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IgA腎症闘病記

【IgA腎症末期患者の闘病記:19】IgA腎症治療の為の扁桃腺摘出手術を行う【4日目】自宅療養が始まる

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扁桃腺摘出手術後に食べた食事で喉に激痛がはしり、あまりの痛さと共に術後から固形の普通食が出ていることに疑問と不信感が爆発し、夜でしたが先生とお話しをさせてもらいました。

 

聞けば今回の一件、私への食事の指示が「腎臓病プラン」になっていて、それが扁桃腺摘出手術のあとに支給される一般的な「扁桃腺摘出後の食事プラン」とうまくミックスできない、と言う事でした。

なので、今最優先されている腎臓病食事を普通に出していたそうです。だから喉の傷なんて考えない食事だったようです。

これを読んで色々皆さんの中でも思うところはあると思います、そして私自身も当時そうでした。
ただその時に、痛みともともと喉が腫れて出ない小さな声でこのようにいました。

 

「私は誰も恨んではいません。逆に皆様には感謝しかありません。ただ、病院的に私の状態にあわせたプランが組めないのであれば、それは仕方ないので私は退院します。これはクレームとかではなく、そんな手間も取らせたくないですし、別にもう手術は終わっているので、あとは家で嫁さんに安心して食べれるお粥を作ってもらえれば誰もしんどい思いをせずに済みますよね」

まだ手術後2日という事で先生も退院許可はかなり渋りましたが、最終的には一週間後にちゃんと問診に来るという事で異例ですが急遽夜中の退院となりました。

 

扁桃腺除去手術(手術から4~5日後)

退院を3日早めての自宅療養が始まりました。
舌や喉ちんこの腫れが納まってきたのか、はたまた少しづつ出るタンが喉の奥のつまりを取ってくれ始めたのか、短時間ではありますがようやく夜に寝れる様になりました。

コツとしてはとにかく体を起こして寝ること。
背中に布団などを丸めて置き、その上に枕を設置して座椅子状態にして寝ました。
これは本当に大きな進歩ですし、何よりも体の疲れが取れる。それはイコール治癒力を一気に上げることになります。
そのおかげか喉の痛みはほんの少しマシになってきました。

 

血とタンが絡むこともかなりへったので、無理に搾り出す回数も減り、痛みを感じる事が減りました。普通にしていれば何も痛みはありません。
しかし、唾を飲むとやはり「いたっ!」と、現実に戻されます。

家では完全に砕いた野菜スープと、どろどろ水分たっぷりのおかゆ生活が始まります。
野菜は日によってニンジンやトマトメインの赤いスープや、ホウレン草や小松菜メインの緑スープといった感じで、食が細い現状でも少しでも食を楽しんで摂取するようにしました。
とにかく十分に茹でで、それを牛乳やバター、コンソメと一緒にミキサーに十分にかけてもう一度火を通す方法で作りました。
活躍したのはこれです。以前は普通にフルーツジュースにつかっていましたが、こんな活躍の場が来るとは思いもしませんでした。

しかしこれも飲み込むときが一苦労で、気合を入れて1口1口を飲みました。

熱はこの日からは37.4~37.6を行ったり来たりします。
しかしもう熱には慣れてしまって常におでこにヒエピタとアイスノンが常駐します。

正直冷えピタはすぐにカラカラになってしまうレベルで、アイスノン3個くらいを順次に凍らしては使うのハイローテーションで使用しておりました。
冷えピタは喉の左右に貼るほうが多かったですね。

 

4日目にして驚くことが一つおきます。
もようしたのでトイレへ行き、ウンチをしたのですが、良く考えるとこのウンチ4日ぶりでした。ずッと点滴だったので出ていませんでした。

入院、手術、点滴、何かテレビのドラマなどで当たり前に見るこの景色。実際自分が経験してみると本当に大変なものなのです・・・・。

 

扁桃腺摘出手術は無事終え、山場は通り越えましたがこれから経験する方のために、その後の詳細も記載しておきます。
【IgA腎症末期患者の闘病記:20】IgA腎症治療の為の扁桃腺摘出手術を行う【5日目】まさかの再出血



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