前述のアナログ入力のコネクタですが実際にハーネスを差し込んだ状態はこんな感じになっています。
コンパネのボタンやレバーからコードが伸びてきていて、そのコードに直接カプラーを付けてアナログ入力のコネクタに繋げても良いですが、出来ればコンパネから伸びているコード類はあまり触らず置いておきたいので、私はまずコンパネから伸びてきているコードを適当なハウジングにまとめました。
そしてアナログ入力のコネクタから伸ばすコードをかなり長めに取って、コンパネの配線をまとめたハウジングとちゃんと配線が合うように設定し、そのハウジング同士をあわせて接続しました。
写真で言うと今なかんじです。
この場合は今までのハウジングの合体とは違い、片方はオス、片方はメスにしないと合わせる事が出来ないので注意してください。
私はこの場合アーケード電源に使われている種類のハウジングでまとめました。
今後も配線をまとめる意味でもハウジングを経由して接合する箇所がありますが、すべて同じハウジングを使用することで、購入した引き抜き工具が活躍するので非常に便利が良くなります。
モレックス(molex) 引抜工具 57031-6000
ただし電圧が強く長くかかるところにはこのハウジングよりもSEGA NAOMI本体に取り付けたハウジングの方が穴が大きく安全性にはたけています。
ただI/Oボードに給電する5V位でしたらあそこ迄太いコードでなくても大丈夫なのでアーケード電源のハウジング幅でも大丈夫です。
ちなみにこのアナログ入力のコンパネから伸びてきている5VとGNDはそれぞれ1つにまとめて引っ張って来て大丈夫です。
2Pありのコンパネだと相当数の5VとGNDコードが伸びてきていると思いますが、途中でハウジングに刺すときに2個1でかしめていき数を減らしていきましょう。
中古でコンパネを購入するとはじからある程度まとめられた状態であると思いますが、それを更に集約して私は最終的にアナログ入力コネクタに刺すときは5V一本GND一本にまでまとめました。
ただし、アナログでないスイッチ関連の方などとは絶対にコードをまとめないでください、通信情報が干渉し正常にスイッチが反応しなくなる恐れがあります。
それらを知りたい場合は説明書の配線図をみて、それぞれのスイッチ通信が同じ番号になっていることは確認してください。
例えばこの配線図で言うと。
コンパネ側のアナログ入力の通信は全て31番と51番(この数字はバスの路線番号みたいなもの)を使うとなっていますよね。
でI/Oボードのアナログ入力のコネクタの配線図はこう。
5Vの2つある口はどちらも「31」、2つあるGNDはどちらも「51」となっていますよね、つまりこの数字でまとめられているものは同じ路線上で通信を行っても問題はないというとで複数あるコードをまとめても大丈夫という事なんです。
かしめかたはこんな感じです。
2つのコードを芯線を時計回りに回しながら一つにまとめます(もっと固定したい人は半田でとめても良いです。)
それを一つのカプラーでかしめます。少し難易度が高いですが私も出来たので皆さんにもきっと出来ます!
こんな感じに2つのコードを一つにまとめれます。
それではまた続きは次回の記事のお楽しみ!
【12】2020年にSEGAのアーケード筐体 NAOMIを動かすまでの記録と詳細な設定方法や仕組み解説