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IgA腎症闘病記

【IgA腎症末期患者の闘病記:21】IgA腎症治療の為の扁桃腺摘出手術を行う【各種アドバイス】

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扁桃腺除去手術を終え自宅療養、そしてまさかの再出血も経験しましたが、やはり少しづつ改善に向かっており、ここで一つ色々なまとめをしておこうと思います。
箇条書きになり見にくいかもしれませんが、どれかが悩める方へのヒントになればとずらずらっと書き綴ります。

 

「手術に持って行っておいた方がいいもの」

バケツ
手術から3日ほど続くタンや血をすぐに吐き捨てる為に必須です

コップ
タンや血を吐くのに当初は水の力が必要ですし、吐いた後の口のゆすぎに必要です。退院後はさすがに衛生的に使えないので100均で使い捨てのプラスチックコップを買いましょう

大量のティッシュ
当分は唾がいように濃くて切れませんので、ティッシュでぬぐうことになりますので大量に必要です。箱のセットを持ち込むことをおススメします

アイスノン
当初は喉がとても痛いです、アイスノンで首元を冷やすと少しマシです

紙とペン
当分話せません。意思の疎通に必須アイテムです。iPhoneなどよりもすぐに書けけるので絶対にこちらの方がおススメです。私は4日間は基本は筆談でした

おかゆにかけるおかず
当面はおかゆ以外は口を通りません、なのでせめてそれに味をつける物があると便利です。当然ですが固形はNGなので、例えば私であれば、「ごはんですよ」や「味の素」などを用をかけて食べていました。

 

「手術に向けてのおすすめポイント」

親族や彼女や奥様がいれば必ず3日は付きっきりでいてもらいましょう
喉が痛く高熱も出ます。血とタンをうめきながら搾り出すと本当に欝っぽくなります。そして全身麻酔から目覚めた時に若干パニックになりますので、ぜひとも心許せる方で落ち着かせてもらいましょう。
「何をいい大人が甘えているの!」と笑うかもしれませんが、これを馬鹿にしていると本当に痛い目にあいます。

自分なりのスピードで治癒していけばいいです
また後述しますが、ネットで扁桃腺摘出手術の検索で出てくる記事は申し訳ありませんが「嘘記事」としか言いようがありません。
あんなにカジュアルにこの手術を終えることはできません。

あの手のブログを見てこの手術を受けると、その差にあまりに絶望してしまうと思います。なので、そういった誤情報に惑わされず、自分自身のペースで進んでください。
それはとても遅いです。しかしそれがあなたのスピードです。ゆっくりと焦らずに治して下さい。
つらいつらい手術です。しかし幸いなことに1日ごとにほんのチョビットづつですが必ずマシになっていきます。その一歩を踏みしめてください。

事前に何やかんや用意しても無駄
Wi-fi契約したり漫画一杯持っていたりしてもムダです。そんなモノ見る余裕はありません。ただただ天井を見るか外を眺めることしかできません。本当に痛く高熱があるとそうなります。

 

序盤の血やタンの出し方
手術後すぐから襲うこの難関ですが、出したいけど痛くて本当に出せません。ただし私はこの方法で上手く出せました。

水を口に含み少し上を見ると水が喉に行きます。すると一瞬で嗚咽に変わります、この時自然に喉のおく汚物が引っ張り出されます。あとは水を吐き出す流れでそれをオえっと言う感じでだせば結構スムーズに出せますし、水のおかげで少しスッキリします。
ただし体質に会う人会わない人がいると思うので無理はしないで下さい。

少し元気になってきたらあご周りが以上に痛くなる期間がある
痛みを抑えるために体が変な飲み込み方を覚え(無神経の内に痛くない箇所を通して飲み込もうとするため)その結果、あごが攣るほど痛くなってくる期間があります。

更にこれを続けると連動している耳が痛くなってきます。更にには目の奥が異様に重くなります。これは食事中のみ起こります。

意外とこの症状はしんどいです。
治りは喉の痛みと共に治りますが、一旦これにはまると少し長いかもしれません。
つらいのが、初期状態よりも物が食べれるようになってから、また別の痛みや症状で食べることが辛くなると言う部分で精神的にとてもきます。

ただし、経験上「咀嚼して栄養をとる」という事が一番の回復条件なのでここは乗り越えるしかありません。コツとしては

 

1.眼が痛いほど重ければ目を閉じて咀嚼する。
2.あごが痺れてくれば口に食べ物を入れたらハシをおき、両手で両あごを思いっきり横から押して力を補充する。

 

これでかなり症状は抑えられます。とにかくこの努力をしても、噛んで飲み込むことで体はドンドン元気になります。

ここまでくればあともう少しです!!
術直後の血へどの時を思い出し、「あのときに比べれば!」という情熱で頑張りましょう。

 

さて、次回でついに扁桃腺除去手術の記事はラストになります!
【IgA腎症末期患者の闘病記:22】IgA腎症治療の為の扁桃腺摘出手術を行う【最終回】味覚障害の治し方



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