SEGA NAOMIでダイナマイトベースボールNAOMIを動かすために用意したものは以下の通りです。
1.NAOMI本体
2.ロムボード(ゲームカセットの事)
3.電源
4.専用I/Oボード
5.専用コントロールパネル
6.各種コード類
7.モニター
8.Jammaハーネス
となります。(当然コネクタや電子工具など細やかモノは他にもいろいろ必要になりますがそれは記事の中で紹介します)
①NAOMI本体
NAOMI本体にはバージョンがありAからHまであります。Aが古くHが新しいバージョンです。
バージョンはロムボードの下のNAOMI基盤にEPROMがついており、そこに貼られているシールでわかります。
このバージョンは意外と大事で、古いバージョンだと新しいゲームが動かないといったことがあります。(家庭用ゲーム機でいうところのファームウエアみたいなものですね。更新しないと動かないゲームがるといった感じ)
あと、NAOMIはファミコンのディスクシステムのようにパワーアップできるGD-ROMパーツという物があり、これを装着できるのも後期バージョンのNAOMIのみとなります。
②ロムボード(ゲームカセットの事)
上記したように一般的にアーケードゲームは基盤一枚でゲームが成り立っていましたが、ある時代から家庭用ゲーム機のようにハードとソフトという形式になりNAOMIもその仕様になっていますので、プレイしたいゲームを別途NAOMI本体とは別に用意する必要があります。
ただし上記したように本体のバージョンとの兼ね合いもあるので気を付けてください。
③電源
電源はNAOMI本体とI/Oボード、等に電気を供給する物です。
初心者であればNAOMIを買えば、そこから家庭用電源のコードが出ていて、それをコンセントにさせば良いのでは?と思ってしまいますよね・・。
でも違うんです。
アーケード筐体では本体や本体基盤とは別に電源を用意して、そこから電気供給をしなくてはいけません。パソコンなどと似ていますね、
ではその電源ってどこで何を買えばいいの?となりますよね。
電源は昔にゲームセンターで使われていたアーケード専用のどでかい物がヤフオクでも沢山出ているのでそういったものを使用しても良いですし、普通にパソコン用電源を使いまわしても良いです。
今回私は前者である過去のアーケード電源を使用しました。(パソコン電源も試したので使い方は後述します)
④専用I/Oボード
I/OボードとはNAOMIとコントローラーパネル(以後:コンパネ)を繋ぐ基盤です。
これは少し特殊で、I/Oボードが不必要なアーケードゲームの方が多いほどです。
更に今回私が目指すダイナマイトベースボールNAOMIでは対応している専用のI/Oボードが必要になります。
私が知る限りではこの2つです。
838-13683-93
837-13551-92
私は837-13551-92という方を使用しました。
ダイナマイトベースボールNAOMIはバットメカとアナログスティックレバーをアナログ入力で操作するので、普通のJVS I/Oボードでは操作できないのです。
それでは長くなったので続きはまた次回に!
【3】2020年にSEGAのアーケード筐体 NAOMIを動かすまでの記録と詳細な設定方法や仕組み解説