少し話は逸れますが、ここまでは私が実際に作業したアーケード電源を使用した方法を記事にしましたが、もしもパソコン用電源を使った場合の説明をしておきます。
パソコン電源ではこの様に見てのとおりコンセントの問題、電源の方につけるコネクタやカプラーの作業はなくSEGA NAOMI側につけるカプラーとコネクターのみの作業となります。
アーケードの電源を使用する場合はボルト数がケースに表示されていましたがパソコン用電源はそんな記載がなく、どれが何ボルト出るのかわかりませんよね。
しかしちゃんと電圧分けはされていています。
見分ける方法はコードの色です。
以下の内訳になっていますので確認してください。
※電圧関係はほぼ一緒ですがON OFFやパワーチェック系統などは会社によって多少違う場合があるので注意してください。
※ショート線はグリーンとブラックの線を接続するのですが上記理由により違う会社もあります。(多分2020年現在出ている電源は同じと思いますが古いものやノーブランド品を使うときは事前に調べてください)
オレンジ:+3.3V
レッド :+5V
イエロー:+12V
ブルー :-12V
ホワイト:-5V
パープル:+5VSB
ブラック:GND(COM)
グリーン:PS ON
グレイ :PWR OK
ブラウン:3.3Vs ense
実は私は初めPC電源を使う予定でしたがまさかの倉庫のPC電源が壊れていたのでアーケードの電源を使いました。
個人的感想としてはPC電源の方が今の物を買うなら静音で安全ですのでお勧めです。
また余裕が出来たらPCの方でも配線を制作する様子を記事にしますね。
コードが短いと感じる人はハウジングのオスメスをかまして延長させてください。方法はここまでの記述した方法でハウジングやカプラーをオスメス交換するだけです。
使用しないコードなどは切り取っておくと取り回しが楽ですが、あとで「あ!追加したい!」という時に元に戻せないので、そのあたりは良い塩梅にしてください。
さて遂に後半戦に向かいます。
ココからする作業はざっくり言うとこんな感じです。
コントロールパネル(以後:コンパネ※ 家庭用のゲームで言うところのコントローラー)とSEGA NAOMIを接続します。
先述した通りSEGA NAOMIはコンパネとSEGA NAOMI本体を直接取り付けることはできずに、I/Oボードというものを間に挟まないといけません。
これらの接続方法をこれからは記事にしていきます。
それでは実際の作業は次回の記事からお伝えしていきますね。
【10】2020年にSEGAのアーケード筐体 NAOMIを動かすまでの記録と詳細な設定方法や仕組み解説