いやはや久しぶりにレトロゲームをクリアまでプレイしました。
2はクリア済みだったのですが天外魔境JIRIAは完全ノータッチでしたので是非クリアしたいという強い気持ちを持ってプレイしました。
取り急ぎの感想としては「疲れた・・・」が素直な感想です。
実は後半に入り4度ほど「もーやらないぞ!」とプレイ放棄が何度かありました。
その理由としてはやはり決定的なゲームバランスの悪さ、が原因です。
ゲーム序盤からこちらからのダメージが1や2、長いレベリングに対してもレベル上がっても各ステータスが1しか上がらない、長い時間がかかるのに強くなった気がしない、武器や防具も新しい街に辿り着ていても置いていない時がおおく、何故か前の街と同じ装備品が置いてあったり、やっと売っていた!と喜び勇んで購入して装備してもほとんどダメージ量が変わらない、こちら主人公一人に対して3人の敵が出るし、更にその一人の敵を倒すのに3回攻撃が必要などちょっと目を疑う仕様でしたが、後半は更に酷くなります。
主人公の最大HPが250の時に与える敵のダメージが130とかざらです・・・・・。しかも結構な頻度で2回攻撃をされる、必ず先制攻撃をしてくる敵がいるなどエスカレートしていきます。
このダメージに関しては後ほど調べると、どうやら制作者のミスで防御装備の計算を入れ忘れていたらしく、このようなおかしな症状になっていたようです。ちょっと信じられませんが試しに装備を付けて外して調べてた本当でした・・・。
私が一番投げ出したのはラストダンジョン。
よくRPGではラストダンジョンに今までのボスが出てくるというのは恒例ですが、この天外魔境JIRIAはボスが何度も普通に出てくるという感じで、何とも驚きです。更にはその戦闘が異常に長い、そんな状態なのにヒントさえもない迷宮仕様とちょっと切れてしまう感じになっています。
天外魔境JIRIAは中盤以降のボスが全員同じような攻撃をしてくるのですが、その内訳が連続マヌーサという何もいやらしい攻撃でミスの応酬になります・。更に驚きなのがボスが回復魔法を頻繁に使うのです。異常に効くマヌーサを連発してくるのでなかなかダメージが蓄積されない中、主人公3人で合わせて1ターンに合計200ほどのダメージの中、平気で1200位回復する魔法を連発します。
まあ、ボス戦単発ならば我慢できますが、ラストダンジョンでこれが連戦になればもうさすがに頭に来ますよね・・・・。
それでもせっかくという事で頑張ってクリアはしましたが、感想は上記した通り「あー疲れた」です。
調べるとファミコンがドラクエ時代にこのゲームは出ていたと思えば確かにすごい事で、それは驚愕の事実です。
その後のRPGで当たり前となる、キャラボイスや、キャラの顔グラフィックなど、本当に最新鋭のシステムを早くに導入していたことにはある意味ドラクエやFFよりも先を行っていたゲームと思います。
ただ、スーパーCDロムロム本体と同時に開発が進められたらしく、それゆえゲームの作り直しが頻繁に行われたのでこのような残念な使用になった模様です。
なので今後プレイを希望される方は修正がちゃんと反映されたxbox360版の3Dバージョンで遊ぶ事をお勧めします。
まあ、しんどかったですが、とりあえずやっていなかったゲームはこんなゲームだったんだ!と感じれたことはとてもいい収穫でした!
そしてそんな気軽にベッドでのんびりレトロゲームが出来る中華ゲーム機器ってやっぱり良いもんですよね。