中華ゲーム機の老舗アンバーニックから早くも新商品であるRG Nanoが出ましたのでご紹介します。サムネイルを見て頂けたらお分かり通り、中華ゲーム機史上(ある程度の性能をちゃんと持った)最も小さいゲーム機です!
到着したRG Nanoがこちら。
しかし今回はこんなかわいいケースもついてきました。
このケース本当に質感が良くてゲームを入れなくても色々な用途に使えそうで、個人的にも普段使いしていく予定です!
RG Nanoを外箱を開封したらこんな感じ。
マニュアルは表裏中英になっています。
今回はLinux形式で多分CFWも出ないと思うので、デフォルトのショートカット覚えるのは必須です。ボタンが少ないのでショートカットで操作が成り立っているので読み込んでおきましょう。
キーホルダーとして使うためのパーツもついています。このパーツも厚手でかなりセンスが良いです。ポーチと言いなんかいつもびっくりチャイナ的なおまけでないのに嬉しいやらちょっと悲しいやら?笑
この小箱の中を見ましょう
充電ケーブルが入っていました。USB-C to USB-Aの形式です。
そしてRG Nano本体の登場です。
おおおおお!!!!!!!!!!かなり格好いいです!そしてまさかのメタル!!!
相変わらずの公式写真の悪さのせいで事前のイメージは悪悪でしたが、実際はRG351Mのようなブルーメタルでめちゃ格好いいです。公式写真だとプラスチックのターコイズブルーに見えるんですよね。。本当にアンバーニックさん、もっと腕の良い写真家さん雇ってくださいませ。それにしてもこのザラついたメタルボディたまりません。
いつもなら苦言を呈すボタンのカラーリングですが、この小ささだとこのカラーリングの方が置物的にもキーホルダーとしての立ち位置的にも良いと感じます。
右下のサウンド口はフェイクで実際に音は下部から出ます。
本体右側にMicroSDカードスロットと電源ボタンがあります。
左側には何もありません。
上面にはLRボタンと充電をするためのUSB-Cポートがあります。
下部にはストラップホールド穴とスピーカー穴があります。
背面の凸凹デザインはデザイン的に優秀ですし、指がしっかりとひっかかるのでこの凸凹のありがたさに気づかされます。
ボタンはどれもしっかりとして、硬めに設定されています。こういった類のはどれも弱いボタンでちゃっちーですがRG Nanoはかなり精巧にしっかりと作りこまれています。ただしやはりバリ問題でしょうか、十字キーは型がかなり大きく開いており埃の侵入は避けれないですね。
LRも手の配置的に押すのは厳しいかったです。ただし十字キーはこんな小さいのに精度が凄くてストリートファイターでパンパン技が出ました。これには驚きました。しかしやはりお察しの通り男性の指ではボタンの誤押しが頻発します・・・。
RG Nanoのスペックを見ていきましょう。
OS:Linux
Display:1.5inch 240 x240 IPS液晶 OCAスクリーン
CPU:Allwinner V3Lp 1コア Cortex-A7 1.2GHz
RAM:64MB DDR2
Storage:64GB/128GB max512GB
Battery:1050mAh
身体測定もしていきましょう。
縦:7.09cm
横:4.27cm
厚:1.44cm
重:74g
いやはや遂に時代は100gを切るのですね。テトリスしかできない機種であればわかる気もしますが、周波数1.2GHzを搭載したゲーム機が手のひらに乗り、100gを切ってしまう。時代は凄いスピードで進化していると気づかされます。
では早速RG Nanoの電源を入れていきましょう。ロゴが出て
何と初めは時計が出てきます。キーホルダーにして時計代わりとしても使ってよね、というアンバーニックの意思が強く伝わってきますね。そして液晶は相変わらずのアンバーニックのOCA IPSで美しいです!
時計の画面でスタートボタンを押すとメインメニューに来ます(ただし初回起動時だけは何故かYボタンでメインメニューへ行きました)
メインメニューは懐かしいLinuxの画面です。
Emulatorメニューにはその名の通りエミュレーターが事前にずらっと並んでいます。
mediaにはプレイヤー関係のアプリがあります。
settingsには設定の項目や電源を落としたりリブートするためのアプリがあります。ちなみにこの形式のゲーム機はちゃんとアプリで電源を切らないと起動時に問題が起こることが多いので気を付けてください。
applicationsはファイラーなどの便利ソフトがあります。初めの時計の時刻設定はこの中にあるClockアプリで変更できます。
メインメニューでは電源ボタンを軽く押せばショートカットメニューが出てきて、明るさや音量、電源を切るなどができます。これはめちゃくちゃ便利です。
動画を見てみました。360×240 24フレームのショート動画でテストしたらサクサクでした。しかし解像度を720×480にしたらガクガクでした。
音楽も聴いてみました。ピタッと会う音楽は結構いい音出ますが相性が合わないととんでもない音になるのでポータブルオーディオとしては使えないですね。ちなみにゲームの音はどれも良い音がでますよ。
それではRG Nanoを使ってゲームのテストをしていきます。
ファミコン
ちょっと動きにカクツキを感じますし音がブツブツいいます。
画面を見てもらえればわかると思いますが高解像度液晶なのでファミコンのRPGの文字もはっきり見えます。「の」の部分がおかしいのはエミュの不具合と思われます。
ゲームボーイ
問題なくサクサク起動しますが、カラーリングを変えれないのは残念。
ゲームボーイカラー
問題なくサクサク起動します。
ゲームボーイアドバンス
起動するゲームはどれも良く動きますがいくつか起動しないゲームがあったので全部が動くとは思わない方が良いです。
大容量ゲームであるマザー3もサクサクです。
エミュレーターによっては不具合が出る8bitシリーズも問題ありませんでした。
スーパーファミコン
問題なくサクサク起動します。
3Dチップのスターフォックスはかなり厳しい動きです
HDチップのロマンシングサガ3は文字化けを起こします。
PCエンジン
問題なくサクサク起動します。
メガドライブ
問題なくサクサク起動します。
メガドライブ メガCD
問題なくサクサク起動します。
メガドライブ スーパー32X
問題なくサクサク起動します。
ゲームギア
問題なくサクサク起動します。
セガマスターシステム
問題なくサクサク起動します。
ワンダースワン
問題なくサクサク起動します。
プレイステーション
軽いゲームであればサクサク起動しますがそもそも起動すらしないゲームもいくつかありました。
しかしトバル2などの重いゲームは遊べるレベルには至りません。
いかがだったでしょうか、画面比率の問題ですべてのゲームが縦長に見えてしまいます。少しプレイしていると慣れてきますが嫌な人は気になるでしょうね。PS1はおまけ程度かなと思いましたが動くゲームは比較的サクサク動くので驚きました。この小ささでPS1が動く時代が来たのですね。。。しかし全部が全部という訳ではなく起動すらしないゲームもいくつかありましたし、重いゲームであるトバル2はやはりガックがくでした。あと、PCエンジンは動くのにスーパーCDロムロムは動かないなどシステムの甘さもあります。なのにスーパー32xやメガCDは動くんですから、そのあたりちゃんと整備してほしいです。
そして多くの方がRG Nanoで遊びたいと感じているであろう肝心のファミコンがブツブツ音で動きもカクつくのはかなり残念ショックです。RG Nanoで長編PS1のRPGをやる人なんてそもそもいなくて、皆さんさっと出してサクッと遊べることを期待しています。となるとやはりファミコンあたりが一番遊ぶことになるのにそれがカクついていてはだめだと思いますのでこの辺りはすぐに修正してほしいものです。
そして外観もキーホルダーにするのであればメタルは重いし、何故プラ版を出さなかったのかも疑問です。ただし個人的にはキーホルダーとしては使わないのでメタルでゴージャスに飾れるのは嬉しいと思いますし、多分そんな人の方が多いのかもしれませんが、そうであればいらないおまけはどけて1000円でも安くしてくれたら嬉しいですよね。RG Nanoは攻めた商品ですが、経営戦略は少し迷いというか少しでも多くのユーザーにという欲が出てしまい、結果中途半端な戦略になったと言わざるを得ません。
しかしなにはともあれ、良い商品であることは間違いないので欲しい方は購入しても損はないです。
このRG Nanoはアンバーニック公式ページでで販売中です現在¥9,199(別途送料¥1,699)で販売中です。欲しい方は購入してみてはいかがでしょうか。
Ambernic RG Nanoの商品リンクはコチラ Ambernic RG Nanoの販売ページ
Ambernic RG Nano
¥9,199(別途送料¥1,699)
これら記事は下記のお爺さんの公式Youtubeチャンネルで全て実際にプレイしている動画を挙げてますので、合わせて参考にして下さい。
まだチャンネル登録お済でない方は登録していただけますと嬉しいですし、高評価頂けますと次作品への元気になります。
ゲーム老人チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC12oO7Nhb7-guQ8NNbm2_GQ