ここまでIgA腎症については、入院するところから綴ってきましたが、一区切りというところで今回を含め2回。少しアナザーストーリー的ことを綴りたいと思います。
その後はまた現在までに至る経過を詳細に書いていきますので、少し箸休めに読んでいただければと思います。
私は基本元気人間であまり病気もしませんし、風邪は寝て汗をかいて治すもの!基本我慢していれば治る!そんな気持ちの古い人間です。
実際そうやってこの、おじさんと呼ばれる年代まで生きてきました。
病院に行くのなんて本当に2年に一度のインフルエンザ感染の時くらいでしょうか。
あまりに高熱が出たときは仕方なくいく感じでした。
その時にいつも同じことを言われていました。
「尿蛋白と血が結構出てるね・・・・。まあ、でも今40°出ているしこんなもんかな~。もし治ったらまた一度検査に来てね」恒例のやり取りで、当然完治後に行った事なんてありません。
こんな俺は元気人間だ的な発想で生きてきましたが、2018年の1月頃から夜寝る時に喘息が出始めます。
もともと喘息の気はあるといわれており、たまーーに顔を出すのですが、だいたいは一日で症状が改善されるのですが、一向に治る気配がないので近くの呼吸器科に向かいましたが原因は不明。
とりあえず吸引式のステロイド剤をもらって吸うようになりました。
これが効いたのか1週間ほどで寝れるようになりほっとしていたところに、突然の発熱。
日曜日の夜に一気に上昇して40°近くになり、インフルエンザになったな・・・と、次の日の朝に近くの内科に行きましたが、その時にはもう熱もかなり下がっており、検査も陰性でした。
しかし、またここで検尿で同じことを言われます。「尿蛋白と血が出てるね・・・」
毎度のやり取りなので、私も苦笑いを浮かべる感じで、とりあえず解熱剤やらをもらって帰宅。
言われた通り帰ったらすぐに昼ご飯を食べてとりあえず指定された薬を飲みました。
そしてその夜、夜ご飯を食べて、ふとベッドに横なった途端異変が体を走ります。
今まで生まれてこの方感じたことがないレベルの強烈な鼓動。ドクンドクンを越えてドカンドカン!という感じ、本能で「あ・・・・死ぬかも・・・・」そんな予感さえする恐怖が体を走りました。
行き絶え絶えに「苦しい苦しい」と言いながら2時間ほどしたら少しマシになりそのまま就寝。
長引いた喘息に原因不明の高熱、最後は猛烈な動悸と、さすがにこれはやばいな・・・・と少し遠方になりますが大変素晴らしい先生がいる病院へ向かい、このブログのIgA腎症末期患者闘病記の1話目に繋がるわけです。
【IgA腎症末期患者の闘病記:1】初めての入院、そして腎生検
本当に直近ではこんな感じですが、実は昨年の年末からおしっこが信じられないくらい泡立っていました。
背が高いのでおしっこは基本泡立つのですが、何とか言うかとても固い泡立ちという感じで水を流しても泡立ちが消えないレベルでした。
それと軽い動悸は定期的に起こるようになっていました。
あとは深夜になると手が風呂上がりのようにむくむようになっていました。
今思えばすべてがサインだったんですね・・・。
いつまでもそのサインを平気で見逃すもんだから、さすがにご先祖さんが見かねてあれだけの原因不明の症状を起こさせて病院に向かわせたんだろうな、と今で家族全員がそれを笑って口にしますが、それは本当だと思います。
本当に病院嫌いの私。あそこまでならないと腎生検なんて受ける勇気はありませんでした。
と、ここまで、IgA腎症末期患者闘病記0のような感じを綴りましたが、次回は番外編最終回。誰にでもわかる簡単IgA腎症をご紹介しようと思います。
【IgA腎症末期患者の闘病記:8】初心者でもわかるIgA腎症を簡単に説明