それは本日より分解に入ります。
まずはこの8か所の+ネジを取ります。
かなり深い穴の奥にネジがあり細長いドライバーでないと届きません。
よくある長いドライバーだとドライバーの金具部分が太くて奥に入りませんので適度な細さでなおかつ先は太いドライバーをご用意ください。
コツとしてはまず真ん中のネジを取り外すと他が取れやすいです。
真ん中以外から外しにかかると何故かネジが出てこない現象になりましたのでコツとして書いておきます。
たったこのネジだけでNAOMI2の分解は完了で上蓋を持ち上げれば取れます。
はい、そしてこれがNAOMI2の内部基盤の全容です。
とりあえず思った事は「綺麗・・・」です。
20年以上前の機体とは思えない基盤の綺麗さで埃一つありません。
ショップの人か以前の所有者が綺麗に掃除したんでしょうね。感謝です。
基盤はI/Oボード(これは外部接触部分のI/Oボードの意味でJVSのボードの事ではありません)部分とつながったまま上に引き上げると、本体ファンのコネクタがついていることがわかりますので、コネクタを外しましょう。
すると基盤を下蓋から外せます。
本体ファンは他の記事などで大変な事になっていると聞いて実は変えを用意しておりました。
それがこれ。
オウルテック PCケース用オリジナルファン CPUファン 6cm 15mm厚 超静音 3000rpm 1年間新品保証
縦横60mmで電圧が12V、幅が15mmでNAOMI2に採用されているファンと全く同じ商品です。
そしてNAOMI2の本体ファンはこれ。
購入したファンもコネクタが3ピンで本体ファンとそのまま付け替えれると思っていましたが、残念ながら3ピンは3ピンでも種類が違いましたので使用するには、NAOMI2の本体ファンで採用されている3ピンを購入してオウルテックのファンコネクタを変えるか、オウルテックのファンコネクタの先とNAOMI2の本体ファンのコネクタを切って半田でつけるかですが、個人的には前者の方が簡単だと思います。ちなみにこのコネクタはお店で見かけたことがあるのでまだ販売されているコネクタのはずです。
ちなみにNAOMI2のファンはこのように、本体カバーとは別でつけられているカバー部品の4本の棒に差し込み
NAOMI2の本体にある溝のみで固定されていてネジ一つ使用されていません。
これは何か日本の昔の木造建築で見るネジを使用しない手法と似ていて感動しましたね。
コストダウンもしますし、何よりもアーケード筐体で天敵とされている静電気防止にも一役買っていてデザイナーの方に脱帽です。
それでは長くなりましたので続きはまた次回に!