Retroid Pocket様にはレビュー用のRetroid Pocket 2+を提供していただき、更にはメンバーシップ限定プレゼント用のRetroid Pocket 2+も提供していただきましたが、何と今回は第四世代のRetroid Pocket 2をRetroid Pocket 2+にパワーアップさせるRetroid Pocket 2+ Upgrading PCBを提供していただきましたので交換方法を記事にして参ります。
ちなみにRetroid Pocket 2+事態のレビューが見たい方はコチラへ→【1】Retroid Pocket 2+ 実機徹底感想レビュー 「開封して外観徹底検証」
まず初めに私がRetroid Pocket 2+ Upgrading PCBについて勘違いしていたことを記載します。多分他の方も数ニノな時間違いをしている方もおられると思いますので。
このRetroid Pocket 2+ Upgrading PCBはRetroid Pocket 2+を更に高性能にするもの、と私は思っていましたが実は違うくて、前回の第四世代時代のRetroid Pocket 2をRetroid Pocket 2+にするキットであるという事です。
届いたRetroid Pocket 2+ Upgrading PCBキットがコチラです。こちらのRetroid Pocket 2+ Upgrading PCBとタッチパネルも購入をする事をお勧めします。今回はタッチパネルの交換も記事に致します。
付属していた品々の写真を一気にドンとご紹介。
物凄いボリューミーです。
説明書は写真が豊富で英語がわからない初めての人にもかなりわかりやすいと思います。
まずはRetroid Pocket 2の背面の4点のゴム足を取り除きます。
精密マイナスドライバーなどで傷つけに無いように少し持ち上げて、後は指で取り除いてください。
ゴム足をどけると+ネジが現れるので
付属していた+ドライバーでネジを取りましょう。無くさないように小皿などに取り置きしておきましょう。
ネジを外しても裏蓋は取れません。それは裏蓋に7か所の爪があるからです。
この位置にピックをはめ込み優しく開くようにピックをねじると
上部の爪がまずは取れます。
上部のRZボタンあたりを上記と同じような動きでピックをねじると
左側に上下二個ある上の部分の爪が外れます。
サイドに隙間が出来るので同じようにピックを差し込みねじると
サイドの上下2個の下の方の爪が取れます。
この作業を右側部分も行います。
これで左右と上側の爪が外れましたのでゆっくりと開くように開けるとした側の爪も外れます。※ただしこの時に強く引っ張ると爪が折れますし、内部の本体と裏面にあるバッテリーを繋いでいるケーブルが痛むので必ずゆっくりと開いてください。
上記したケーブルはコレです。ポータブルゲーム機ではよくある構図ですね。
ここに+ネジがあるので外します。これはバッテリーケーブルの外れを止めているネジになっているのです。よく考えられています。
バッテリーケーブルをコネクタから外します。
左右のスピーカーのコネクタを外します。指で引っ張ってください。力入りますが壊れないように慎重に。
無線ケーブルコネクタを外します。指で引っ張ってください。力入りますが壊れないように慎重に。
LRボタンを支えているネジも含めて基盤を支えている全8個のネジを外します。
モニターのフレキシブルケーブルを外します。
黒の留め具はロックは無いので上に持ち上げるだけで外れます。
留め具を外したらフレキシブルケーブルを外してください。留め具が取れたらスルッと取れるだけです。
アナログスティックのフレキシブルケーブルも同様の手順で外してください。ただしこちらは小さく細いのでケーブルを傷めないように慎重に作業してください。
これでRetroid Pocket 2の基板を本体から取り外すことが出来ます。
ついでなのでRetroid Pocket 2+の基板と並べて比較してみましょう。左がRetroid Pocket 2+の基板で右がRetroid Pocket 2の基板です。かなりの違いがあるのに気づきます。
多分多く稼働し熱を持つ部分回路がまとめられて全て冷却シールドで囲われ放熱処理が一段と施されています。ゲーム機以外の時に使うであろうコネクタの位置が少し変わり1つ追加されています。ご丁寧にSDカードスロットにも放熱シートが貼られているほど几帳面に放熱対策が行われています。
裏面も比較しましょう。左がRetroid Pocket 2+の基板で右がRetroid Pocket 2の基板です。
もっとも注目すべきはボタンが完全に変わった事です。
Retroid Pocket 2は基盤自体に物理キーが施されてボタンを押す事で通信が行われていましたが
Retroid Pocket 2+は通信でONを認識する仕組みに変わっていました。こちらの方が物理的に壊れる可能性は低いでしょうね。
そしてこれによって当然ですがボタンも必ず付属しているモノに交換しなければなりません。まずはボタンを支えているゴムにもこの様に違いがあります。Retroid Pocket 2+にするほうにはゴムの先に黒い誘電性ゴムがつけられています。
しかしRetroid Pocket 2の方が的にボタンを押すので突起になっているだけです。これをそのまま使うと当然ですが通信が伝わらないのでボタンが効かない状態になります。
当然ボタン裏も違いました。Retroid Pocket 2の方は物理的にボタンを押すためにこちらも突起型です。
Retroid Pocket 2+は大きな幅を使って広く少しだけ全体が裏面へ突起しています。
当然ですが十字キーも同じ要領で違いがありました。もう皆さんもお分かりの通り左がRetroid Pocket 2+の十字キーです。
それではパーツの変更説明はここまでにしてモニターの変更もしていきます。RetroiPocket2のモニターは非タッチスクリーンですのでタッチスクリーンの物に変更するためにモニターを外します。
これはパワープレイしか不可能でした。モニターの隙間にピックを入れてノリを外そうとしましたが
外れたのは液晶の上部分だけで鉄板部分が残ってしまいました。(分解してしまったという事です)
ですのでプラスネジで裏側上部を後ろから押し上げ
へし曲がって出来た隙間にマイナスドライバーをねじ込みてこの原理で動かせば
強固なシールがはがれ液晶裏の鉄板部分が外れました。今回の作業の中で一番大変な部分でした。。。
それではタッチパネル裏のシールを取り(次回取り外すときの事を考え上のシールはそのままにしておきました)
下の隙間にモニターのフレキシブルを通し
モニターをケースに貼り付けましょう。下から枠に入れて
次に上を入れるとすんなり入ります
後は上記の分解の工程の戻し作業です。
新しいメインの4つボタンを入れます
ボタンのゴムを入れ替えます。黒いゴム突起が上に来るように差し込んでください。
十字キーも入れ替えます。
ゴムも同じように黒ゴムを上にして差し込みます。
Retroid Pocket 2+の基板を差し込みますがコツがいります。
まずは下部から入れます。
3.5mmヘッドホンジャックポートを差し込みます。
この時にモニターのフレキシブルケーブルのみ穴から出しながら基盤を倒しましょう。アナログスティックのケーブルは小さいので基盤を置いた後でもピンセットで取りだすことが可能です。しかし器用な方でこの時点で取りだしながら出来る人はそれがベストです。
次に上部を差し込みますがそのまま押し込むと色々ひっかかるので、筐体を少し指で押して広げてからストンと基盤を入れこんでください。特に電源、音量ボタンがひっかかるのでそこをうまくかわしてください。
上部を確認ます。USB-C、MicroHDMIポートの位置はおかしくないか
音量ボタン、電源ボタンはしっかりと押して戻ってくるかをこの時点で必ず確認してください。この時にカチカチッと押せない時はボタンゴムと基板の物理ボタンがうまくかみ合っていませんので確認してください。
確認が出来たらアナログスティックのフレキシブルケーブルをピンセットで優しく取りだしておきましょう。まだケーブルは取り付けないでください。基盤が固定されていないので揺れたときに傷をつけるからです。
LRボタンとバッテリーコネクタ横以外のネジを全て止めてください。
LRボタンを取り付けます。上記の順序をしないと私はLRがずれておかしな動きになったのでこの方法をお勧めします。基盤左が浮きがちなのでまずは向かって右側から取り付けましょう。必ず設置後はL1 LZがちゃんとカチカチと押しごたえがあるか確認しましょう。
問題なければR1 RZも設置します。
この時に稀にまた電源ボタンなどがずれることがったので今一度押してプリッと感があるか確認しましょう。
モニターのフレキシブルケーブルを接続します。モニターのフレキシブルケーブルは左右の出っ張りがないので指で掴んで入れてしまって構いません。留め具は大きいので指でパチンと上抑えれば止まります。
ここで一応起動確認をします。
強引ですがバッテリーコードを繋げて無事に起動するか確認しましょう。音も確認したい人はスピーカーも片方つけておくといいでしょう。問題なければ次の工程へ移行しましょう。
アナログスティックのフレキシブルケーブルを留め具で止めます。フレキシブルケーブルの左右に出っ張っている部分をピンセットで押してコネクタ内に引き込み黒の留め具で上からパチンを抑えればOKです。
左右のスピーカーを装着してコネクタを差し込みます。スピーカーはしっかりと押し込むと支えに差し込まれて固定されますのでグッと差し込んでくださいね。その後にコネクタを差し込みましょう。
無線ケーブルのテープを取り外し、ケーブルコネクタを指で差し込みます。
バッテリーケーブルを差し込みます。
バッテリーケーブルをロックする役目の部分の+ネジを止めます。
裏蓋を閉じます。
+ネジを4つ差し込み、ゴム足を戻せば換装完了です。
起動させて音が鳴り無事起動し、タッチパネル動作が確認できれば成功です。
Wi-Fiの確認も大丈夫です。
ゲームを一通り楽しみましたが操作に特に問題はありませんでした。
残ったRetroid Pocket 2基板はRetroid Pocket 2+ Upgrading PCBにおまけでついてきた透明版で挟んでミニアンドロイドPCとしか使用できるようになるので作ってみてください。こういった心使いは嬉しいですね。
ここまでご紹介してまいりましたRetroid Pocket 2+ Upgrading PCBは製造元のRetroid Pocketさんの公式ページで発売中です。
Retroid Pocket 2+の商品リンクはコチラ Retroid Pocket 2+ Upgrading PCBの販売ページ
これら記事は下記のお爺さんの公式Youtubeチャンネルで全て実際にプレイしている動画を挙げてますので、合わせて参考にして下さい。
まだチャンネル登録お済でない方は登録していただけますと嬉しいですし、高評価頂けますと次作品への元気になります。
ゲーム老人チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC12oO7Nhb7-guQ8NNbm2_GQ