前回までの記事でアナログ入力関連の壁は越えまして、遂にJamma関連の項目に入っていきます。
Jammaの方はアナログ入力以外のボタンをすべて管理します。
例えばダイナマイトベースボールであれば「野手の投げるボタン」「塁へ走るボタン」「スタートボタン」の3つです。
あと特殊な物としては「コインボタン」を作ります。
アーケードゲームはお金を入れないとゲームが始まりませんよね。
当然家でプレイしますが、これはゲームセンターと同じ環境を作っているのでコインセレクターというお金を入れるような器具を買って接続すれば、お金を入れて課金するという流れも作れますが今回は簡易な方法であるコインを入れるというのをボタンで済ましてしまう方式を取ります。
(一応私もコインセレクターは所持しており方法も知っていますのでまたどこかで記事にしますね)
あとそれ以外では前回使用したSEGA NAOMI本体についていたサービススイッチとテストスイッチもボタン化できるので、NAOMI本体をコンパネよりも遠い場所に置いてしまう場合は毎回本体まで腕を伸ばしてボタンを押すのは面倒くさいのでコンパネのどこかに穴を開けて作るか、別途小さな箱を用意してそれにスイッチを設定したりすると良いと思います。
多くの人はコンパネ少し穴をあけて小さなボタンを上記3つを作っています。
ちなみにアナログ入力でない普通のゲームであればこのJammaに上下右左のレバーの動きも設定するのでこのJammaのみで管理することになります。
まずボタンをよく見てみましょう。
二つ線が出ていますよね。
これは一つが信号線で一つはGNDです。
普段は切断されている状態なのですが、スイッチを押すとGNDつまりはー極に通電が行われて「ボタン押しましたよ」という信号がNAOMIに届くという事です。
Jammaで管理するのは全てがこの形式となります。非常にアナログ入力よりも簡単ですね。
上下左右もつまりは0か1(切断中か通電中)かという事になります。
ですので全てのボタンに通信線とGNDがあります。
通信線は当然すべて指定の場所につけなくていけませんが、GNDはアナログ入力の時と同様まとめて大丈夫ですのでアナログ入力の記事を元にまとめていってください。
私は最終的に1P2P合わせて1本のGNDにまとめました。それでもボタンの干渉などは起こっていないので安心してください。
それでは実際の作業は次回からになります、お楽しみに。
【14】2020年にSEGAのアーケード筐体 NAOMIを動かすまでの記録と詳細な設定方法や仕組み解説