前回の記事ではアーケードコントローラー(以下:アケコン)作りの流れをズバッと書きすぎて家庭用アケコンを実際のアーケード用に改造する説明が抜けておりましたので今回は少し丁寧に記述してみます。
アーケードの全てのボタンを管理するのはボタン1つ1つに対して2つの線からなります。
①押したよという信号を送る信号線(+曲)
②1の信号をゲーム機に送っていく信号線の走っていく道(-曲)
つまり電気と同じで押したという信号を受け取る線、送っていく線2つで成り立ちます。
レバースティックにも上下左右全てに2個づつの線が必要になります。
+極の方の線はJamma56ピンコネクターという棒についている鉄のコネクタに全て半田で繋げていきます(カプラーでも大丈夫です)。
この鉄部分は上下二段になっており全部で56個口があり、全ての口に意味があります。その割り当てはコレです。(GNDは-極です)
表左側の「部品面」と書かれているのがJamma56ピンコネクターの上側になります。
コネクタにはよく見るとこの1やらAやらが印字されているのでちゃんとチェックして上下を間違えないように差し込んでください。
つまり、1Pの1ボタンのコードは22番の口に半田するという流れです。
ただ私のこの機種は前述したように上下が逆でしたのでこれをテレコに半田したという事です。
ネオジオのアーケード筐体MVSや他の多くのアーケード筐体や基盤にはこのJamma56ピンコネクターが直接はめ込めるファミコンののカセット口のような端子が飛び出ているのですが、SEGA NAOMIはかなり前の記事も書きましたがJamma非対応のJVSという種類を採用しているので、JVSをJammaに変換する特殊なI/OボードをかましてJammaを認識させます。この辺りは過去記事を参考にして下さい。
ここで疑問がわきますよね。
+極はそれぞれ半田するところがあるけど-極は表を見ても全部で9個しかないけどたりんじゃない?となるはずです。
そうです。特に1.2.A.B.14のGNDは操作関係のGNDをさしてはあまり良くないので実際に使える-極は27.28.e.fの4つになります。
もっと足りないですよね。
でもご安心ください。
GNDは電気が通っていく道なので1つにまとめて良いのです。
つまりこんな事をします。
き・・・汚い。。。。
今回私の機種のアケコンはGNDがボタン10個+レバー4個で14個あります。そのうちのボタン関係とレバーを分けてそれぞれ一つにしました。これはボタン側の10個を一つにした構図です。
何故レバーと分けたかというと、レバーを入れながらショットボタンも押すと同時に信号が流れ、信号がダブり綺麗に入力が効かない時もあるので分けました。(ただ基本的にはすべてまとめてもOKです。ボタン10個まとめましたがちゃんとVF4で同時押し技出ています。)
こんな要領でボタンやレバーをすべて配線していくわけです。確かにコード地獄になりますが、内容的にはそんなに難しくないですよね。
それでは長くなったのでまた続きは次回のお楽しみです。
管理人の私が始めたYoutubeチャンネル「ゲーム老人チャンネル」で紹介しているこちらの記事の動画を添付しておきますので参考にしてください。
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