基本的な設定は前回の記事で全て終わりましたがそれ以降は、いかにこのSEGA NAOMIを使って快適に遊んでいくか、という流れになってきます。
そして私がなによりも大好きな「カスタマイズ」していく楽しさが今後続いていきます。
こういった楽しみの中の第一弾としてくるのがコントロールパネル(以後:コンパネ)を正式に使えるようにするという事です。
現状は見ての通り、コンパネの蓋部分しかなく、ゲームをするには手で板を支えながらプレイするしかありません。
2P用のコンパネは異常に重いうえいくら頑丈な鉄板とはいえさすがにずっと逸らしていては良くはありません。
筐体を買うわけにはいかないしと悩んでいたところ、凄くいい商品を見つけました。
それはアーケード筐体のコンパネ部分だけを取り出したというデザインのコントロールボックスという存在です。
嬉しい事にセガの黄金期であるブラストシティやエアロシティ、ニューネットシティ、etc..などはコンパネの鉄板部分がすべて同じで使いまわせるという事でした。
しかしネットで探すと新品は安くても50000円弱から・・・・さすがマニアックな商品だけに高額・・・と落ち込んでいたら意外と中古出回っていることを知り何とか15000円ほどで手に入れる事が出来ました。
商品が届いてびっくりプラスチックの部分は本当に綺麗で超美品なのですが、鉄の部分の錆が異常に侵食していて錆の匂いがこびりついていました。
さすがにこれは家に置いておくには厳しいなと思いお掃除スタート!
まずは家に余っていた重曹で徹底的にこすり洗いをしました。
確かに多少は取れましたが分厚い層になっている状態なのであまり進展は見られないので、これは本家の錆落としでないと無理だなと思い、ネットで好評な物の中で一番安いこちらを購入しました。
使用しての感想としては使い方に特徴がるところです。
まずこのスプレーは錆部分に噴霧すると錆に反応して一瞬で回りが真紫になり染毛剤のブリーチの脱色の時のあの特有のどぶ川のようなにおいが一気に凄い範囲に広がります。
この手の洗浄剤というのは「つけ置き」が基本となりますが、これは何度か試した結果つけ置きはかえって良くありません。
コツとしては噴霧して紫になったら即GOで、硬めのたわしや歯ブラシでゴシゴシこすっても保たせずに水で流す、水をふき取る、を繰り替えします。
面白いのが、ブラッシングして錆が落ちて、水流でまた落ちて、最後のウエスでのふき取りでも錆が取れます。
逆にダラダラつけおきすると化学反応で溶けた錆の液体が固着してしまって面倒なことになるので意外ですがさっさと仕事する方が綺麗になります。
やはり安いだけあって完璧には落ちませんでしたが、このようになかなか綺麗になりました。
盛り上がっているレベルの錆がここまで落ちるので、ちょっとした錆であればピカピカになると思われます。
容器が小さく感じますが、かなり使用した割には意外とまだ残っているので800円以下という金額としてはなかなかコスパは良いと感じました。
ちなみにこの作業、必ず風呂場で換気扇フルマックスで目を保護するゴーグルやメガネ、マスク完全着用で行ってください。
皮膚が弱い方はビニール手袋もしてくださいね。
今回で最終回と言っていましたが、まだちょっと続きそうです・・・
次回ではさすがに最終回でしょうかね・・・不明ですが、興味ある方は次回をお楽しみに!
【17】2020年にSEGAのアーケード筐体 NAOMIを動かすまでの記録と詳細な設定方法や仕組み解説