⑧Jammaハーネス
私は今回I/Oボードに837-13551-92というJVSをJammaに変換する基盤を使用しましたので、Jammaハーネスが必要になりますが、838-13683-93などJVSのみで成り立っているI/Oボードを購入した人は必要ありません。
しかしI/Oボードに刺すためのハーネスは別途必要になります。
JVSのみのI/Oボード838-13683-93はこれ。
先ほどお伝えしたJAMMAハーネスが無いですよね、上下に黒いコネクタがありますが、これの長いほうが要はJammaと同じ役割で、それぞれのピンにパンチやキックなどの役目があり、そこに配線していく流れとなります。ちなみに短いコネクタがアナログ動作を管理するコネクタです。
このI/Oボードを使用しなかったのは今後の為を考えたからです。
NAOMIは既に数十年前の機体でI/Oボードも同じことが言え、これらコネクタに対応した金具などが手に入れにくいからです。
今後長く使用するうえで必ず配線を取り換えるなどの時期が来ると思うので、メンテナンスを考えると今なお使用されているJammaで賄える部分はまかなってもらおうという魂胆です。
ちなみにこちらがJVS JAMMA変換 I/Oボードの837-13551-92です。
先ほどの838-13683-93にあった長いほうの黒いコネクタが無くて、ファミコンの挿し口のようなコネクタ口がりますよね。
ここにJammaコネクタを差し込んで、アナログ入力以外のスタートやコインなどの設定をあてがいます。
こちらも先ほどと同じ上部に見える短い黒いコネクタがアナログ入力を受け付けるコネクタです。
これらである程度必要になる物の説明は終わりましたので次はざっくりとした構図です。
全体の構図としてはオーソドックスにはこんな感じになります。
今は何が何かわからないでしょうが、ざっくりとこれを頭に入れておいてください。
アーケード筐体やアーケード基盤のゲームを家するときに最も弊害となるのは配線などの知識です。
私もこれが初めはとにかくネックになりました。
前述しました通り、一般電化製品であればコンセントも充電器も何でも付属されていて、説明書さえ読めば使用できますがアーケード筐体は違います。
そもそもがアーケード筐体は大きな筐体ごとのパック販売やレンタルが主流でいわゆるメンテナンスも有料で業者がするという流れなので、非常に仕組みは非一般的な構造となっており、それはどこか社内秘といった感じで、筐体の説明書にも重要部分の記載がされていない所からも、そういった事情が読み取れます。
ですので各種作業は非常にアナログな作業となります。
長くなりましたので続きはまた次回に!
【5】2020年にSEGAのアーケード筐体 NAOMIを動かすまでの記録と詳細な設定方法や仕組み解説