中華ゲーム機の老舗アンバーニックから早くも2023年度第二弾の商品が届きましたのでいつも通りの忖度なしのレビューをしていこうと思います。
届いたRG353PSがこちらになります。
前回から施行された薄型箱での登場です。
開封します。
本体をどけると色々付属品が出てきました。
RG353PSについている付属品はこちらになります。
小箱の中には充電用のUSB-A to USB-Cケーブルが入っています。
マニュアルはいつもの裏表、中英の表記です。今回のRG353PSはLinuxのみですのでショートカット系の部分だけは目を通しておくとスッと使えると思います。
ちなみに今回の保護シールは粘着が弱い外れでした。当たりだと本当に助かる保護シールですが外れもちょいちょいありますのでおまけと考えてください。
それではRG353PS実機を見ていきます。
ぬおおおおおおおおっ!!!!!
今回はグレーカラーを選びました。他に透明のクリアと紫があります。他はわかりませんが個人的にはこのグレーが大当たりでかなり格好いいです。我々昭和世代の満足感を満たしてくれるカラーリングで全体的にマットに仕上がっておりコレクションにも良いです。
それではRG353PSの全体を細かく見ていきましょう。
前面
とにかくこのカラーリングが素晴らしい。初代ゲームボーイと海外のファミコンであるNESを足して二で割ったようなデザインが素敵で、全体をポップにせずにくすんだ色調にしたことも個人的には高評価です。特に液晶周りのデザインは昭和世代にはグッときます。
上側
左からOTG USB-Cポート「外部接続用のポート」、リセットボタン、Mini HDMIポート、音量ボタン、充電用USB-Cポートとなっています。
側面
両側面にはボタン類はありません。人間工学という訳ではありませんが軽い傾斜がついており多少の握りやすさに貢献しています。
下側
サウンド穴、MicroSDカードスロット2基、3.5mmヘッドホンジャックがあります。MicroSDカードスロットは左がシステムスロット(OSが入っているMicroSDカードを挿すところ、しかしゲームデータもここに入れれます)、右側はゲームのデータを入れるスロットになっています。
裏側
滑り止めゴムがついています。
メインのABXY4つボタン
ここ最近の柔らかめボタンよりはプリっと感があって固めに感じますが、少し柔らかめと思っていてください。ストロークは程よくあり押している感を味わえます。ボタンの押しへの抵抗は弱めですが戻りはしっかりとあるので安っぽい感じはしませんし、連射にも耐えうるボタンです。
十字キー(D-PAD)
上下左右を個別で押す分にはしっかりとした硬さを感じますが斜め入力の時は少し弱いかなと感じます。
格闘ゲームではポンポン技が出てかなり良質な十字キーです。※個体差はあり
アナログスティック
中華ゲーム機では平均的な硬さの使いやすいアナログスティックです。
私の好きな小さめのボール型になっています。
格闘ゲームではポンポン技が出てかなり良質な十字キーです。※個体差はあり
LR12ボタン
横並びではなく縦並びですので格闘ゲームの強攻撃が非常に出しやすいです。LR2は一見パドルに見えますがLR1と同じ押しボタンですので押しやすいです。
RG353PSのスペックを見ていきましょう。
OS:Linux
CPU:RK3566 64bit 4コア Cortex-A55 1.8GHz
GPU:Mali-G52 850~950MHz
RAM:LPDDR4 1GB
Display:640×480( 4:3 ) 3.5inch IPSScreen
Storage:16GB ( max512GB )
Battery:Li-Polymer 3500mAh
BlueTooth:4.2
Wi-Fi:2.4G/5G
つまり廉価版のRG353VSと同じということですね。縦型のVSに対して横型の廉価版でPSと名がついたわけです。
ANBERNIC RG353PSの身体測定もしていきましょう。
縦:7.4cm
横:17.2cm
厚:2.1cm
重:210g
RG353Pと比較してみました。ほぼ同じですが・・・
個体差かもしれませんが、液晶上部のでっぱりがRG353PSの方が少し深さがあると感じます。個人的にはRG353PSの方が好きです。
それではRG353PSのエミュレーター性能を見ていきましょう。
ファミコン
問題なくサクサク起動します。
ファミコン ディスクシステム
問題なくサクサク起動します。
ゲームボーイ
問題なくサクサク起動します。
ゲームボーイアドバンス
問題なくサクサク起動します。
スーパーファミコン
問題なくサクサク起動します。
PCエンジン
問題なくサクサク起動します。
PCエンジン スーパーCDrom²
問題なくサクサク起動します。
メガドライブ
問題なくサクサク起動します。
ゲームギア
問題なくサクサク起動します。
セガマスターシステム
問題なくサクサク起動します。
メガドライブ メガCD
問題なくサクサク起動します。
メガドライブ スーパー32X
問題なくサクサク起動します。
MSX
問題なくサクサク起動します。
ワンダースワン
問題なくサクサク起動します。
ニンテンドー64
問題なくサクサク起動するものは起動しますが
ゲームやコア設定によっては表示に異常があったり重いゲームもあります。(プロキンは守備側の野手が消えます)
アーケード
問題なくサクサク起動します。
3DO
対応しているものはサクサクですが未対応のゲームは動きがひっかかります。
ドリームキャスト
問題なくサクサク起動しますが
動きが悪いものを他のコアでするとサクッとしますがこの画像のように黒線が出たりするものもあります。
Atomiswave
軽いゲームは問題なくサクサク起動します。かなり重いので有名なメタスラ6の戦車列車もほぼ完ぺきに近い動きを見せてこれには驚かされます。
SEGA NAOMI
アナログ入力が必要でないゲームは比較的良く動きます。
プレイステーション
コアが豊富に用意されており、ダックステーションのような重いものを使用しなければ問題なくサクサク起動します。
しかしダックステーション以外のエミュはBGM問題が発生するゲームが数個あるのでそれらは音関係で完璧には遊べないと思ってください。(ワースタ5など)
PSP
最低設定で快適に遊ぶことができました。
その設定であれば個人的にPSAPで最重ゲームの一つである確信しているワイプアウトもサクッと遊べます。最低設定と言えど画面が小さいので十分画面は綺麗です。
SEGA SATURN
動くゲームはフル3Dのゲームでも比較的サクサク遊べます。
しかし未対応や表示バグのゲームも多くありますのでよく動きますが過度な期待は止めておきましょう。
ただそれでもよく動くなーという印象です。以前まではBGMが出なかったダイナマイト刑事もBGMが鳴るようになりましたし動きもサクサクになっています。
最後にHDMI出力で出来るかテストします。
はい、このように簡単に出力できました。Linuxモードの時はポートがあるのに使えないとか昔はあったんですがちゃんと移りました。ケーブルを接続後再起動するか起動前に接続して起動させると出力できます。
アンバーニックの新商品RG353PSはいかがだったでしょうか。
個人的にはデザイン良し、操作性良し、性能も安価帯では非常にまとまっている商品です。RK3326シリーズで止まっている人にはLinuxですのでUI周りなども同じ感覚で使えますし、バージョンアップ版として買うには良い商品だと感じます。
ここ最近は安価帯も20000円越えが当たり前になってきている中、¥12,699(別途送料¥1,699)とかなりリーズナブルというのも大きなポイントです。
触っていて弱点が見つからない商品はあまり多くないのですがRG353PSには弱点らしいものが見つかりません。弱点ではないですが唯一伝えておく事とすれば液晶がアンバーニック特有の光度が高めで有機ELにも匹敵するテッカテカ液晶ではないという点です。きめ細やかなのは一緒ですが少しマッティーに感じる液晶です。テカテカ好きの人にはもしかしたら物足りないかもしれませんが、私はこの液晶も見やすくて好きです。※ただし分解したわけではないので個体差かもしれませんが個人で感じたポイントですので記載しておきます。
RG353PSはアンバーニックの公式サイトで発売中です。
RG353PSの商品リンクはコチラ RG353PSの販売ページ
RG353PS
¥12,699(送料が1699円かかります)
これら記事は下記のお爺さんの公式Youtubeチャンネルで全て実際にプレイしている動画を挙げてますので、合わせて参考にして下さい。
まだチャンネル登録お済でない方は登録していただけますと嬉しいですし、高評価頂けますと次作品への元気になります。
ゲーム老人チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC12oO7Nhb7-guQ8NNbm2_GQ