとても優秀です。しかもAYA Spaceではわざわざ本体アプリを立ち上げないといけませんが、コマンドセンターはアーマリークリエイトを閉じている状態(最小化ではなく立ち上げていない状態)でも起動できるのでメモリへの負担も少ないです。
今後中華企業とAPUの取り合いの競争になると思いますが、その中でこのコマンドセンターがあるというのはROG Allyの大きな強みになるでしょう。だからこそまだ残るコマンドセンターのバグをASUSは早急に修正すべきです。
そしてもう一つのROG Allyの良い点は誰も簡単に購入できる点です。大きな電量販店やそのネットショップ、アマゾンでも気軽にROG Allyは正規価格で購入できます。うって変わって中華のゲーミングUMPCは基本はクラウドファンディングでの投資での購入で、投資後数か月到着まで待たされます。その後各社公式ショップでも販売しますが、それも海外サイトになります。昨年あたりから日本にも多くの中華ゲーミングUMPCを扱う代理店が出来ましたがあまりのぼったくり価格ではっきり言って利用する価値はありません。STEAM DECKも海外通販ですしね。
ですのでROG Allyのいつでも誰でも日本で正規の価格で買えるというのは非常に大きな一歩になりました。
そして現状、良く売れているようでこの成功は他の企業に影響を与えるかもしれません。そうすればさらに性能や価格で競争になりユーザーにとっては嬉しい状況になるかもしれませんね。
これらを私の公式動画で多く紹介しているので記事最下部の動画をご覧ください。
ROG AllyのAmazon商品リンクはコチラ ROG Allyの販売ページ
ROG Ally
¥109,800 (クーポン利用金額)
これら記事は下記のお爺さんの公式Youtubeチャンネルで全て実際にプレイしている動画を挙げてますので、合わせて参考にして下さい。
まだチャンネル登録お済でない方は登録していただけますと嬉しいですし、高評価頂けますと次作品への元気になります。
ゲーム老人チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC12oO7Nhb7-guQ8NNbm2_GQ